さかも実家に柿が大量に届きねね宅、めめ宅ともに柿がゴロゴロ転がっている。
ねねは柿のコンポートでも作るかとぼそりと呟いた。
めめは過去の思い出が甦った。
昔々ねねが桃が沢山あると言いゼリーを作ってくれたことがあった。
桃は少しちゃばんでいた。痛んでたんだと思うがねねは気合いでゼリーに変換してしまった。
なかなか固まらずドュルドュルのゼリー、少しちゃばんでいた。匂いは少し?スッペェと言うくらい。なんか怪しいよとねねに伝えると「ダイジョブ」と言いめめに食わす。
うーん。ぱくり。舌がビリビリした。あぁこれはダメなやつと思いねねにその旨伝えたのだが桃が勿体無いからと桃部分だけでも食べてくれと言う。そうかと食べてみたがやっぱりビリビリだった。ねねに食べて貰うとねねは即ごみとして捨てた。
あの時の気持ちなんとも形容できぬ。ただねねの作る大量消費のフルーツの何かはちょっと怪しいと疑っているので柿はそのまま食べようとお伝えした。柿、そのままが美味しい。秋の味覚、love