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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

ありがとうのラブレター

今週のお題「あの人へラブレター」

 

 

新しい上司が来る。

 

4年前、めめがOLだった時のお話。

 

直属の上司が会社を辞め私の仕事をみてくれる人がいなくなった。

その当時は何の為に会社に居れば良いのかも、何の為に何をすれば良いのかも全く分からなくなり物凄く荒れた。頑張って仕事をしても誰も気にしてくれずどうして良いのか分からず死にそうだった。まだちょっと若かったからね。適当にやると言う事が出来なかった。良く生きていたなと思う位、不健全で夜に寝たら次の日が来て会社に行かないといけないからと仕事のある平日は眠れなかった。

 

仕事を辞めるかとぼろぼろになった所で新しいチームが出来る、新しい上司が来るよと言う話が出てきた。

 

新しい上司はアメリカ人。

アメリカと日本の遠距離上司。

 

メールで挨拶を済まし、メッセンジャーや電話会議を通じて仕事を貰えた。

 

 

そして上司が日本に出張しに来るとの事で初対面の会議をセッティング。

朝からの会議、来ない、上司が来ない!なぜだ?何で来ない?と待っていると

「ごめんごめん」と遅れてやって来た。

上司は無茶苦茶大きい人だった。190センチ位の長身のちょっとだけおでこの生え際が後退している人だった(そのせいで)年上だと思っていたら同年代とのことで物凄く優秀な人なんだと思った。

 

 何だか居心地の悪そうなもじもじとして落ち着きの無い様子、超挙動不審者。大丈夫?この人と不安が募る。

 

「ロストバケージしてユニクロでパンツを買ったんだけどタイトでさ」と下半身がピチピチでとても苦しそうだった。挙動不審の理由が分かり安心した。

その日の内に代わりのパンツを入手したようでその次の日からは挙動不審ではなくなった。

 

これから仕事を一緒にすると言うことでドキドキしつつも無事に初対面を済ませた上司とめめはその後2年間頑張って仕事をこなした。

 

遠距離なので上司とはたまにしか会えなかったがいつも電話で「大丈夫?」「仕事どう?」「ありがとう」と声をかけてくれフィードバックをきちんとしてくれる優しい上司だった。


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アメリカの空は青い。

 

めめ自身もたまーにアメリカに出張に行き泥の様に働き

「アハハ、僕はめめを誘拐してきたんだよ笑」とジョークを言う上司に笑わさせれた。

 

シュラスコでは肉ではなく揚げバナナを食べまくり、ダイソンの掃除機に喜ぶ某国の人の真似をしたり、ミンティアをあげると「ASAHI!」と無茶苦茶喜びボリボリ私のミンティアを食べ尽くしたり、チャーミングでちょっと変わっていたな。

 

変わっているけど真面目で優しい、そして女心も繊細に読み取り気配りをする上司。

 

私は英語があまり出来なくていつも「yes」「no」「okay」「thank You」「sorry」位しか言わないので

「意思表示はっきりしてね(もっと英語しゃべんな)」とさりげなく怒られていたけどそこは無視し続けた。

 

面談のようなものがあり電話で話していると突然「Are you happy?」と質問された。

いつもちゃんと意思表示しない私を心配してくれた質問。

 

その一言で一瞬で惚れた。

 

もちろん「Yes, i'm very happy」と答えた。

ごめん、いつもダンマリしていて。

 

上司の優しさをとても感じた瞬間だった。

上司はいいオトコでとても綺麗な人と結婚していて子どももいるので恋心は封印した。

この上司の下に、私の新しい上司として他の人が来てから私は仕事を辞めてしまった。

 

 

 仕事を辞めてから上司と特に連絡をとっていなかったがラブレターの日、これを機会にメールでもしてみよう。

 

ありがとう上司。私が今まで出会った人の中で一番大事にしたい、全力で尽くしたいと思った人。あなたは本当に丁寧に私に接してくれた人。人間として大好きだったし今でも大好きです。今でも上司の事を大切に思っています。

 

英語じゃ上手く伝えられないかもしれないけど頑張って書いてみるよラブレター。