午後に友と話をしていた。『私最近サウナに通っているの。サウナに行くと調子がいいの』と。
友は『へーそうなんだ』と返してくれた。友からしたら
サウナって熱いから苦手
+
水風呂って冷たいから苦手
=サウナも水風呂も入る意味がない。銭湯でお湯に浸かっていれば気持ちが良いからそれでよい。
確かに。苦手なことは避けて通っても死にはしないんだよね。サウナの熱や水風呂の冷たさは。
友人は知らなかった。サウナで熱に耐える快感を。友人は知らなかった。水風呂で脳ミソがぱっかんとする事を。
めめだって最近まで知らなかった。この漫画を読むまで。ねねにスパ銭に連れていってもらうまで。
わかる。わかるよ。サウナになんかいつでも入れるかもしんないね。気持ち良くなるって感覚も知らないから別に入らなくても死なない。サウナジャンキーじゃないから。
知らないから興味がない、それはわかる。
きっかけが人間には必要。
宿泊施設にシャワーがないから銭湯にゆけ!そんな宿に泊まることになっためめと友。
歩いて数分の銭湯についた。ここの銭湯に行く旅程だった訳じゃない。宿に風呂がないから行くことになったと言う偶然。
創業50年ほどの銭湯らしくトイレットがぼっとんでわくわく気分がぶっ飛んだ。
『うわぁ』って。
用を足さずに出た。
おばあちゃんが入っているような地域の銭湯にお邪魔させていただき身体を洗い湯船に浸かる。そしてここにはサウナも水風呂もあることに気付き私はサウナに入った。
ミストサウナだったが物凄く熱い。ドライサウナとミストサウナは体感が全く違うので温度計がなくわからなかったがとにかく暑かった。5分程で限界が来てこれまた温度計がなくて温度がわからない少しぬるめの水風呂に入り身体を冷やす。
水風呂に入りぶるるるとしている私を見て友がサウナへと向かう。私も一緒に入り熱いけど5分位は頑張ろうとはひはひしながら熱さに耐えた。
友はサウナから出て水風呂へ。冷たさにこれは無理とジェスチャーをしてくるのでこちらは入れるとジェスチャーとエールを送る。
腰まで浸かれている、肩まで入るんだよとジェスチャーを送り友は無理無理とジェスチャーを返してくる。
そして時間がかかったが友は無事に肩まで浸かっていた。そして嬉しそうにパァッと笑っていた。ぬるい水風呂だからハードルは低いよ、頑張って入れたねと思った。少ししてからサウナへと戻ってきて
『めめちゃん!わかった水風呂気持ちいい』と報告してくれた。
コンビニで飲み物を買って宿に戻り寝た。朝もそもそ起きて支度をしていると
『めめちゃん私今日お肌きれいな気がする!水風呂で引き締まったからだ』と喜んでいた。
友はいつも美人で綺麗だから気づかなかったけど本人からしたらコンディションは最高潮に整っていた様子だ。
やっぱりサウナは健康になる。一緒に行くことで伝えられる良さもあることがわかった。
皆いやがるの熱いのやだって。でも試してみて実感すればその良さってわかってもらえる事が今回わかった。友にサウナの良さが伝わって良かった。健康になったねと喜んでいて私もとても嬉しい。また誰かを連れていってサウナと水風呂をしよう。