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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

人生2度目の救急車に乗る!!

救急車に乗る...
人生のうちで何回あるでしょうか。

本日ねね(姉)は31年の人生の中で2回目の救急車に乗りました。

1回目はねねの腹痛です。
詳細はこちら↓


今回は同乗者です。

朝おやっさんからの電話で起き、
「具合が悪いから救急車を呼ぶ」とのこと。

自分で電話してきてる時点で今現在生命に関わるえまーじぇんしーではない事を判断。

起きてすぐに歯を磨きました。
(前回の救急車乗車の際めめに口臭いと言われたため救急車に乗る前は必ず歯を磨くと決めている)

簡単に身だしなみを整え、実家に向かうと、救急車がとまっており、近くの植木職人さんたちの車もこれから出だぜ!と車をスタンバイしており、ましてや姉夫も車で来ており、実家の前が車だらけで騒然としておりました。


「おやっさんの娘です」

と救急隊に名乗り出て、救急車同乗。

夜間救急から日中業務の切り替えの時間でなかなか受け入れてくれる病院がありません。


おやっさんはどうやら右半身のしびれがありおかしいので救急車を呼んだとのこと。

意識ないやら吐血してるなら生命危機でやばいとオロオロしますがら
これくらいなら、きっと脳梗塞(軽症)であるだろうと踏み、落ち着いて対応します。

救急車は3人の救急隊で構成されており、
運転手、助手席のアナウンス係、後部座席の患者さん対応という役割のようです。

ベテラン、準若手、若手で対応してくれました。

若手が病院に電話をかけて、受け入れ可能か確認、症状を話すと、ベテランが間違いを指摘
「右半身のしびれだよ。」

それを何回か繰り返し、しゃしゃり出るベテラン。

弱よわと電話しまくる若手。
頑張って若手!
しゃしゃベテランのせいで、のびのびと仕事ができなさそうだけどとりあえず頑張って。



とりあえず脳梗塞であれば1分でも早く治療を始めるに越したことはない。

つまった血管から先の脳細胞が壊死する前に!
そして壊死部分が拡大する前に!


なんとか搬送先も決まり、救急車発車です。


同乗者は進行方向と横向きに座りびょんびょん揺れる車に乗るので、何だか酔いそうです。

後部座席の救急隊員がとてもイケメンだったのでねねはすこし照れました。

眉毛描いてきて、ぎりぎり良かった。
可能であれば、最大限手を施した顔でお会いしたかった...



おやっさんは麻痺への恐怖からか、手をグーパーして動くのを確認していました。

それをみてねねは動くな、と確認していました。


朝の道路は混んでおりなかなか病院到着まで時間がかかります。

そんな中。


おやっさん
「トイレ...」

え?

おやっさん
「しょんべんしたい」


...まじか。


どうする?
尿瓶とかあるのかな...


イケメン救急隊員
「あと10分くらいでつきます。着いたらすぐ行きましょう」


...


おやっさん
「やっぱ無理」

...とにやりと笑った。
おやっさんに出来る最大限の配慮だったのだろう。


...



おやっさーーーん!

物理的に小便受け止められる容器がないって!

イケメン救急隊員
「小の方ですよね?」
...
「じゃあビニール袋に!」


なんて言ってる間におやっさん、モニター類バリバリ外して走行中の救急車で立ち上がる。


えぇーー!


そんなアクティブな搬送人見たことない!

凄まじい速さで立ち上がるおやっさん。


もはやねねは、えー!としか思えなかったです。


でもおやっさん的には非常事態です。


致し方ない。

「焦らないで落ち着いて」
とねねは声をかけますが、アセアセ場の緊急事態感は、えまーじぇんしぃ。



イケメン救急隊員と足を絡ませながら立ち小便するおやっさんを押さえる。


なぜ。

なぜここで。

イケメンと至近距離。

2人の目的は同じ。

もはや、共同作業。

願わくば、「初めての共同作業でーす」
と、ケーキ入刀でもしたかった。

しかし初老の小便をするおやっさんを支えるだけの、色気も艷めきも恋もときめきもなっんにもない共同作業でした。



揺れる車内


揺れるおやっさん


揺れるビニール袋


=(イコール)


小便こぼれる


ですよね笑


うまくキャッチできない小便はこぼれ、まさかの救急車の床にそそう。
 

あれ、床濡れてたっけ?傘の雫?
なんて一瞬甘いことを考えましたが、間違いなく小便でして、イケメン救急隊員に謝罪しました。


イケメン救急隊員
「大丈夫です。そのままでいいですよ」と


神だ!
かみね救急隊に、神が降臨している(しかもイケメン)!!
ねね、ドキドキ♡
でもおやっさんの小便のせいで、そんなトキメキ木っ端微塵肉骨粉です。


こういう神がみ様のために税金を払うと思えばもう文句も言えないです。

言われるがままに払います。


おやっさんはしょんぼりとまたベッドに横になり、防水シーツをかけられて搬送されました。


病院につき、すぐに検査治療が始まり、生命の危機はまぬがれました。 

おやっさん
「今日帰れるの?」というので、
医者に「2週間は入院です」と言われうんざりしていました。

ねねは、
ことの重大さに気付いたか。脳みそ死んでるからしっかり治せ、とわかりやすく言ってゲタゲタ笑いました。

こんなにも癒されない笑顔はないでしょう。



救急隊員さんに、深々とお礼をし、

いやもはや、ありがとうじゃ足りないほどの感謝です。


結婚してくれないかな。

ありがた迷惑か。

いや、迷惑だな。

いやはや、ほんと、感謝に限ります。

いやでも、やっぱ、結婚してくれないかな。

ちょっとでもいいから。


かみねの救急隊員さま、もしこのブログを読んでいたら、ご連絡くださいお待ち申し上げております。



今日のまとめ
  • 救急車に乗る時は歯磨き、トイレをすまそう
  • 救急車の中に尿取りパットがあったらほんと嬉しかった(吸水性が高いので排泄以外にも、こぼれた水気をシャムワオのように吸ってくれるから)
  • 何事も落ち着いて。なるようにしかならないので、笑う余裕くらいは持とう(お互いに)
では。