ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

はじめてのフライドポテト

 我がさかも一族にはさかも菜園という家庭菜園がある。毎年夏にはトマトなすきゅうりなどを植え収穫を楽しんでいる。今年はコロナウィルス流行によりすることがないステイホーム期間が続いたため一族総出でさかも菜園を充実させた。

丁寧な草むしり、丁寧な肥料やり、土おこし。それが正しい方法かは分からないがとにかく土と触れあった。台所の暗所に放置していた芽の出たじゃがいもをさかも菜園にぶっこんだ。ぶっこんだら芽がもっと出た。そして新じゃがいもになった。そして収穫した。

 

 さかも一族はジャンクフードをほとんど食べない。皆ジャンクフードは好きだが、わざわざハンバーガー屋に行ったりピザのデリバリーを頼むのが面倒くさいという理由で食べない。本当はめちゃくちゃ食べたいのだがそれ以上に注文という行為が億劫すぎるのだ。注文のしかたがよくわからないから仕方ない食べなくてもいい、というレベルだ。でも本当はハンバーガーやピザはおいしいから食べたい。

 

 仕方ないのでお手製ハンバーガーを作ったら一族の長は「ねねちゃんハンバーガーはうまい」と孫に言いふらしまた翌週もねねちゃんハンバーガーをこさえることになったのだ。義理の兄までうまいうまいと食べていたのでハンバーガーはどう作ってもうまいのだ。

 

 さかも一族の長がおもむろに土から格好のいいじゃがいもを掘り出した。あまりにもいいじゃがいもだったので、食べる分をよけて洗っといてと言ったらめちゃくちゃたくさん洗っていた。カレー20人前くらいのじゃがいもの分量を洗っていたので「?」と思った。これを使いきるには普通に茹でたじゃがいもだけではどうにもならない、そう思いフライドポテトにすることにした。

 

 家でフライドポテトを作ったことはない。コロッケや天ぷらなどはたまにやるがフライドポテトは全くの未知の領域だ。しかしあの格好のいいじゃがいもはフライドポテトにしたほうがいい。長さがしっかりありかきっとしたポテトができるはず。よし、揚げようじゃないか。

 

 フライドポテトのような形にじゃがいもを切りよく水気をとり揚げる。


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なかなかいい感じ。はじめてにしてはよくできている。揚がったら塩をふりケチャップをつけて食べる。

 

まぁうまいに決まってるよね!

 

揚げたてをさかも一族に提供したところ一瞬でなくなった。ほくほく、ざくざく、いろんな食感が楽しい。ねねちゃんフライドポテトは初回から満点を叩き出した。天才なのかもしれない。称賛の嵐、ありがとうございます。

 

とりたてほやほやの野菜はどうやってもうまい。

さかも菜園は経営者の加齢からそろそろ閉めどきかなんて話も出るがまだまだやったほうが良さそうだ。今度はポテトチップスでもいいかもしれない。