寒さが一段と厳しい今晩こんばんは。
ねね(姉)です。
お歳暮の時期で色んなものを差し上げたり頂いたり。
クリスマスとはまた違う、プレゼント交換のような暮れの元気なご挨拶。
ねねは病院で働いているので、お世話になったスタッフさんへ、と、患者さんのご家族に頂き物をすることがたまにあるのですが、今日は未だかつてない未知の食べ物を頂きました。
ピエールマルコリーニのチョコレート。
女子が好きなやつぅ~~!
これ、女子が大好きなオシャレなやつぅ~~! ねねもだぁ~いすき~!
ピエールエルメのマカロンは1度もらって食べたことがあり、オシャレ全開で美味しいなと思って食べたことがあります。
だいぶもったいなぶって結局賞味期限過ぎてから食べましたが。
それ位もったいなぶりがり。
ピエールマルコリーニのチョコレートは毎年バレンタインの時に自分用に買っています。
大事なのでもう一度言いましょう。
バレンタインのチョコレートは美味しいのとパッケージがかわいいという特別なチョコレートなので毎年デパートのチョコレート売り場に行って、意中の男に買うチョコレートを選ぶ女子の合間をぬって、自分用のチョコレートを買うのです。
もうここ5年くらいそんなことをしているのでねねにとって、それが日常です。
そして買ったチョコレートを次のバレンタインまでちびちび、特別な時(風邪ひいてダウンした時や自分を励ましたい時)に食べるのです。
そんな特別なマカロンとチョコレートが、詰所に勢ぞろいしている!
盆と正月が一度に来た!
まさにそんな感じ!
しばらくパッケージを眺め、
うん、ピエールマルコリーニ
うん、ピエールエルメ
おしゃれでごわす。
うん、ピエールマルコリーニ
うん、ピエールエルメ
おしゃれでごわす。
とうっとりします。
箱を開けて、キラキラのチョコレートとマカロン、
見つめるねね、
見つめられるキラキラたち、
うっとりします。
気分が高揚しすぎたので、一度、仕切り直すためにとなりにあったせんべいを食べました。
さてと。
ここからがパーティタイム。
どのマカロンを食べるか選びます。
黄色、ピンク、黄緑、赤、茶色、ベージュ、色とりどりのおしゃれなやつがくるりと輪をかいてます。
何にしよう、どーしよう、とわくわくしていると、デブのオバチャンデリカシーないからひょいひょいと2つ食べてしまいました!
ねねは「あーー!だめだよぉ!1人1個だよ!食べ過ぎ!」と怒ると
オバチャン、「あんまり美味しくないね」と捨て台詞を吐き食堂へ向かっていきました!
ねね「オバチャン2個食べたぁ(´-`)」とグチを漏らします。
そのオバチャンのことは後ほど太りすぎた腹を鉛筆でぷしぷし刺しておきました。
オバチャンは笑っていました。たぶん嬉しかったのでしょう。
気を取り直して、選びましょう。オンリーワンマカロン。
カラフルなマカロン。ねねはチョコレートっぽいシンプルなものを選びます。
あ~マカロン食べるの久しぶり。コスパめっちゃ悪いから普段買わないけど、やっぱり女子力のためというか自分への御褒美というか、気持ちのために食べたいものだよね。
「いただきます!」
パクリ
「みそ!」
え、味噌?
うん、味噌!
味噌味が最初にやって来て後からチョコレートが「お~い、まってよぉ~置いてかないでよ~チョコレートが主役だよぉ~」とチョコレートのコクを感じます。
が、一口ごとにやっぱり味噌味なんです。
諸先輩方に問題のマカロンをちぎって「少し食べてみて下さい」と味見をさせると
「…味噌だ!」とみそくそいっしょの感想が帰ってきました。
味噌もくそもチョコレートもわかりゃせんよ、おばちゃんだもの。
しばし考えたあと、マカロンって何なんだろうな、ピエールエルメの冒険心が行き過ぎてしまったのかな。という結論に至り、マカロンの箱にそっとフタをしたのでした。
4人中2人は「私マカロン苦手」と謙遜していました。
さ、気を取り直して、チョコレートを食べましょう!
むむ、Oさんがおやつタイム終了してるぞ。
「あれ、Oさん、食べないんですか?」
襟元にガーゼのタオルを巻いているOさん、
「私中にトロトロしたのが入ってるチョコレートダメなの~」とピエールマルコリーニから戦線離脱してしまいました。
「じゃあOさんが食べられるトロトロが入ってないのを探してみましょう!」とトロトロ抜きを当ててみようと奮闘します。
この貝殻のやつと鳥の奴は形が凝ってるからトロトロ抜きだろう、と食べてみると両方にトロトロが仕込まれていて、ごめんなさいOさん、全部トロトロのようですと、普段食べるチョコレートと随分趣を変えてやって来た舶来のチョコレートに畏怖するのでした。
他のおばちゃんが通りかかったので、「これ食べな早く食べな」とまた別のおばちゃんが勧めると、黄色いチョコレートを食べたおばちゃんは「な、なにこれ、すっぱい。うん、すっぱい。」としか言いませんでした。
食べ終わり、これ、いくら位なんだろうと当てっこし始めるとUさんがスマホで調べてくれました。
ねね「5千円くらいですか?」
Uさん「違う違う」
ねね「7千円くらいですか?」
Uさん「違う違う、もっと!」
ねね「は?じゃあ1万円!」
Uさん「ピンポーン!」
ねね「(がふぅぅっっ!)」
喀血するかと思うくらいの値段です。
マカロンとチョコレート、合わせて2万円近いかと思われます。
とんでもないものをもらって食ってしまった。
そして
「味噌味だ」
「マカロンはモサモサするから食べない」
「トロトロするのが嫌だ」
「すっぺ」
と正しいジャッジをされないピエールたちが不憫でならなかったです。
折角いただいたけど、味覚が庶民だからどうしても高級の味についていけなかった、せっかく頂いたのにごめんなさい、と思いつつ、Uさんが「口がバカになっちまった」と拍車をかけてピエールを攻め立て、たけのこの里をみんなに配り「やっぱりこれが一番いい」
と言うのでした。
ねねも同感です。
今日のまとめ
- ピエールエルメとピエールマルコリーニのお菓子は見た目も美しくて女子的なかわいいを求める心が満たされる
- でも本格的な味すぎてちょっと難しい
- マカロンはおばちゃんの好みに合わない
- どんなに高級飯を食べてもカップヌードルの美味しさはケタ違いなのと同じ感覚
- たけのこの里とかいつも食べるようなお菓子に原点回帰
終業後、マカロンが2個残っていたのでイケメン副主任に「マカロン食べないんですか」と言うと、イケメンがおもむろにマカロンを食べ始めたので直視したらきっと可愛い所作完璧だろうから目をそらしました。
イケメン副主任もマカロン食べるんだ~。マカロンに対する感想は「うん…」でしたので、きっと
- すごく美味しい
- 1個300円以上の価値あり
という結論が出せなかったのだと思います。
新しいものが割と苦手なおばちゃんたちの職場にはマカロンはいらないんだな。
おばちゃんたちの職場にマカロンがやってくるのは完全にアウェーなんだな。
文明を知らない原始人にテレビを与えるくらい意味わからない事なんだな、無茶苦茶なんだな。
食えねんだっぺ。
以上見てるだけで幸せになれそうなお菓子は食べた時の期待値のハードルがはねあがることを実感したねねでした。現場からは以上です。