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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

私はあなたを師長と呼べない

こんばんは、ねね(姉)です。

今日は久しぶりにイケメン副主任の話です。

今月でフロアの師長が定年退職となりました。この師長はまぁ控えめに言ってもクソでして、ねねはこの師長に何度も腹立たしい思いをし、何度も怒りをぶつけ、何度も悪態をつきました。

ナースステーションで居眠りこく師長。

「今寝てましたよね」とねね。師長「ごめん、疲れてて…」 ねね「チッ(舌打ち)」

人が足りなくて手が回らない現場、ナースステーションに座りおしゃべりする師長

「どうしようもやりきれないんだから回るように采配してくださいよ!」とねね。シーツ交換を手伝う師長。

 

師長との思い出は怒りがこみ上げるのでこからで終わりにします。最終的に師長は「ねねちゃんが怖くて…」と言い、年度末の評価用紙の師長からのコメントに「すみません」と書かれていたのです。

 

ようやく退職の運びとなり、老婆のように枯れ果てた師長とさよならできたのは本当にうれしいです。

 

悪口ばっかり言って性格悪いと思われても構わない。それほどに嫌いな人など誰にだっているでしょう。言わないだけでいい人ぶるのがそんなにえらいことですかね?

 

もうあの人を師長と呼ばなくていいこと、救われた気持ちです。

 

 

後任はイケメン副主任です。

イケメン副主任は時々こいつわかってねぇなとイラっとすることはありますが、前任の師長より分かる人なので安心して下について仕事ができそうです。

 

ただ、イケメンだから。

ねね、イケメンめちゃくちゃ苦手だから。

もう2年一緒に働いているけどこの人の前だうまくしゃべれないくらい苦手だから。

近くにいると息も吸えないくらい苦手だから。

漂う香りがイケメンのものであることを察知するほど、そしてその香りをたどるとイケメンがいるほど匂いでも判別できるイケメン。

イケメンは罪だよ。イケメンということは罪だよ。ねねは窒息死しそう。

 

恋ではないことを言っておきます。ここの苦手、に恋心や嫌悪感はありません。イケメンに緊張するねねが問題なのですから。

 

ちなみにイケメン師長はいつも一緒に旅行に行く友人がいてその友人の話をたまにするのですがそれが何だかすごく連れ添った友人以上の存在である口ぶりで、他のスタッフの話や直感を統合すると、「イケメン師長は彼氏がいるだろう」という結論があり、オフィスラブが絶対ないという根拠をここにおいていきます。

 

今度からイケメン副主任を師長さん、と呼ばなくてはならないのですが、これが大問題。

ねねの「師長さん」という発音が超絶ぶりっこなのです。

今まで働いてきて色んな師長さんについてきたけども、割りと可愛がってもらえることもありどうしてもぶりっこしてしまう発音がしみついているのです。

「師長さぁん~♥お休み下さい!」

「師長さぁん~♥この勤務無理です~」

「師長さぁん~♥これ壊れてますぅ~」

などなど、さぁん、と甘えてなにかを要望すると応えてくれるということをわかって甘え声になって呼ぶようになったクセがぬけないのです。(ちなみに前任の師長は師長と呼び捨て)

 

このノリでいくとイケメン師長にぶりっこを披露してまう!これはやばい。

 

しちょうさぁん(語尾上がり)という発音をどうにかしないと呼ぶことはできない。

 

 イケメンの前でぶりっこをする自分を許せない。ばか。色目をつぶせ!

 

仕事の悩みは尽きないですが、こんな所で悩むなんて。イケメン師長就任後、未だに師長を師長と呼んでいません。極力逃げています。

ほんとにねぇ。大変よ。ここまでこじらせてると思わなかった。なんて呼んだらいいのだろう。ロボットのように「シチョーサン」と呼べるだろうか。そうか。カタカナ読みで呼べばいいのか。

あぁ。語りかけるように可愛らしく「師長さぁん」と呼ぶクセが抜けない限り、ねねはあなたを師長と呼べないのです。