ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

ホテル富貴にて見学撮影会&ミニ火曜サスペンスごっこ会を開催します

ホテル富貴さんは、私がラブホ巡りを始めた頃に訪問しそのきらびやかさの虜となったホテルです。


ホテル富貴

 

ホームページにも記載があるとおり、2023年3月現在ボイラーの故障によりお湯が使えなくてもいい人の利用のみ受け付けています。

普段混んでて入りにくい大きなお部屋の方も空いていて入りやすいので昭和ラブホファンの方はこの機会に是非です!

 

と、いうことで、ホテル富貴のガラス、舟、中華、ローマのお部屋を貸し切りにして、見学撮影会&火曜サスペンスごっこ会を兼ねた『サローネ富貴』を開催することになりました。
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●4月1日(土)

①11:00〜13:00 2組

②13:30〜15:30 4組

③16:00〜18:00 2組

1組1〜6名様くらいまで、各部屋30分ずつのご案内となります。1組ずつの入室となりますので、室内での撮影をご自由にお楽しみください。

スタッフはシャッター押しなどお手伝いします。お気軽に声をかけてください。希望がなければ入室しません。

 

●火曜サスペンスごっこ体験

希望がありましたら各部屋で火サスごっこのポイントなどお伝えしながら体験していただけます。

2階フロアに火サス衣装の用意がありますのでご自由にどうぞ!

 

●火曜サスペンスごっこ展 

ホテル富貴、千扇で撮影した写真を展示します。衣装と併せてお楽しみください。

 

●入場料

お1人様 4,000円となります。当日現金でお支払いください。

一般的なイベントに比べやや高いと思われるかもしれません。各部屋休憩が3,100円〜となっているので、お得に回れる機会ではあります。ちょっとずつたくさん見たいという方にオススメです。

 

●各部屋見どころ

ガラス
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三面鏡やレトロな肩たたき機があるお部屋です。是非座ってお疲れの肩をほぐしていってください。

 

奥行きのある和室にどどんと鎮座した舟。予想以上に大きな舟です。これはぜひ間近で見てほしい!浴室も推せますね。
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ローマ

なんといってもこのローマ神殿のようなお風呂がみどころ。私はこれは一生に一度は見ないと!!とはるばる訪問しました。一面の赤いタイルも圧巻です。
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中華

オリエンタルでエキゾチック〜!赤が多めのお部屋なのでとにかく映えます。

シャンデリアや格子扉なども中華風なので異国情緒溢れる世界です。昭和ラブホのチャイナ部屋もそこまで多くはないので貴重です。
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日本、ローマ、中国を旅するかのような部屋をチョイスしています。大阪京橋でパスポートのいらないプチ海外旅行気分をお楽しみください。

 

ご予約は各種SNSメッセージか、こちらのお問い合わせフォームより。

希望時間、人数をお知らせください。

https://aboutme.style/sakamotwin


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マスク着用が自己判断になり、少しずつコロナ前の生活に戻ろうとしていますが、光熱費高騰や集客の減少からこの3年間で閉業した昭和ラブホは少なくありません。社会に活気が戻ったとしても1度閉業してしまえば復活することはないでしょう。

なるべく多くの場所を見たくても個人では限界があるし、行かぬまま閉業してずっと後悔してるホテルもあります。もう、「行けるうちに行け」としか言いようがありません。公になることはない文化遺産だと思っています。

 

昭和ラブホはおもしろそうだけどラブホに入るのは緊張するな、とか1度行ってみたいと思ってるという方にもぜひお越しいただきたいです。もちろん富貴に来たことがある方もない方も。

 

色んな方の写真がSNSなどを通じてたくさんの目に止まればいいなと思っています。ここに来たいなとか、面白い場所だなと興味を持ってもらいたいです。

サロン・ド・千扇ではたくさんの方がホテル千扇の写真をアップしてくれて、皆様の目を通して見るホテル千扇が新鮮で色んな視点を楽しめたのが嬉しかったです。今回のサローネ富貴でもそのような体験ができればなと思います。

 

 

新年度に切り替わる時期でお忙しいと思いますが、ぜひホテル富貴に足を運んでもらってうっとりするような非日常体験をしていってください。ご予約お待ちしています。

 

ホテル千扇ペアフォト撮影会してきました

先日大阪京橋にあるホテル千扇にて開催されたサロン・ド・千扇のあと、ウェディングドレスを着て館内で撮影していたときのことだった。


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「もしかしてホテル千扇ってロケーションフォト、フォトウェディングにも向くのではないか?」と思った。

赤い絨毯、白い壁、クラシカルな装飾、重厚感のある木の手すりなど、初めて訪問したときは東京国立博物館に来たかのようなときめきを感じた。

そのレトロで趣のある空間でドレスアップした写真を撮ったらどんなにいいだろう。これは善急(ぜんいそ:善は急げ)案件。イベントが終わった余韻に浸る間もなく撮影会の段取りを組み始めた。

 


ホテル千扇

 

 

○ペアフォトのお相手は?

ここで問題になるのはペアフォトの相手である。

ねねには恋人がいない。最近気づいたのだが、人と共存していくことに向いてないようだ。同居のめめ(妹)に言わせると「とにかく自分勝手、雑、人の言う事何も聞かない、人と暮らすのに向いてない、臭い」

とのこと。婚活10年以上頑張って結果がこれなので婚活頑張っていた過去の私に「努力はぜーんぶ無駄でーす🤪」って言ってやりたい。

というペアフォトから1番遠くにいる存在なので嘘を作り上げるしかなくなった。男性モデルを探して頼みにくいお願いをしなければならないので気が引けた。

実際にお会いしたのはイベントのときくらいでちゃんとお話したことはないけど毎日Twitterにいるぱせ岡さんという方に連絡して見たところ「楽しそう」とのことで参加に了承が得られほっとした。

 

○嘘を撮ってくれるカメラマンはいずこに?

となると今度はカメラマンである。

イベントにも来てくれたかぽさんという方が頭に浮かんだ。いつもSNSでお写真拝見していて、柔らかな光が在りし日の輝きのようでそれがとても好きなのだ。こちらも快く引き受けてくださりトントンとことが進んだ。ありがたい限りである。

 

○ならばドレスを

ずっとほしいなと思っていたヴィンテージのウェディングドレスが10%オフとなったので即買いした。ハイネックのレースのデザインが素敵なドレスである。独身でいることは全く構わないし受け入れているのだが、心の中の乙女が「ドレス着てみたい」と叫んでいる。買うタイミングだったのだろう。時はきた。それだけだ。

 

○ぱせ岡さんのセットアップも

ウェディングドレスを急に着たらぱせ岡さんもドン引くだろうと思い、赤のベロアのイブニングドレスを着ることにしたため、それに合うレトロなジャケットを高円寺に探しに行った。

その際今回の撮影会のいきさつやホテル千扇についてお話した。とくに驚くことや引くこともなく淡々と話を聞いてくださったし、古着屋でジャケットを何枚も着せ替え人形のように着せられても穏やかに対応してくれたので助かった。いい感じのレトロなジャケット、さり気なく赤ベロアの蝶ネクタイなどを入手した。いつも女性用の服しか見ないので男性用の服を見るのはとても楽しかった。

 

トリアノンのお子様ランチで撮影会の日の人権を買い取る。
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○撮影会前日

先のブログにも書いたが、ホテルルビノ京都堀川という観光ホテルが3月に閉業とのことで滑り込みで訪問してきた。

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不思議な空中回廊のような階段など見どころたくさんでカメラを持ってあちこちウロウロした。閉業前のひっそりとした雰囲気が寂しい気持ちにさせる。

 

近くには旧京都府庁や警察本部がある。遠い昔京都の人と付き合っていたときにここへ来た。あなたがいなくても私はひとりでここへ来られるのよと誇らしげに歩く。本当に逞しくなったよなぁこの10年で。

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○ホテル富貴へ

http://www.hotelfuki.jp/

現在ボイラーが故障しており、お湯を使わないでもいいお客様の利用のみということで、普段混んでいて入りにくい大きなお部屋を訪問した。

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ガラス↑

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中華↑

どちらもネットで写真を見たことはあったが実際に訪問してみるとあっと息を呑む凄みがあった。写真を見て来た気になってはいけないと初心に戻らされたし、同じホテルなのにこんなに趣の違う部屋があるという遊び心に触れられてよかった。

気づけば昼から日が暮れるまでどっぷり撮影を楽しんだ。

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何をしてもキマる部屋なのだもの。

 

その後マッサージ屋に行ったりホテルの大浴場でどっぷり湯に使ったり明日へのコンディションを整え就寝した。

 

 

○撮影当日

さすがにいつものようにぐしゃぐしゃの頭で行くわけには行かずにヘアサロンへ。火サスするときはとかさないボサヘアが1番なんですけどね。

ちょっとややこしいオーダーをしてしまいセットに40分…美容師さんには申し訳ないことをしてしまったと反省してます。ごめんネ…。見違えるようにきれいな頭になりましたよ。ありがとうございます。

 

○またホテル富貴へ

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千扇での撮影までもう少しあったので舟のお部屋へ。こちらも素晴らしい部屋でした。そしてせっかくだからと舟、ガラス、中華、ローマのお部屋を貸し切りにして見学撮影会を開催することにしました。

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4月1日(土)サローネ富貴です。ご予約は各種ねねのSNSメッセージへ。よろしくお願いします。この4部屋はとにかく実物を見てほしいです。

 

○ホテル千扇へ

時間となり千扇での撮影会開始です。ざっくりとした撮っていただきたい写真の話をし衣装を着て口紅を塗ります。うわー久しぶりの口紅だぁなんてワクワクしたり。こういう時間は無理してでも作ると本当に高まる。

 

今回のカメラマンかぽさんに同行してくれたのはかんさきさん。ご夫婦の息のあった撮影が開始されました。
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※かんさきさん撮影

 

2人体制だとこのようなオフショットも撮れるのでありがたいです。ちょうど撮れた写真を確認してキャイキャイしているところ。

 

○ぱせ岡ぱせ志という男

この男、絵になる!

どこに立っても何を着てもどんなポーズをしてもこなれていて洒落ているのです。昭和レトロな空間でメンズファッション誌の撮影をしているのかと思うほどの良さ。

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もしかして昭和ラブホで男性ポートレートって良いのでは?と私もカメラを構えるほどに。クールな眼差しがいいですね。全国の男性モデルをお探しの皆様、私はぱせ岡さんを推しますね。

というかサスペンダーや蝶ネクタイなど癖に刺さる出で立ちで鼻血が出てもおかしくない状況でした。サスペンダーは…いいぞ。

 

○かんさきさん

昭和ラブホのお写真を撮って展示をされたりしています。

かぽさんとの掛け合いがもうベテランの餅つきペアみたいな素晴らしさで、息をするようにツッコミとボケが成立していました。全くの他人同士がここまで関係を作って一緒にいることが自然というお手本を見せてもらったようにも思えます。

この空気感があるからかぽさんが撮られるかんさきさんの写真が生き生きしているんだなぁと思うんです。愛のある写真ていいですよね。

 

またぱせ岡さんの衣装調整など細やかな気配りもしてくださり助かりました!

 

○かぽさん

この人にお願いしてよかった、そう思える写真ばかり出来上がってます。


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もうね、人生で1番いい写真。これは遺影にしてほしいですね。「ねねさんを撮ってみたい」というお気持ちを持ってくださったことが何より嬉しいかったです。いやほんとこんなおばはんですんません!という気持ちでいっぱいですが、撮影中もたくさん褒めてくださり、一生分の褒めを享受しました。

私もかぽさんの光に包んでもらえて光栄です。

たくさんお話しながら撮影が進んだので、かしこまった顔と笑顔の写真が半々くらいあるのも嬉しいのです。

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途中話しながら、もしかしてかぽさんと腹の色が同じ色してる部分あるかも、と思ってみたり。腹を割って話したら5時間くらいあっという間に溶けそう。そんな楽しさもあり撮影会はあっという間に終わりました。

 

 

撮影後は即帰宅を余儀なくされていたので皆さんと別れるのが名残惜しくありましたがワサワサと新幹線へ。

座って落ち着いた頃、「あぁ、なんか今まで突っかかっていたものがするりと解けて人生に悔いがないな死んでもきちんと成仏できるよ」と未だかつて経験したことのない穏やかな気持ちに包まれました。

きっと自分の本当に撮ってみたい写真が納得できる形となったからだと思います。 私をこんな気持ちにさせるなんて…かぽさま、ありがとうございます♥

 

普段死んだふりの写真ばかり撮っていますが、本当はペアフォトとか、人と人との関係がある写真が撮りたい、もしくは撮られたいのです。本名も知らぬ謎の男ぱせ岡さんと一緒に火サスしたり楽しかった時間を写真に収めてもらえ満足感がありました。


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これは火サスを撮り終わったあとの満面の笑顔写真。火サス撮ったあとって皆さん笑ってるんですよね。不思議。

 

写真っていいなと改めて思ったり。今回の写真は冥土の土産にしよっと。

 

 

というわけで長くなりましたが、ホテル千扇でのロケーションフォトはいいです。ベリーグッドです。
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レトロでクラシカルな場所で写真を撮ってみたいとお考えの皆様、ホテル千扇で撮影してみてはいかがでしょうか?

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きっと素敵な写真が撮れることと思います。
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ホテル千扇へのお問い合わせは各種SNSや公式ホームページより。

https://twitter.com/hotelchisen?t=z-Kg2qNBlEGojWz_UBdkxw&s=09

いつも親切に対応してくださるので私も助かっています。気になる方はぜひ!

 

さよならルビノ京都堀川

世の中には星の数ほど煌めくホテルがあって、静かに消えゆく運命ならその煌めきを知らないほうが良かったかもしれないと思うことすらある。

テルルビノ京都堀川。3/31を持って閉館されるとのことで見ておきたい煌めきだなと思って慌てて訪問してきた。

 


営業終了のお知らせ | お知らせ | 京都市上京区のホテル ルビノ京都堀川

 

二条城から徒歩10分ほど。ひっそりとした場所にある。


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到着が遅くなり夜の外観から。


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フロントのゴージャスさも消えゆく光だと思うとどこか物悲しい。

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フロアに反射する天井の光がまるでここが今ではないような光でしばらく見とれてしまった。


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ロビーの紫の絨毯。奥には漫画コーナー。f:id:sakamotwin:20230312132438j:image

早くにチェックインしてどこにも行かずにここで漫画を読むのもいい。

 

お部屋は6階。
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くねくねと曲がる廊下を進むのが楽しい。
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今回はツインのお部屋。
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広々として立派な観光ホテルだ。
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水回りは新しく使いやすい。
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さて、夜のコンビニへ行きつつ館内をうろうろしましょうか。人生で1番好きな時間。夜の京都はいくら歩いても楽しい。

 

●館内へ

フロントの上にバルコニーのようなフロアがある。

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2階から。
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ここのエスカレーターは閉鎖されているがゴージャスな雰囲気はまだまだ現役。

シャンデリアは一部点灯しないが、この輝き。f:id:sakamotwin:20230312134507j:image

お花のような形から垂れ下がる光の糸。
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圧巻でした。

 

階段の角は柔らかなアーチ。

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宴会場があるらしい。
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お手洗いの看板はどことなくレトロ。f:id:sakamotwin:20230312134851j:image

さて。
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この独立回廊のような階段を見て膝から崩れ落ちました。

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なんて美しいのでしょうね。
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夜の館内探検はここまで。明朝また。f:id:sakamotwin:20230312140918j:image 

 

朝はパンとコーヒーのセルフサービス。
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コーヒーカップが保温庫に入っているのとてもいい。
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円形のテーブル。中にコックさんが入ってて調理していたのだろう。
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過ぎ去りし日をただただ見送るレストラン。
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朝になったらあのシャンデリアがついていた。
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この光には敵わない。

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いつかまた会いたいけども。
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また会えればいいのだけど。
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夢のような昭和の観光ホテルで。
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さよならルビノ京都堀川。

 

2023年3月訪問

 

ホテル富貴102号室に潜入

この舟に乗ってどこかに導かれてみたい気もする。いや、このままラブホという沼に舟ごと沈んでもいい。少し馬鹿な空想もこの舟なら許してくれるだろう。
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ここはホテル富貴102号室「舟」の部屋である。

http://www.hotelfuki.jp/index.html

テレビ出演もしたことのあるホテル富貴の顔のようなお部屋だ。
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扉を開けると


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まず目に飛び込んでくる大きな舟。

そして部屋の広さだ。


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レースのカーテンがひけるので淡いシルエットがムーディである。

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部屋の脇には吊り下がる照明と玉砂利。

気分の上がる部屋である。

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三面鏡は嫁入り道具のようなしっかりした作りのもの。
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見上げた照明もいいデザイン。写真をとるべきところが多すぎる。(歓喜

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さていよいよ舟のベッドへ。

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どどん!
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凛とした横顔!
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良すぎる!
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舟のヘリにはロープまで。船着場でロープまかけるもんね。こういう凝り方がさすが昭和だと思う。

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舟は思っていたよりもかなり大きく圧巻!
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壁の絵はレトロさを通り越した芸術品。

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洗面所の向かい合った電気がかわいい。
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お手洗いにはまあるい小窓。
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浴室とつながってます。
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さて、浴室なのですが、
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悶絶してしまいました。このタイル!素晴らしすぎる!

浴槽のへりの浅い部分はやはし謎エリアなのですが、赤と白黒のモダンさがおしゃれです。和舟から想像もできない浴室でした。
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手前の壁タイルも素敵。

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浴室とベッドルームはカーテンで目隠しできますが曇りガラスというのもまたいいですね。f:id:sakamotwin:20230305222703j:image

静かなひとときを過ごすならここがいい。f:id:sakamotwin:20230305223117j:image

飴色の光に溺れた朝。

 

2023年3月訪問

 

 

【追記】

現在ホテル富貴さんのボイラーが故障中ということでお湯と暖房が使えない状態で撮影のお客様をお通ししている状況だそうです。

普段大きなお部屋が埋まっていることもあり希望の部屋に入れないこともあるのですが、現在は比較的どの部屋も入りやすい気がします。

私などはラブホに行くときは撮影するのみなので、お手洗いと洗面所が使えれば十分で、お部屋にヒーターもついていて不便なく利用させてもらいました。シャワーは使えないけどちょっとした撮影スタジオと考えてみるのも1つかもしれません。

 

ボイラーの故障が直るのを祈っております。それまではこれを期にホテル富貴さんに行ってみたいという方にぜひ利用していただければと思います。

 

夜はもちろんネオンがついていてきれいですよ。
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舟のお部屋には朝方伺ったのですが、ホテルの方が丁寧に水撒きをされていて、いつも通り日々が続いていることがありがたいやら尊いやら色んな気持ちが溢れてきてしまいました。

 

 

私も火曜サスペンスごっこ会撮影会として4月1日にイベントを予定していますので興味がある方はぜひお越しください。

 

 

 

 

 


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ホテルカレン512号室に潜入

スタイリッシュな車のベッドで素敵なドライブ気分、というコンセプトがあったかなかったか。

大阪には不思議なベッドのラブホテルが多いと思う。
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ホテルカレンもそのひとつ。

今どきにリニューアルされつつも、おもしろい部分は引き継いでいるホテルだと思う。

 


512号室 ホテルカレン cullen | 大阪京阪ホテルズ 京橋 ラブホテル(ラブホ) KEIHAN HOTELSオフィシャルサイト 京阪・京橋最大級のレジャーホテル・ラブホテルグループ

 

フロントは無人。タッチパネルでお部屋を選び入室する。車の部屋が奇跡的に空いていたのが嬉しかった。

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エレベーターで5階まで。


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入室すると黒い幕のかかった扉がある。


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ベランダ…?


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おっ!

ベランダ。出ていいのか分からずできれば出てみたかったけど怒られたら嫌なので見るだけ。

 

歩みを進めるとメインルームの車ベッドです。
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ホームページに載っているものよりギラっとシンプル。アーバンな感じです。

 

洗面所
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アメニティしっかり目に揃ってます。
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お風呂もスタイリッシュ。

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黒を基調としているのでシックで妙に落ち着きます。
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テーブル上にはアルコール消毒綿。
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今の御時世これはありがたいですね。


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ベッドが車なだけであとは完全に今どき。


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ベッドヘッドの照明色チェンジできるので部屋の雰囲気はだいぶ変わります。

ピンクだとこんな感じ。
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私は青推し。

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部屋照明をつけて天井のストライプをキリッとキメるのもよし。印象がだいぶ変わります。

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部屋の中にタイヤがあるのって結構面白いなと思ってまじまじと見てしまう。

ベッドの上に乗ってみてもへしゃげるタイヤではなかったので安心。ちゃんとしてるみたいです。


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帰りはお部屋の自動精算機で。
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奥で那部さんが写真を撮ってます。サロン・ド・千扇のプチ打ち上げをしていたのです。

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5階のお部屋は2部屋しかないみたいで広々していてよかったです。

昭和ラブホと言われるものが次々に閉業していく中、このようにスタイリッシュに令和に引き継ぐというのもひとつの方法なのかなと考えてみたり。

シンプルなお部屋は手入れしやすいですが、こういう面白みのあるお部屋もたまにはいいねというニーズがあることを願います。

 

2023年1月訪問

サロン・ド・千扇/火曜サスペンスごっこ展を開催します。

この度さかもツインねねのライフワークとも言える火曜サスペンスごっこの6年間を記念して、大阪京橋ホテル千扇さまにて1/29(日)11:00〜18:00「サロン・ド・千扇」を開催します。

 


レトロホテル探訪イベント サロンド千扇

↑詳細はこちら

 

いつかは火サス展示会をしてみたいなと思っており、昨年ホテル千扇を訪問した際あまりの美しさに惚れ込んでしまいました。


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この階段なんか東京国立博物館の大階段みたいと思って感動して実際の東京国立博物館の階段を見たら似ていて
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観光ホテルでもない個人の小さな連れ込み宿で、クラシックとレトロの間のような素敵な建築をされて今も維持されているとに胸が熱くなるんですよね。

 

ホテル千扇さんはイベントもやっているとのことで、火曜サスペンスごっこ展をしたいと申し出たところ快く受けてくださり開催に至りました。

 

ラブホテル写真家の那部さんとイベント同時開催です。

 


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火サスの薄い本も販売しますので、ご都合よろしければぜひお越しください。お待ちしています。

きんせ旅館に宿泊

京都の街並みはどこも趣があり駅を降りた瞬間に京都に来たんだなという喜びで胸がいっぱいになる。

京都駅から少し離れた場所にきんせ旅館という元揚屋の建築物がある。

 


きんせ旅館 (@kinseryokan) / Twitter

 

京都駅からタクシーで向かう途中運転手さんが「京都は戦争で焼けなかったから100年以上昔の建物がちらほらあるんだよ」と話してくれた。戦火が奪っていったものの大きさと、歴史ある建物を維持する人の手に思いを馳せながら夜の静かな京都を走り車はきんせ旅館に着いた。

 

入ってすぐステンドグラスと足元の泰山タイルに心奪われました。
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来てよかったとしみじみする美しさ。

 

1階はカフェバーとして、2階は1日1組の宿泊施設として営業しており、運良く予約が取れたので宿泊する運びとなった。

 

お店の人に2階を案内してもらい宿泊についての説明を受け、荷物をおろして一息ついたところで簡単な夕食。

揚屋の貴重な建築物で家のようにくつろぐという贅沢さ。

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同行のKさんとキャイキャイしながら食べました。

 

その後1階のカフェバーへ。

レモネードと焼き立てのクッキーを頂き、コロナ禍でおしゃれなカフェなどしばらく行けてなかったがこの空間に身を置いたらこういう夜も人生には必要としみじみしてしまった。
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優しい飴色の光がゆらゆら揺れる。

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ステンドグラスが静かに光る。
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他のお客さんもいなくなり、ゆったり写真を撮らせてもらった。

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すみずみまで離れがたくなるような見事な凝りよう。


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洗面所や
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お手洗いまで
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どこをとっても美しい。

閉店時間も差し迫るので終わらせたくない夜にいったん区切をつけてる。

 

近くの島原温泉へ。
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旅先の銭湯もまた喜ばしい。ささっと京都の湯にくぐれば遠くに来たという爽快感が身体を突き抜ける。

 

島原の門をちらっと観光。
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コンビニで翌朝の食事を買って帰宅。


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夜間は宿の人が不在となるので鍵を持って外出する。外から見たさっき夕食をとった部屋から飴色が漏れていてここに帰れるということが気分を高揚させた。

 

 

1階はクローズされておりひっそりとした消灯後の様子。

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メインルーム。
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寝室。
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洗面所。
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浴室。
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水回りは宿泊するにも心地よく使えるようになっている。

 

お手洗いとレトロな洗面所もあり、
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豆タイルの洗面所はやはりいいよなとしばらく眺めてしまった。
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おくの扉がお手洗い↑
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玉すたれも「あ〜懐かしっ」と嬉しくなる。

 

中央に小上がりというか小さなお部屋があり秘密基地みたいで楽しかった。
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位の高い人が遊ぶお部屋だったのかしら?
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見どころはたくさんあるけど夜もふけてきたことだし寝ましょう。

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また明日。
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おはようこの世界。
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夜とはまた違う色。

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しんとした静かな朝を迎える。
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ここで夜を過ごした人は時間が止まればいいと思ったはず。
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帰りたくないからそう思う。

 


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ひとときの夢から覚めたから現実に戻るとするか。f:id:sakamotwin:20230115225535j:image


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さよなら愛しき京都よまた会いに来るね

 

2022年6月訪問