レトロ
先日大阪京橋にあるホテル千扇にて開催されたサロン・ド・千扇のあと、ウェディングドレスを着て館内で撮影していたときのことだった。 「もしかしてホテル千扇ってロケーションフォト、フォトウェディングにも向くのではないか?」と思った。 赤い絨毯、白…
世の中には星の数ほど煌めくホテルがあって、静かに消えゆく運命ならその煌めきを知らないほうが良かったかもしれないと思うことすらある。 ホテルルビノ京都堀川。3/31を持って閉館されるとのことで見ておきたい煌めきだなと思って慌てて訪問してきた。 営…
この舟に乗ってどこかに導かれてみたい気もする。いや、このままラブホという沼に舟ごと沈んでもいい。少し馬鹿な空想もこの舟なら許してくれるだろう。 ここはホテル富貴102号室「舟」の部屋である。 http://www.hotelfuki.jp/index.html テレビ出演もした…
京都の街並みはどこも趣があり駅を降りた瞬間に京都に来たんだなという喜びで胸がいっぱいになる。 京都駅から少し離れた場所にきんせ旅館という元揚屋の建築物がある。 きんせ旅館 (@kinseryokan) / Twitter 京都駅からタクシーで向かう途中運転手さんが「…
大阪京橋駅から少し歩くときらびやかなネオンの中にきらびやかな昭和旅行ができるホテルがある。 ホテル富貴は何度か訪問しているが来るたびに「はぁ」と歓喜のため息が出る場所だ。 ホテル富貴 今回の訪問は405号室。 前回訪問した406号室の隣である。 ホテ…
空が大きく広がるだけの世界にぽつんと小さなお城があった。 城の名はスカイラーク、北海道にあるラブホテルである。 全6室の小さなホテル。道中は街灯もない緩やかな道がひたすら続き他に走る車もなかったので本当にここにホテルがあるのかと不安になった。…
大きな声では言えないが、独り占めしたい遊び場というのがある。誰の目にも触れずに気の済むまで遊びたい。大人なのでその願望を忘れたふりして生きていけるけど大人だからこそたまには羽目を外したほうがいい。メリーゴーランドに乗ってしばらくはしゃいで…
海沿いの静かな国道を車で走り抜けると白いお城のようなホテルがある。 プリンセスという名のホテルは何件かあるが、今回の訪問は静岡県焼津市のホテルプリンセスです。 プリンセス 個性的なお部屋が揃うこのホテルでどの部屋に入るか決めるのはけっこう悩ん…
関西方面には憧れの地というのがいくつかあって、なかなか消化できないうちにいくつもの行きたい場所が増えていく魅惑の地域である。 1970年、大阪万博開催に合わせて開業した千里阪急ホテルも2025年に閉業予定とあり、ここ数年絶対行きたいと夢に見てきた。…
ホテル富貴の近くにこれまた昭和の雰囲気を色濃く残したホテル千扇という場所がある。 ホテル千扇 営業日は土曜日の13時~18時。時間が合わずなかなか訪問できずにいたが今回の大阪アタックで時間がとれたので訪問した。 招き猫に招かれて赤い絨毯の階段に惚…
人世のうちでどうしても1度は見ておきたいという特別な想いを寄せている場所はいくつかあり、大阪にあるホテル富貴の406号室 英国 はその1つであった。 ホテル富貴 今回訪問するとたまたま406がもう少しで清掃が終わるとのことで運よく入室することができ感…
もしもドラムが叩けたら 思いのすべてを歌にして 君に伝えることだろう とは言わないな。ドラムだもん。激しく大胆に。ピアノが弾けたら歌にするかもしれないけどドラムを叩く力強さで強引に唇を奪ってほしい。 急に何をいいだしたのかなと不振がられるのも…
昭和のおうちでしばしば見かけた籐の家具。タンスや椅子、ついたて。しなやかな曲線と優しい色味、木材とは違う不思議な家具に惹かれるものがあった。 なのでこの部屋にはどうしてもいつか行ってみたかった。籐のベッドのあるホテル港へ。 訪問すると在室で…
生きていれば憧れのひとつやふたつあって、乙女心が大きく育った私としては『猫足のバスタブ』に非常に強い憧れがあったのです。 だから本物を目の当たりにしたとき喜びやらうれしさやら、言葉で表すのには難しいものが心の奥底から込み上げてきました。 見…
ロマンスの神様がいるとしたらきっとここに立ち寄ってふっと息をかけていったろう、そんなホテルロマンス。 ひっそりとした外観だが営業している。 5号室に入ってみることにした。というのは調べてもほとんど情報がなくお目当ての部屋もなにもない、開拓とい…
どんな男の「愛してる」の言葉もこの船の前で薄っぺらいものになってしまう。この昭和の煌めきに魅せられたら私の人生で愛の言葉がさほど意味のないものになってしまった。つくづくそう思わされる場所がある。 何が起きても気をしっかり持ってね、と意気込ん…
黄金色の稲穂がそよそよと揺れる田園地帯の真ん中にぽつりとお城のような建物がある。 ここは岐阜県安八町、ホテルサンエイト。 ガレージタイプのお部屋で駐車場を抜け2階へ進む。 けっこう急な階段だ。 赤い扉を恐る恐る開けてみると ピンク色のスリッパが…
昭和ラブホ巡りのおもしろいところは「こんな場所にこんな秘宝のようなお部屋が!」と度肝を抜かれるところだと思う。 ビュー浅間もそんなホテルである。訪室して風呂上がりにビールで喉を潤すような「ぁあ~っっ」という声が出るとか出ないとか。それは訪問…
美しい貝殻のベッドで人魚姫のように眠りたい、そんな乙女心を叶えてくれるホテル、名をファンタジアという。 熱海駅と湯河原駅の間の海沿いの国道を行くと真白いお城のような外観の建物が見えてくる。 人魚姫のお部屋は12号室。 乙女心をくすぐると聞いてや…
夢の城、と聞いて頭に何を思い浮かべるか。私はこんな城を思い浮かべた。 そう、ここはラブホテル。夜分に到着した我々を薄い緑の光が歓迎した。 光に吸い寄せられ我々が向かったのは13号室。 中では青い青い光が煌めいている。 夢の城。 あぁ夢の城。 平成…
私はどうしてもこの輝きに引き寄せられる運命なのかもしれない。昭和ラブホテルの輝きが頭にこびりついて離れない。その光を目に入れればようやく満たされる、そんな性分も悪くないと思っている。 熊谷駅から徒歩3分。迷うことなくたどり着ける。 なにせ駅を…
何かが起こるような黒いムード… 期待と興奮に愛の矢が射られます その部屋はシャルマン336号室、ブラックエンジェル。 いつでも扉を開けば目映い昭和の光が見られると思い込んでいたが、いつでもその光は一瞬で消え去るということを思い知らされた。このたび…
高速道路の脇にひときわ目を引くお城のような豪華な建物があって、昭和後期生まれの子どもたちは「お母さんあれ何?あそこ行きたいなぁ!」とか言って親を困らせたことがあるのではないかと思う。 その頃の子どもが今や大きくなり「あの頃見たお城」に訪れる…
昭和ラブホを巡り始めて数々の個性豊かなベッドに度肝を抜かれてきた。度肝抜かれランキングがあるとすればこのベッドは上位に入ると思う。 栃木県にあるガラスの城104号室、馬車ベッドのことである。 room | ガラスの城 このベッドは馬車のように動きはしな…
那須ののどかな道を行くとガラスの城というラブホテルがある。 窓を開け爽やかな風を浴びながらドライブした後にたどり着くならこんなロマンチックな城がいい。 room | ガラスの城 ガレージタイプのお部屋。107号室に入る。(※退室時に撮った写真なので車を停…
その部屋を目の当たりにしたとき喜びや嬉しさといった感情のダムが一瞬で崩壊し「はぁ」とため息をついてから「すごい」と言って跳び跳ねて喜んだ。 ホテルナポレオンルイ13世の部屋のことである。 この類い稀なる昭和ラブホテル、ナポレオンの部屋のなかで…
ここに来たのは運命だったのかもしれない。大げさな言い方だがあれよあれよと話が進み導かれるようにやって来た。全ての運を使い果たしてでも来てよかった、そう思えるホテル、それがナポレオンである。 ホテル ナポレオン いつか行ってみたいと思っていたが…
八戸を旅するならどう旅するか。パラパラと旅行雑誌をめくりまぁなんとなく行ってみるかと歩いてみたら好きなものがギュッと詰まった楽しい町だった。 12:00 八戸駅着 新幹線を降りたらシンとする寒さでまだ10月だというのにコートとセーターを着込んだ。 駅…
ひょんなことから青森へ行くこととなり、そういえば青森には元遊郭の旅館があったなと本を開いてみたら新むつ旅館が目にとまった。 新むつ旅館 (青森県八戸市) ちょうど行動範囲内の場所にあり、いつか行ってみたいが今なんだろうなと宿泊予約の電話をかけ…
そこはシルエットロマンスという昭和の歌謡曲がよく似合う場所だった。 青森県十和田市にある里ノ沢というラブホテルである。 ホテル 里ノ沢(サトノサワ) : 青森県・十和田市 - ハッピー・ホテル 青い空によく映える看板である。 赤い屋根のガレージタイプ…