ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

ホテル富貴306号室に潜入

気持ちが重ための女なので好きなものや場所には重たいと言われそうなほど好きになってしまうことがある。

ホテル富貴もその1つで何度訪れても毎度好きが溢れて目が輝いてしまう。暗い話題が多いこのご時世にあいも変わらず輝き、かじかんだ心をそっとほぐしてくれる。

 

今回は小さい部屋を訪問。

富貴といえば大きい部屋だが、小さい部屋もある。フロントで部屋番号を伝えられエレベーターで3階へ。

 

こちらへどうぞ、の誘導灯のとおり迷路のような廊下をくねくねと進む。
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この時点でかなりワクワクしている。
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この廊下はずっと歩いていたい気もする。
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大きい部屋のときはこちら側に来ないので、この廊下目当てで小さい部屋に入るのもおすすめである。f:id:sakamotwin:20221203230607j:image

廊下が緑から赤へ切り替わる瞬間。

 

さぁ306号室が見えてきましたよ。
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いざ入室。

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和室のようでベッドがある和洋折衷なお部屋。
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赤い座布団横に並べてありそっと肩を寄せ座る恋人たちもいただろう。向い合せよりも横並びのほうが二人の距離感としてちょうどいい。
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ベッドルームはシンプルめではあるが、
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壁にかけられた絵やランプが昭和のお家のようでノスタルジックな気持ちにさせる。
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ベッドルームから見た洗面所。f:id:sakamotwin:20221203232025j:image

ふすまに格子があってひとつひとつに手が込んでいるのがよくわかる。

 

昭和~平成初期にかけてはこういう洗面ユニットが主流だったのでは。
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歯ブラシしまうところが懐かしくってたまらない。

 

お手洗いは和式。
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ホテル富貴小さい部屋のお風呂はとてもいいですよ。
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この見事なタイルをご覧ください。f:id:sakamotwin:20221203232531j:image

P型?というのかはわからないけど絶妙なカーブの効いた浴槽。腰掛ける段差もあります。

 

浴槽の深緑、洗い場の黒+水色、差し色にえんじ色。遊び心があっておしゃれで、いい湯だなのリズムでいいタイルだなと歌いたくなる浴室だ。


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外から雨が強まる音が聞こえる。

雨音が心地よくなる部屋でした。

 

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帰りは階段で。

 

吹き抜けの階段。
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この階段は歩くだけで特別な気分になれる。

視覚を好きでいっぱいにできる場所や時間があることは大事だとつくづく思う。はぁ、ホント好き…(気持ちが重ための女が相手に聞こえるようにわざと言うときの口調で)

 

 

2022年 11月訪問

北の大地が仕掛けてくる 4日目最終日

稚内の朝は完全に冬だった。曇り空に小雨が混じり石油ストーブのかおりが漂う。

 

食堂に下り朝食をとる。今日の午後には飛行機に乗って東京に帰るので荷造りをしっかりする。こちらは10℃くらいしかないのに東京は25℃近くになるという。ダウンコートの下は半袖ワンピースのつもりでいたけどもあまりにも寒いのでババシャツを着るというとんちんかんな格好をすることになった。今日も今日とて北の大地が仕掛けてくる。気温差の仕掛けは答えを出すのが難しい。

 

 

午前中の観光は宗谷岬まで。いよいよ最北端。途中あ、ここが最北端のマックだね、とか最北端のカーブスだねとか言いながら来た。稚内の町を抜けると本当に何もないというか、海から空までグレーの同じ色が続き、季節柄も相まって生き生きしている色がひとつもなかった。
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どんよりとした草木と空が延々と続きこのまま死後の世界に行ってしまいそうな気がした。よく絶景なんか見れば天国みたいともてはやすが、私はこの道のほうが死んだあと行く場所に相応しい気がする。

 

↓こちらは9月に行ったら上高地。天国みたいといつも思う。
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30分ほど車を走らせて宗谷岬に到着。
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これが最北端かぁ〜!

と達成感に包まれる。最果ての地に来たときのこの高揚感。きっと人生でこの体験はずっと輝き続けると思う。

 

はい記念撮影(撮影那部さん)ババシャツでてる。
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海風がべらぼうに冷たく肌をガンガンさしてくる。

けど撮らずにはいられないよね、火曜サスペンスごっこ

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旅のしめのツーショットがこれである。いい女子旅をしているでしょう。

 

小高い丘の上に灯台があるのでそちらにも。
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階段で息切れ。さすが最北端。酸素薄い(薄いわけない)
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旧海軍望楼。
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こんな果の地にも戦争遺跡があるとは。f:id:sakamotwin:20221030205429j:image

中もちらっと。

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豊かな時代になるまでにどれだけの犠牲があったのだろうか。平和をただただ祈るのみである。f:id:sakamotwin:20221030205718j:image

灯台は中には入れないので外観のみ。

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夕方かと思うような暗さですがまだ午前中です。11時。

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ゆっくり観光したいところですが、寒さと飛行機の時間の関係でここらで終了。

 

4日間お世話になったレンタカーともそろそろお別れ。旭川からよく来たね。ガソリンはまだあるけとだいぶ使った。途中ガス欠にならなくてよかった。ガソリン足りてよかった。
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お互いの功労を称える。よく来たねと。

行きたいラブホとか、閉業したラブホへの思いとか、色んな話をした。那部さんとは青森のナポレオンに行ったらときからの付き合いでまだ2年ほどしか経っていない仲なのだけど同じ気持ちでこの旅に挑めてトラブルなく全行程終了したのはすごいよなとしみじみ思う。

ここで那部さんは稚内から札幌に向かうとのことで稚内駅周辺で解散となる。

 

 

稚内の町まで戻る。

寒い時期のお出かけに水筒に熱々の飲み物を入れて持ち歩くようにしており、最終日も熱々のミルクティーを入れて宗谷岬観光が終わったあと飲んでいた。これがあると冷えが随分和らぐので御婦人必須アイテムなんですよ。

まぁそれを蓋をしめはぐって盛大にこぼしましてね。財布入れてるサコッシュベッタベタですわ。f:id:sakamotwin:20221030211354j:image

あぁ〜こぼれてるぅぅ!

あぁ〜那部さんまた!気をつけて帰ってね!ありがとう!

え、空港までのナビ入んない!早く行かなきゃ!とテンパってしまい別れを惜しむ間もなかったですね。

 

稚内空港はエメラルドグリーンのいい色をしていた。

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レトロフューチャーチック。
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人もまばらだけど小さな空港に羽田行きの便はお昼の1便だけとなると出発前はそこそこ混む。f:id:sakamotwin:20221030212619j:image

売店でおにぎりでも買ってお昼にしようと思ったらお弁当もパンもおにぎりもなかった。

レストランもあるけども外まで並んでいて絶望した。

お昼…どうしよう。なにか食べなきゃ…

と悩んでいたら冷凍のおこわが売っていたのでそれを買い電子レンジで温めてもらってなんとか昼食をとることができた。稚内空港でお昼をとろうと考えている人は要注意です。

 

フライトまでの時間はだいぶ忙しなかったですが、無事に搭乗し帰路へ。
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多少は揺れたけども無事羽田についたときは「終わった‥」と達成感で燃え尽きたという。

私が羽田につく頃那部さんはまだバスに揺られていたそう。飛行機が早いのか北海道がでかすぎるのか。。

 

帰宅後。

つきちゃん。
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ゆんゆん丸ちゃん。
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めめちゃん。お留守ありがとう。猫ちゃんたちが元気でなにより。やはり家はいい。

 

4日間、本州では見られない景色がたくさんあり様々な感情に浸った。こんな旅はもう2度どないだろうと思うほどスケールの大きさや自然の偉大さに圧倒された。また来たいと思うほど好きになった土地だけどそう簡単には行けないというのがド級遠距離恋愛みたいでハマりそうです。何が1番良かったか、挙げるのは難しいけど1つ選ぶとしたら

このホテルかな。
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いや全部どの瞬間も美しかったよ。仕掛けられたら愛するしかないもの。

 

 

 

1日目はこちら


北の大地が仕掛けてくる 1日目 - ここから先は私のペースで失礼いたします

 

2日目

https://sakamotwin.hatenablog.com/entry/2022/10/26/235509

 

 

 

 

3日目

https://sakamotwin.hatenablog.com/entry/2022/10/30/000033

北の大地が仕掛けてくる 3日目

北海道の旅も折り返し地点。

3日目は稚内までの長距離ドライブ。普段そんなに車を運転しない身としては朝から緊張感に包まれていた。 

昨日と同じようにラブホに泊まった那部さんを迎えに行き、いよいよ出発である。
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〚ちょっと稚内まで〛

ざっと170㌔はあるこの行程を途中休憩をはさみながら無事到着することが3日目最大の課題である。

途中で眠気と低血糖がやってこなければなんとかなるだろう。セイコーマートで飲み物やらを買い備える。セイコーマートはすごい、美味しそうなお惣菜が朝でも夜でも揃っている。見る者をわくわくさせるような品揃え。アイスも関東では見かけないような「北海道産生乳」的なものがたくさんある。食べればお腹を怖す未来が見えているのでアイスは買わなかったがいつかセイコーマートのアイスを食べるんだという人生の希望を見出したので良しとする。那部さんは助手席でアイスを食べていた。おいしかったようである。

レジ袋も無料でくれる。ちょっと前までの世界線。レジ袋無料地味に助かる。何も言わなくても袋に入れてくれるのは旅人にはうれしい。ごみ袋や海岸で拾った貝入れに使えるので便利なのだ。

 

 

〚中間地点へ〛

まずは中間地点にある道の駅を目指す。 

のどかな景色が続き緑が目に優しい。空気も美味しいし最高の朝だ。
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(走行車内からの撮影は那部さん)

 

なんか見えてきた!
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どうやらここはアンモナイト推しの町のようだ。
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直売所はいろんなかぼちゃであふれていて全部買って送って食べ比べをしたかったけど時間がないのでスルー。
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旅先の直売所訪問は旅最大のイベントである。  

トイレ休憩を済ませ次の目的地へ。

 

〚豊富温泉へ〛 

旅行するとき行き先に温泉や銭湯がないかをチェックする。温泉が好きだから。

ちょうど通過点に豊富温泉というものがありどうやらオイルの浮いた珍しい温泉らしい。

https://toyotomi-onsen.com/

豊富温泉で供用されている温泉には、含よう素-ナトリウム-塩化物温泉(高張性弱アルカリ性温泉)とナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(高張性弱アルカリ性低温泉)の2種類の泉質があり、いずれも黄濁し、井戸からは石油や天然ガスとともに湧出してくるため僅かに油分を含んでいます。(上記ホームページより引用)

 

「珍しい温泉行ってみた〜い♥」

長時間は入れなくても浸かるだけ浸かりたい温泉ミーハーが炸裂したので行くことにした。 

 

豊富ふれあいセンター。
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入湯料は510円。

中には食堂もありジンギスカンが食べられるそう。ほば満席で賑わっていた。

 

浴室内の写真はないのでホームページを参照していただければと思う。脱衣所からほんのりオイルのこってりした匂いがする。

浴室の扉を開けるとほんのりからがっつりに変わる。石油ほどガツンとはしてないが、ほぼ石油である。「匂いで死なない?」とやんわり思った。

浴室内の床は温泉の堆積物で茶色くザラザラしている。体を洗いいざ入浴。

足をつけ肩までザブン。

柔らかなお湯で体を優しく包み込む。

「っつぁ〜〜♨」

と言うほどいいお湯だった。いくつか温泉には浸かってきたけど独特さも相まって5本の指に入るほどよかった。石油の匂いは次第に気にならなくなっていた。

上がり湯をして体を拭こうとした際、仙骨〜おしりのわれ目の皮膚が重なったところに温泉のオイル成分がたまりぬるっとしたのでもう一度上がり湯。みなさんも豊富温泉に来たら上がるとき仙骨〜おしりのわれ目部のぬるつきに気をつけてください。

のぼせ予防のため10分ほどの入浴となったがポカポカで汗がじんわり吹き出ていた。ジンギスカンは道中急ぐため食べず。次回来たらゆっくり食べたいと思う。

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温泉街というには随分と人気がなかった。並大抵の気概じゃ来られない場所だもんなぁなんて考えてみたり。老体に鞭打って来てるんだよ北海道まで!と思わず口走った瞬間があったのだが鞭打って来てよかったと心の底から思えた。

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温泉入って暑いし窓でも開けようか、なんて陽気に窓を開けたら堆肥の香りがごきげんようしてきた。

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「くっさぁ!!」

と大爆笑である。農地を見るとぼとぼと堆肥らしきものをまいている。それがしばらく続くものだから窓を開けても締めても臭いのである。北海道が仕掛けてくる。それすら旅の醍醐味みたいで楽しかった。

 

ここからは稚内のラブホを経由して観光に入る。 

〚ホテル名月〛

北上して最初にお目見えするのがホテル名月。f:id:sakamotwin:20221029223416j:image

休業中でした。

後日Twitterで名月営業再開と呟いている人がいたので今行けばやっているかもしれません。

 

 

〚ホテルふじ〛

利尻富士の見えるラブホです。
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中の様子はこちら↓

https://sakamotwin.hatenablog.com/entry/2022/10/16/212950

アーバンで非常に過ごしやすいホテルでした。
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ここで突然のランチタイム。セイコーマートで買ってきたおにぎりを食べましたがこれが信じられないくらいおいしい。お米最高…セイコーマート毎日行きたいよ。

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歯磨きなどして支度を整え次の目的地へ。

 

〚ニューエルム〛

休業…
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〚いそ村〛

ウィキペディアにも日本最北端のラブホと記載があるのですが、

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看板も出ておらず入れず…。残念。

 

那部さんのブログも要チェック!↓

日本最北端のラブホはどこ?稚内ラブホテル事情調査 - 愛欲空間 -昭和レトロなラブホテル探訪-

 

 

稚内観光〛

考えてみれば人生で日本海を見たのは数える程なので最果ての地の日本海を見てみたかったので来ました。 
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いいですね…

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この漂流物の多さとか。

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このさみしげな色を見たらやらずにはいられないでしょう。

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最高のロケーション。

海ロケで足洗う用の水(空のペットボトルに水を入れるだけ)を持ってこなかったので


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砂だらけの最悪な靴が出来上がりました。

これ帰ってきてからも2週間くらい砂が沸いて出てきてずっと靴下がザラザラになる現象に悩まされましたね。自業自得です。


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〚ノシャップ岬〛

遠くに樺太みえるかな?
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稚内市北方記念館〛

こちらは那部さんのリクエストで。
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入った瞬間昭和の資料館というか地方の展示施設の匂いがして一瞬でノスタルジックな気持ちになった。
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月島〜!
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ゴールデンカムイが大好きなので月島がいて嬉しかったです。これ目当てでまた来たい!

ゴールデンカムイでも樺太が舞台になっているので北方記念館で樺太について学べるのがよかったです。

これは棺桶ではなく、寝るときにここに入っていたとのこと。それほどの寒さとは。生きるのが辛いとか言ってる場合じゃないよな生存しやすい時代ではあるよななんて思ったり。
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置かれた環境の過酷さに怖さを感じました。

 

熊の剥製がひょうきんで和む。
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展望台からは利尻富士と沈みゆく太陽。
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いい時間に来たね。

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稚内ナチュラルに鹿がいます。奈良ほどではないけどナチュラルに鹿糞も落ちてるので気をつけて。
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角が生えた鹿は怖かったですね。
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距離をとって行動しているうちにどこか行っちゃいました。ほっ。

 

日が沈むと月の道がでてきてそれはもうこの旅を祝福しているとしか思えないほど美しかったです。
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稚内港北防波堤ドーム〛

ここは産業遺産の本に乗っていていつか行けたらが叶ったところ。

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この曲線美。
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神殿のよう。


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人懐っこい野良猫ちゃん。これから寒くなって雪も降るけど大丈夫かしらと心配になってしまった。

 

〚内駅〛
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最北端の線路。
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あぁ〜全部いい。全部最北端!f:id:sakamotwin:20221029234819j:image

札幌までの切符代すごいことになってる。
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〚無事稚内までの行程終了〛

お夕食。
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約12時間の移動+観光。へとへとになって宿に到着。
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寝床を見て安心。よく頑張ったなぁ〜。

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宿についてセイコーマートでお買い物。
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旅先で夜の町を散歩する時間、毎日これがいいと思うほど好き。

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夜中9度まで冷え込んでいたようで寒さで目覚めた。せっかくなので温泉で温まり石油ストーブをつけて寝たら暖かくて心地よかった。あの箱に入って寝なくてはならなかった人たちがこの温かさを知ったら涙するだろう。発展した文明のありがたさを感じて再び眠りについた。

 

そして最終日、いよいよ最北端を目指します。続く。

 

 

道中稚内までの距離看板。那部さん撮影↓f:id:sakamotwin:20221030203105j:image


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いやいや本当によく来たもんだ笑

 

 

1日目はこちらから↓

https://sakamotwin.hatenablog.com/entry/2022/10/23/144621

 

2日目はこちらから↓

https://sakamotwin.hatenablog.com/entry/2022/10/26/235509

【2日目追記】

こちらに書き忘れてしまったのだが、全6室のラブホの引き出しを開けるとガムテープがでてきてドキッとした。
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犯罪の香りすら漂うこのガムテープ…新手のSM?口封じ?おねいちゃんこういうのわかんないわどういうこと!?と困惑しましたが、もしかしたら室内に侵入したカメムシをこれで捕まえろということかもしれません。

青森のラブホでもカメムシが出るかもという注意書きがあり、調べると寒い地方でもカメムシが出るとのこと。もし皆さんこちらへ行きカメムシが出てしまったらガムテープが引き出しの中にあるのでそっと捕まえてください。

 

北の大地が仕掛けてくる 2日目

朝起きると薄ら曇の空だった。どんよりとはまた違う、水曜どうでしょうノルウェーあたりを走っていた時期にやっていたフィヨルドの恋人のときのような色で北国に来たという実感が湧いてきた。

 

朝食会場に塩辛があったのでそれでもりもりご飯を食べ支度する。テレビをつけるとミスターがサンマ漁について語っていた。落ち着いた番組に落ち着いた雰囲気で話す姿を見て時の流れと懐かしさを感じた。初恋の人な再開したような気分である。

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外に出ると白んだ空から少し晴れ間も見えてきた。2日目スタートである。

 

 

〚那部さんと再会〛

昨日那部さんが宿泊したラブホに到着。昨日は真っ暗で分からなかったホテルの外観もはっきり見え凝った造りを見て来てよかったなと思う。

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朝の支度を終えた那部さんと合流し、3つあるうちのお目当ての部屋が空いていたのでそちらにチェックイン。AM9:00 朝っぱらからラブホである。

夜のラブホもいいのだけど日中のラブホもいい。時間の経過とともに色を変える姿を見れば良さがわかると思う。

 

 

〚赤ければ赤いほどいい〛

入室すると全体的に赤い部屋で予想以上の良さに惚れ惚れしてしまった。
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窓を開けると
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広大な田園風景が広がっており空気がおいしかった。壁一枚隔ててきらびやかな赤い世界にいるのが不思議になる。

 

統一感のある色の使い方がとても良くこの部屋が気に入ってしまった。
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浴室まで赤い。
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赤ければ赤いほど、いいよなぁ〜なんてニヤニヤしていた。雪国の白んだ世界にこの赤はあまりにも情熱的で美しい。

 

花王のお月さま発見。
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ベッド横のクーラー(現在は使えないようで、別にエアコンがある)や
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ストーブなど
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昭和生まれの私でも見たことのないものがあり、形として残っている。博物館に来たみたいと言ったら言い過ぎかもしれないけど仰々しく残しているものではなく当たり前の暮らしの名残がこそっとあるのが感傷的にさせる。

 

退室前にフロントに電話してこのホテルに来られてよかった、素敵な部屋だった、と話すと物腰の柔らかい御婦人が「あら〜古いだけでなんもなくて」と謙遜しながらも親切に話してくれ、何もない土地をずっと走ってきたから人の温もりに触れることが普段の何十倍も温かさを増して感じられて帰宅した今でもあの電話のやりとりを思い出すと嬉しい気持ちになる。

人にやさしく出来なくなったらまたここに来たい。人の優しさが際立つのも北国のシンとした空気感のせいだろう。

 

 

〚看板をたよりに〛

1度そのホテルを去り、昨日外観だけ見たホテルへ向かう、その前にお昼ご飯を食べに行こう。辺りに本当になにもないのでわざわざ探して行かないと食事する場所にたどり着けないのである。

 

広大な墓地ゾーンを再び通り、死後自分の遺影をどうするかの話を那部さんとした。

ラブホでキャイキャイしてる写真がいいよね、なんてふざけて話したけど身内に見られるとまぁまぁマズいので私は猫を抱っこしてる写真がいいなと思った。自分のフォーマルな写真がない独り身というのは結構困る問題だと思う。みんなどうしているのだろうか。

そんなことを話していると、ラブホらしき看板が見えてきた。

 

「あっ!!」
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事前リサーチで出てこなかったラブホの名前。廃業しても看板だけ残っているということは珍しいことではない。

「戻ろう!」

車内は緊張感と興奮で異様な空気になった。

 

通り過ぎてしまったためUターンしこの看板から2㌔を慎重に進む。助手席で那部さんがスマホ検索をかける。

2㌔進んだところには特に何もない。民家にしては三角屋根が妙な作りの建物がありもしかしたらここだったのかもしれないね、という結論に至った。
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来た道を戻る。こうやって看板を頼りにラブホを探しに行くのも楽しいなと思った。

 

〚ランチタイム〛

寄り道をしながらもお目当てのスープカレー屋に到着。この旅で1番北海道らしい食事である。

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揚げた野菜とチキンがとても美味しかった。

 

駐車場の奥にAコープがあり、旅先でAコープを見つけるとご当地のものだったり新鮮な野菜果物が売っているのでここにもなにかあるかなと期待して入ったらどこかの島の商店くらいのシンプルなラインナップだった。おやつと飲み物を買う。
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10kg入の玉ねぎが二重扉の間に売っていてスケールでかいな〜とほのぼのした。

 

〚いざ行かん〛

そして問題のギリギリやってるかやってないかのホテルへ。

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途中看板を見つけて爆笑。昨日は暗くて分からなかったかもね、と。いい看板です。f:id:sakamotwin:20221026230121j:image
昼間でも不安になる道のりを来て再会!f:id:sakamotwin:20221026230216j:image

車の窓から様子を伺う。

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空いている部屋があるので行きます!

 


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はい!最高でした!

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こちらもチンチラ風の赤い壁で重厚感のある部屋です。

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ステンレスの浴槽だ〜!

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湯葉より薄いラブホのガウン(本当に薄かった)

 

予想以上の部屋に出会いテンションは爆上がりです。

退室時もう一つの部屋も料金を払うので入ってもいいですかと伺うといいよとのことだったので入室。

 

はわはわしちゃう良さなので火サスごっこも。
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レンタルDVD?
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赤×ステンレス浴槽最高すぎやしませんか。
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とにかく空間と色の使い方が秀逸でいい時代をそのまま閉じ込めて令和まで残ってきたホテルだと思います。
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枕は猫ちゃんわんちゃん柄。
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帰る頃には夜になりかけていて
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なかなか来られないような場所の移ろいを見るとどんな思いしてでもまた来たいと思ってしまうのです。

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そして夜を走る!

 

〚人里下りて〛

今回の北海道旅行で海鮮は食べられそうにもないためラーメンだけは食べておきたいと思っていた。


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ので!ラーメン餃子!

肝心のラーメンはとり忘れましたが!

旅先のラーメンは正義。

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帰り、「浅草に行ってきてお客さんにお土産配ってるの」と小さなお煎餅をいただく。ここまでくると東京がまるて遠くに感じられ特別なものをいただいた気分になった。

 

近くにSEIYUでもJASCOでもない、SAIJYOがあった。何なんだろう。営業時間に来ていたら入ってみたかった。
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〚そしてまたそれぞれの夜を〛

今日も無事3食食べられた安心感に包まれて那部さんはラブホ、私はビジホに泊まる。

セイコーマートに寄って買い物をし、那部さんが泊まる部屋をちらっと拝見。

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いい夜になりそうです。

 

ビジホに戻り、夜の街を少し歩く。f:id:sakamotwin:20221026235014j:image

いい街並み。
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ビジホのコインランドリーで洗濯を回している間、大浴場でのんびり入浴。風呂上がりに炭酸飲料を飲んで本日終了。

 

明日は150㌔以上の大移動です。今回の旅で1番の山場。タイトなスケジュールも重なり緊張感に包まれる前日の夜です。果たして無事稚内にたどり着けるのか!続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1日目はこちら↓


北の大地が仕掛けてくる 1日目 - ここから先は私のペースで失礼いたします

北の大地が仕掛けてくる 1日目

言葉にすると叶うこともあるというのならこの旅はまるでそれだった。

私は最北端の土地に興味があった。暖かい気候の地域の陽気さより、寒い地域の気を張って生きないと自然に負けてしまうあのシンとした空気に寂しさとたくましさが入り混じった雰囲気が好きだ。そんな土地に佇むラブホテルを1度この目で見てみたかったのである。

 

〚北海道へ行こう〛

ちょうど1年前、ラブホテル写真家の那部さん(普段はシオンちゃんと呼んでいる)インスタアカウントはこちらhttps://instagram.com/ayuminabe?igshid=YmMyMTA2M2Y=

とやりとりをしていて

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北海道に気になるラブホがあったのだが、私の行きたい稚内と合わせると総移動距離が300㌔を越えそうであり3泊しないと難しいのではという結論に至った。その話が出た時点で10月の中頃。以後北海道は雪に包まれる。関東のちょっとした積雪で寒いだヤバいだ騒いでいる平野民からしてみたら危険な時期である。一旦春が来るのを待つことにした。飛行機代もクソ高いが安全をとり雪のない時期に訪問することを選ぶ。 

 

〚今年の夏はおかしかった〛

北海道の夏が涼しいとはいえ、関東は40℃に迫る暑さが続きとても遠出する気力体力はなかった。とりあえず遠征もこの気温が落ち着いてからでないと、ということで9月ようやっと気温が落ち着いた頃遠征を決めた。

もともと10月に予定を合わせていてあとはどこに行くかを決めるだけだったので、他の地域と悩みながら那部さんの推す北海道に行くことになった。

 

 

〚北の大地が仕掛けてくる〛

北海道行きが確定したのが訪問の3週間前。そこからは怒涛のスケジュール調整や手配となった。タイトめな3泊4日北海道旅。課題はいくつかあった。

 

 

〚生きて帰れるのか?〛

課題1 長距離移動

普段運転をしないので長距離運転に強い不安がある。特に3日目は150㌔以上移動予定で、途中トイレは?食事は?ガソリンはもつのか?等いろんな不安が雪だるまのようにふくれていく。

北海道に住んでいたことのある人に聞くと「なんにもないよ」と口を揃えて言う。最悪野トイレを覚悟したがグーグルマップを見るとコンビニがところどころあり安心した。

セイコーマートというローカルコンビニへの賛辞も何件か聞いたので少しワクワクする。

 

課題2 野生動物の出現。

ゴールデンカムイを読み込んで北海道へのイメージとしてナチュラルに熊が出るが植え付けられている。この時期は冬眠前て気が立っているとか人里におりてくるとか、危険さマシマシじゃんという状況。なるべく人気のない外には出ない、を徹底し20%くらいは死を覚悟する。

熊だけでなく鹿も。夜はハイビームで車を走らせろと助言を受け生唾を飲み込みながら頷いた。

 

課題3 寒暖差

関東が10月だというのに29℃を叩きだした数日後には最高気温15℃あるかないかの地域に旅立つのである。寒暖差で自律神経が終わりそう。

そして帰る日にはまた夏日だという。何を着ればいいのか。何を持っていけばいいのか。仕方ないのでユニクロのウルトラライトダウンを買った。軽くてありがたい。リュックも35リットルのものにしとにかく防寒具と帰る日の夏ワンピを詰め込んだ。着るものを選ぶのにも苦戦するとは。北の大地が仕掛けてくる。趣味の火曜サスペンスごっこの衣装を含めるとパツパツになったリュックは軽く7㎏を越える。

首肩がやられないよう2週間前から肩の筋トレを始めた。

 

課題4 食べ物

北海道といったら海鮮や乳製品だろう。新米の季節だしたらふくご飯を食べたいところである。が、腹弱民としては牛乳コップ1/2ほどで腹を壊し、ウニなどの海鮮でも腹を壊す。トイレもあるかないかわからない移動‥「向こうでは乳製品と海鮮は食べません!」と涙ながらに宣言したという。本当はウニとか大好きなのだが。


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※これは旅館の朝食で出た牛乳。思わず身構えた。

 

 

課題5 飛行機

トイレに行けない状況に置かれることが何よりの不安になるので飛行機は苦手。揺れるし。ここは飛行機に乗らないとどうしようもないので腹をくくるしかない。

 

課題6 行きたいラブホがやっていない可能性

これは仕方ない。やっててくれと祈る気持ちで向かうのみである。

 

課題7 突然の和歌水解体

あの名連れ込み宿、和歌水が閉業となった。突然の知らせに最後訪問する間もなく解体工事が始まった。

↓和歌水に行ったときのブログ

https://sakamotwin.hatenablog.com/entry/2019/06/11/224332

何度かお邪魔して色んな部屋を見たかったけど近いからとそれを怠った自分の落ち度なので悔やまれる。

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準備そっちのけで和歌水解に行くと足場が組まれておりそっと別れを告げてきた。好きでも寄り添えないもののほうが多く無力感を抱えて北海道へ旅立つのはある意味傷心旅行のようなものである。

 

 

〚出発当日〛

夕方のフライトとなり、旭川への到着は夜。

旅の支度をしながら強まる雨風に飛行機揺れるだろうなと不安を募らせる。うちの猫ちゃんたちはソワソワするねねを見るも稼働させたストーブの前でとろけていた。旅は楽しいけども出かける前の億劫さも多少はあるのでゴロゴロする猫ちゃんたちが羨ましくもあった。


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羽田で那部さんと合流し、和歌水解体の話や北海道での動きの再確認をした。人と話すと不安が紛れるので同じ目的の人の存在はありがたい。

 

出発ロビーで「気流の関係で揺れることが予想されます」と何度もアナウンスされたので酔い止めを飲んでおいた。悪天候で滑走路が1本しか使えないとのことで出発は遅れたし飛行機もそこそこ揺れた。揺れる密室は精神的負担が大きかったがなんとか耐え無事に旭川空港に到着した。


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さてここから愉快なドライブ(仮)の始まりである。

旭川から100㌔近く移動し最初で最大の目的地、とあるラブホへ向かう。

 

 

〚愉快なドライブ〛

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(撮影那部さん)

旭川空港を出発してから10分もしないうちに舗装工事をしている砂利道を走ることに。小石がパチパチと弾ける音がする。北海道は交通インフラに力を入れていると聞いていたがまさか初手からこんな砂利道を走ることになるとは思わなかった。

「大丈夫?これ!大丈夫!?」とレンタカーの傷の心配をしながら走る。北の大地の洗礼を受けている。不安よりも愉快だなと思い始めた。多分ちょぴっと脳内麻薬が出ていたんだと思う。少し走ると普通の車道になり落ち着きを取り戻した。

 

 

〚そこにホテルはあるのか〛

お目当てのホテルの前に翌日巡る予定のホテルの夜の外観だけでも見ておこうと横道にそれた。看板もなく対向車もなく真っ暗な世界。f:id:sakamotwin:20221023135826j:image

カーナビは進めと言うが、正直引き返したほうが良いレベルのなにもなさ。牧場や資材置き場すらない、ただのなだらかな山道だ。野生動物の出現と本当にここにホテルがあるのか、という不安が車内を包む。

「これ、本当にあるかな」

「やってなくても仕方ないよね」

「ねえ、もうそろそろ着きそうなんだけどなんの看板もないよ」

「明かりすら見えなくない?」

「雲行き怪しいねぇ」

 

と話していると突然それは現れた。f:id:sakamotwin:20221023140859j:image
(これは翌日訪問したときの写真なのでだいぶ空が明るいが初日ついたときはもっと暗かった)

 

「電気が‥ついてる!やってる!」

「やったーーー!

「待ってろーー!明日くるぞーーー!」

 

と車内がめちゃくちゃ盛り上がった。そりゃ街灯にとつない真っ暗闇を進み希望の光が灯っていたのだから。舞台が暗転したようなまぶしさだった。

 

時刻は22時近くとなり余韻に浸る間もなく目的のラブホへ行こうとした矢先、車を横切る50cm以下の4足歩行のなにか。

「うさぎだーーー!」

一瞬にして横切ったため轢かずにすんでよかった。

ぱっと見だが、多分夏毛のエゾウサギなのではないか。

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画像はWikipediaより。

かわいいと思う間もなく闇に消えてしまったが北の大地が仕掛けてくる。旭川動物園に行かなくても動物が見られたので得した気分だ。

 

 

盛り上がりを見せる北の大地の夜。

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撮影那部さん

 

踏切待ちする車も通過する列車もない。

途中墓地群にも出会い恐ろしさもあったが、手厚い歓迎じゃんもはやネタだねと軽く笑えるくらいには先のラブホが営業していたことやうさぎの出現に気を大きくしていた。


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そうしてたどり着いたお目当てのラブホ。

ここまで長かった‥けどやっとたどり着けた‥


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さぁいよいよ!
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うわーーーー‥

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最高だ!!

よく来たねと歓迎されているような部屋だった。

 

手を取り合って喜んだ。でも感動に浸ってる場合ではない。急いで撮影し、那部さんをおいてねねはビジホへ向かう。

 

なぜビジホに泊まるかというと

  • 朝食がある
  • 大浴場がある
  • コインランドリーがある
  • 空調システムが安定している
  • 外出が気ままにできる
  • 安心感がある

という理由からである。

2年前青森へ行ったとき、某ラブホに宿泊して極寒だったと翌朝疲労コンバインで再開した那部さんの顔が忘れられないのもある。

そのときの那部さんの手記↓

宇宙船で夢の城へ【青森県十和田市】夢の城 13号室 - 愛欲空間 -昭和レトロなラブホテル探訪-

 

山道から市街地へ向かいやっと人里に下りてきた気分。

街の中心にはスナックが立ち並び、ごきげんに歌う人たちの声が漏れてきた。
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〚こんばんは、おやすみ〛

ホテルについたのは23時頃。

荷物を整理して達成感と披露でお疲れ気味の胃に納豆巻き(旅先での貴重なタンパク源)を詰め込み大浴場を独占し眠りにつく。高揚していてとても眠れそうな気分ではなかったが楽しい夜だったなと目を閉じた。

ふと脳裏に浮かんだのは

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シャイニングみたいなラブホのトイレだった。いい夜になりそうだ。

 

 

2日目に続く。

 

 

ホテルふじ201号室に潜入

北へ北へと車を走らせ日本海が見えてくる頃に突然現れる最果て地のホテルふじ。

 


ホテル ふじ (フジ)|北海道 稚内市|ハッピーホテル 

 

カーナビで目的地と設定しないと気づかないような静かな場所にある。日本海を目の前に佇み、船がホテル前にあるのになんの違和感もなかった。
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遠目に見ると営業しているのかよくわからなかったが、一番手前のお部屋のシャッターが空いており入ることにした。

お部屋写真などの案内はなく全6室のこじんまりとしたホテルである。

駐車したのち、シャッタースイッチを押すとシャッターが降りる。

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車止めの奥から入室する。いつだってこの瞬間は期待と緊張でドキドキするのだ。なんたって情報のない未知のホテルなのだから。
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1階が駐車スペースで2階が客室である。階段の上のイルミネーションが日差しの薄い北の大地を少しでも明るく照らそうという心遣いのように見えた。

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自動精算機が導入されていて誰にも会わずにホテルを利用できる。
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お部屋に入るととてもきれいなホテルといった印象。

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アーバンな気分でしょ?
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ホテルふじのベッドパネル、いいですね。
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ティッシュケースが埋込式なのは初めて見ました。
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ぴょこ

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窓を開けると

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遠くに利尻富士が見える。

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誰も通る気配もなくただただ静かな海を眺めるためだけにここに来てもいいくらいの絶景である。
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ケトルや電子レンジもあるのでとても過ごしやすい。

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パネルヒーターがあるのは雪国ならではでしょうね。エアコンだけじゃ凌げない寒さになるのでしょう。

ガウンもやや厚めの生地です。
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くつろぎスペースもしっかり確保され広さがあっていいホテル。
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他のおへやはお部屋はこんな感じらしいです。
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ライターはホテル名入のではないですが色がいいですね。

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シンプルなお部屋の中に凝った照明がきらりと光ります。
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浴室のタクシー群の壁は謎でしたが、
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普通に使いやすい浴室です。
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洗面所も
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お手洗いもきれい。

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万人に使いやすいホテルだと思います。
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今どきラブホかと思えばお正月飾りみたいな一手間があるところに温もりを感じたり。
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長い靴べらがあったり昭和要素がちらほらあります。
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自動精算機で会計するとシャッターが上がり車に乗って帰れます。

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名残惜しくて振り向くと隣の部屋のシャッターが空いていました。
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冬はどんな景色になるのか想像もつかないけど、また来たくなるホテルです。厳しい冬もどうか変わらずあってほしい。

 

2022年10月訪問

 

赤い風船103号室に潜入

クリスマスに天の川が流れるとしたらきっとこんな色だと思う。そんなイルミネーションのお部屋、ホテル赤い風船103号室。
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https://happyhotel.jp/hotels/600362

HPでは赤い風船怪盗ルビーと出てくるのが、道を挟んで赤い風船と怪盗ルビーにわかれている戸建形式のホテルである。

ホテルに続く道が細い砂利道なので運転はどうぞお気をつけて。
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ドキドキしながら赤い風船へ。f:id:sakamotwin:20221002224309j:image

丸いベッドのお部屋がいいなと103号室に入室。


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扉を開けて「あ、メリークリスマス」と思ったのは私だけだはないはず。
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ごきげんな夜が始まる気分になるでしょう。
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扉には懐かしのドアノブカバー。
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ガラステーブルに映る天の川。
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先に洗面所のご紹介。
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カーテンをかけてはいるけど、
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ガラス窓のスケスケバスルーム。
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みなさんお好きでしょう?


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このアーバンな感じがたまりませんね。

 

バスタブが斜めに設置されていてスペースのとり方がおもしろいです。
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涼しい地域なのだけどシーブリーズがある!熱くなったお二人にはちょうどいいのかもしれません。
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湯沸かし器、このタイプは懐かしくってしばらく見惚れてしまいました。

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昭和ラブホで懐かしいものを見つけてノスタルジックな気分になることはたまにあります。
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平成みのある水まわり。
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くつろぎスペースにはお茶セットと
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大人の自販機。
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なぜここに来たかアンケートにはもちろんお部屋の美しさを見たかったからと答えております。
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さて、ベッドの横にあるスケベな椅子が気になっていると思います。
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こちら、センシャルチェアというらしいです。
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どこかで見かけたらこのように使っていただくといいかもしれません。

 

照明を調節するとほら天の川。
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あぁ絶景かな。
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ベッド周りの鏡に反射して延々と光の道が続くのでとてもロマンチックです。

 

細長い鏡が何枚も合わさっているので独特な反射が楽しいですね。
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ティッシュ箱まで赤い。
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リネンケースもガウンもとてもかわいいです。男性用は青だったかな。女性用のピンクのガウンは着たらウキウキしちゃいそう。
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ムーディーな雰囲気を崩さず広々とくつろぎスペースのある空間使いのうまいお部屋ですね。f:id:sakamotwin:20221002230442j:image

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どうやっても鏡に写り込んで写真を撮るのが難しいけどやはり鏡張りの部屋はとてもいいですね。キラキラしてる。
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日常や平凡さを捨ててギラギラに飛び込みたいときにこういう光り輝く場所が必要なのです。

ベッドに寝そべり天の川を見たらまた明日からも頑張ろって思える。

 

2022年9月訪問