ねね(姉)です。
さかもツインはかれこれ数年バレエを習っており定期的に発表会に出ています。
子どもの頃から習っているエリートバレリーナとは違い、大人になってから趣味で始めたものなのでレベルはずぶの素人級でいつまでたってもほんとうまくならなくて切ないんですけど、体を動かすこと目的にて習い続けています。
何よりレッスン着がかわいいものが多く、ヨガやランニングと違いヒラヒラしたスカートなんかを履いてもいいところがバレエの好きなところで、ファンシーに憧れるねねにとってはいい習い事なんです。
きれいでかわいい衣装を着られることが長く続けられた秘訣です。それ以外の理由は特にありません。
で来月発表会があるので夏から振り付けてもらい頑張っていて、今日衣装合わせがあり、初めて衣装とご対面したわけです。
独身32歳、おばちゃんだけどね、やっぱりキラキラしたドレスみたいなのって着たいのよ。
前々から「ねねちゃんはエメラルドの踊りだから緑よ」って言われていてね、淡いティファニーブルーみたいなのをイメージしてたんですよ。
なのに今日届いたのを着てみたら
これ。
なにこれ。
モリゾーとキッコロじゃん。
愛地球博のキャラクターね。
もしくはジャンプ力に定評のある前田さんの笹のコスプレじゃん。
七夕に笹のコスプレをしたら子供が逃げていった - ジャンプ力に定評のある前田
バレエ衣装 エメラルドで検索かけると、こんなに鮮やかなかわいい衣装がいっぱい出てくるの。
なのにねねだけこれ。
ひどくないですか。黄緑の鮮やかさと緑のくすみ感のコントラストが地獄絵図。
いくらねねがおばちゃんで顔がくすんでて下手くそだからってね。
これは、ない。
正直初顔合わせのとき、「(沼色じゃん?変な色じゃんなにこれ最悪)」と思いました。
ねねはね、ピンクと青は好きですが緑って割と好きじゃなくて、特にこんな燻した緑みたいのは大嫌いで、ほいでもって黄緑なんか最高に嫌いで日常生活から全くもって排除しているわけ。
それにオレンジの花飾りがついてて、オレンジもそんなに好きじゃないという。
オレンジが好きなんだっていう男の人もあんまり好きじゃないくらいオレンジ嫌いなわけ。
ダブル嫌いな色でそろっちゃったわけ。
このパールの装飾とかも、昆虫の卵にしかみえないわけ。
すごく丁寧に作られた飾りなの分かってる。
繊細なの分かってる。
でも
この胸元のキチガイみたいな配色本当に嫌なわけ。
リボンとかいらないわけ。
引きちぎりたいわけ。
沼底を泳いでヘドロをまといしバレリーナってなっちゃうから。
オレンジとか何か沼底の獣の返り血でしょ、みたいな下手な鮮やかさなんでかわいいと思える要素が一つもないわけ。
服に関してはねねはそこそここだわっていて、それがおしゃれかは置いといて、好きなものしか着ないで生きているわけ。
だから他人が選んだ可愛くないものは本当に着たくないわけ。
バレエの先生が勝手に選んだこんなヘドロみたいな衣装は晴れ舞台で着たくないわけ。
貴婦人のワルツとかいうタイトルの踊りなんだけど、こんな笹みたいな沼のヘドロみたいなモリゾーとキッコロみたいな毒々しい緑の貴婦人いるかな?
鹿鳴館にこんな緑がきたらさ、社交場の雰囲気最悪になる。だれも殿方寄り付かない。
ひとりアウェーの緑の衣を纏いしねねは片隅でそっと涙を流すのであった。
そののち鳴館は燃えたという。みたいになるよ。
ほんとに、着たくないわけ。
これでね、レンタル費けっこうするのよ。
めめがこの時ノリで買ったウェディングドレスくらいするわけ。
で頭飾りもすげー変なのついてきて、薄紫の花がついちゃってるの。
ほんとに許せなくて。
「これ?合わない……」と言った。流石にがまんできなかった。
そしたらティアラに変えてもらえましたが追加加算。
ドロ沼だぁーーー!
こんな変な色のバブリー悪趣味衣装で踊るの嫌だな。
めめ(妹)はエンジ色のこれまた燻したような衣装を着ていましたが、エキゾチックなので、これでもいいでしょう。
レスラーにも見えますが。うん、完璧プロレスラーエキゾチックめめ。
去年はこういう淡いかわいい衣装だったのに。
ちびっこに紛れておばちゃんも踊るのでこんなキラキラカラーに紛れて1人だけ悪趣味バブルヘドロがいるんだ。
悪目立ちする。
この衣装は本当に着たくない。心から思っている。
今日のまとめ
- バレエの衣装がひどいのをあてがわれた時、人は絶望する
- 好きなものを着る、それは本当に大事
以上発表会腹痛で休みたいねねでした。