道にいた猫チャーフィールドがさかも家に来てから9ヶ月が経つ。
(チャーフィールドを拾った経緯はこちら↓)
道にいた猫を拾った - ここから先は私のペースで失礼いたします
とにかく人懐っこくて起きているときは「撫でてくれ、オレを」と甘える。ニンゲンの布団で寝て、お腹が空いたらニンゲンの髪の毛をつっつきしごきご飯を催促する。トイレもできるし、おもちゃでも遊ぶ。変な鳴き声で「ァオ」と鳴くがそれもまたかわいい。
来たときは4㌔くらいだった体重が日々もりもり食べる結果5㌔をこした。首手足がガッチリしており獣医さんに「(身長)長くはないけど体がガッチリしてるね。太っているわけじゃないから体重はこれくらいをキープでいいでしょう」と健康猫とお墨付きをもらっている。
保護時
今
年齢もどんな暮らしをしていたのかもわからない。素性の知れない男と暮らしている。
もともとどこかで飼われていて外に出て迷子になったのか、もう飼えないからと放されたのかどちらかでないかと思われる。去勢手術もしてるし、耳カットもないし、なにより人懐っこい。チャーフィールドがこういう経緯で野良猫になってました、と話すわけでないから何もわからないが素行からきっとこんな暮らしをしていたのでは、と伺えることがある。
【パンを食べていたのでは?】
ニンゲンがパンを買ってきてキッチンに置いておくと袋を漁る。ガサゴソガサゴソ聞こえるなと思ってキッチンを見に行くとチャーフィールドがトミーズのあん食パンを食べていた。ビニールを食いちぎりパンをもしゃもしゃ美味しそうに食べる姿はかわいかった。賢いねぇと言いながらもパンを没収。多分ニンゲンの一口分はパンを食べていると思う。
「あんたパン知ってんのか?食ってたんだろ?」
とさかもツインに詰められても満足げにクチャクチャするだけだった。
おばあちゃんが飼っていてアンパンとかもらっていたのではないかと思われる。
【アジフライを食べていたのでは?】
めめちゃんがお惣菜のアジフライを買ってきて食べていたときチャーフィールドがソワソワと食卓に上がり「それ知ってます、チャーフィールドもそれ食べます」と食い気味に来た。
試しに少しアジの部分だけあげると食べていた。
「こいつ…アジフライ知ってる…」
とウケてしまった。賢いねぇとちやほやされつつ食卓から下ろされるチャーフィールド。
フリーズドライの猫用小魚は「チャーフィールドこれ食べません」と残すのに。
きっとお惣菜のおこぼれをもらっていたのだろう。逆に言うと猫用のフリーズドライ魚はもらっていなかったのだろう。グルメな猫である。
あと実はヨーグルトも食べる。
顔つっこむのはやめてほしい。
【階段を知ってる】
年始に実家に連れて行き家の中をウロウロしたチャーフィールド。
階段を見つけ一瞬で駆け上がって行った。そして降りてきた。
今いる家には階段がないので、前いた家には階段があって知っていたのだろう。
足腰強いのも階段のある家に住んでいたからなのかも。
【畳を知っている】
これまた実家に行ったとき畳の部屋を「この感触知ってる」と懐かしそうに歩いていた。バリバリするわけでもなく珍しがるわけでもなく普通に。今度畳マット的なものを買ってきようか?と試したくなる。
これらの話を総括すると
おばあちゃんの住む階段のある一軒家で飼われていてアンパンやアジフライを食べていた。夜はニンゲンと布団で寝て昼間はゴロゴロ過ごす生活をしていたがひょんなことで野良となってしまいさかもツインに保護された、という経緯なのではと考えられる。
迷い猫掲示板に届けているが未だにうちのネコですという連絡もなく、そこらへん追われてないところが、捨てられたか猫はいなくなるものと考えられているのではないか。
今はさかも家ででっぷり呑気に暮らしてるので安心して欲しい。
いつか本当の飼い主さんが現れたとき返さなくてはいけなくなるかもと情をわかさないよう努めていたが毎日かわいくておもしろくてひょうきんな猫なのですっかり情がわいてしまった。
うちにいるゆんちゃんつきちゃんチャーフィールドは素性のしれないところがあるので過去に戻れるならみんながどう生きてきたかを知りたい。