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憧れの陶器市

陶器市といえば益子や笠間など焼き物が有名なところで行われるものだと思っていて行ってみたいけど遠いし混むだろうなと思って今まで行けずにいた。我らが埼玉県でも大宮で陶器市がやっているという情報を得たので憧れの陶器市へ行ってみた。

 


第35回 梅まつり - 大宮第二・第三公園 公式ホームページ

大宮第2公園の梅まつりと同時に開催されているらしい。

期間は2019年は2月23日~3月17日 10時~17時。

最寄りの駅から20分程歩く場所にあるので車で行った。駐車場は平日ということもあり問題なく停められたが、埼玉県の一般道がけっこう混んでいるので辿り着くのに時間がかかってしまった。県外の皆さんにお伝えしたいことは埼玉県の一般道はほどよく都会に近いということもあり狭いくせに交通量が多い。危険な運転をするドライバーは少ないが混むというのだけ知っておいてほしい。

 

駐車場から少し歩くと梅がちらほら咲き始めなんとなくいい香りが漂う。春だな~と思いながら歩いておるとシニア層しかいなくてシニア層と思想が同じだからここにきたの~とねねの頭の中の60代女性がおしゃべりしていた。

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出店ではお団子などが売られている。餅を喉にひっかけるんじゃないよ、気をつけてくいね?と各シニア層にテレパシーを送る。

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陶器市のテントが見えてきた。f:id:sakamotwin:20190305225743j:image

テントの中に陶器がびっしり。わお、これが陶器市ですか!とわくわくしてしまう。テントの天井が低くてめまいというかふらふらする錯覚が終始あった。謎の空間。

 

ほしいものはマグカップ、あとなんかかわいい皿、目星をつけるためにまず一周見て回る。全部見比べてからじゃないと買えない性質なのだ。

これがけっこう広くて一周するのに30分はかかってしまった。食器だけでなく着物や家具などまである。陶器市って自由だなと思った。

 

小皿3皿1,000円など割安なものもあって掘り出し物がないか探してみたらかわいいものがあったが置く場所や今使っている食器のことを考えると安易に買えない。服や消耗品のように気軽に買えないのが食器なのである。

旅館の朝食で出てきそうな小鉢から今どきっぽいおしゃれなもの、ベーシックなものまで様々ある。シニア乙女心がゆらゆら揺れる。

 

目星をつけてもう一周。よし、これにしようと決めて買う。購買欲というのは恐ろしいもので1つ買うと次から次へ買ってしまいそうになる。冷静に、なるべく冷静に見定める。

 

そして買ったのがこちら。
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蓋つき容器。最近浅漬けにはまっているので浅漬け用に購入。4,000円。f:id:sakamotwin:20190305231542j:image

現在実家で大活躍。

 

木のお玉。
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何かの木材に漆加工してあるので何にでも使えるとのこと。1,000円くらいだった気がする。これで味噌汁などをよそうと3倍くらいおいしさが増すのでは?(増してはいない)

木の調理器具というのは使っているうちに馴染むので大切に使っていきたい。あると丁寧な暮らし感が演出できるのでそこらへんもポイント高い。

 

お馴染み狸の置物。
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は、買わなかった。売っているのを見かけたけど買う人はいるのだろうか。小さい頃益子の共販センターに行きでかい狸の置物の前で父が「狸の金玉あるぞ」と大きな声で話しかけてきたのがとにかく嫌で狸の置物の金玉にはいい思い入れがない。

 

 

実家のマグカップはよく割れる。そこそこ大きくてしっかりしたものを、と思ったらちょうどいいのがあった。
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1,500円と値札にかかれていたが店員の歯がないおじさんが「1,000円だよ」と話しかけてきたので「(このおじさん歯がないから言ってることまともじゃないだろうな、歯がないやつは信用しないから)」と思いながら「1,500円て書いてありますよ?」と確認すると「ここちょっと塗りがかけてるから1,000円!」と言われた。なるほど値引きしてくれてるのね。2つで2,000円。歯がなくてもまともな人もいるんだなと思って得した気分になった。これが陶器市の醍醐味らしい。

 

桜柄の小鉢を見つけたとき「あ~これはいいな、ほしいな」と思ったが控えめな花柄の食器を欲しがるのはおばさん、というおばさんの性質を自分の中に見つけてしまったので買うのをやめた。おばさんだがおばさんであることをまだ認めたくない老乙女心なのである。

 

気付けば2時間近く会場にいた。すごく楽しんでいた。帰りの荷物はとても重たかったので車で来て良かった。

お買い得な商品もあるので気になる方はぜひ。新生活を新しい食器で迎えるのもなかなか乙なものである。食器を選ぶ楽しみを感じてみてはいかがだろうか。