ねね(姉)です。
先日栃木県の足利へ日帰り女子旅をしてきました。結論から言うと最高の女子旅となりました。
足利は駅から徒歩圏内に足利学校や織姫神社、鑁阿寺(ばんなじ)、鑁阿寺周辺の石畳通りと呼ばれるレトロな街並みなど見処がたくさんあるとのことでレトロ好きを称し、レトリッパー(レトロトリップをする人の略)ねねとしては行かねば!と思ったのです。
さらには足利まちなか遊学館という観光案内所では着物レンタルもやっているとのことで即予約しました。着物は自分で着付けると難易度が高いですがレンタルで着付けもしてくれるとなるとお手軽でいいですよね。
足利まちなか遊学館 | 足利市観光協会 | 学び舎のまち足利
ねねと友人K藤は足利市駅からレンタサイクルに乗って足利まちなか遊学館へ。渡良瀬川を眺めながらひっそりとした地方都市を自転車を漕ぐこと5分ほどで着きます。
建物に入ると
着物の斬新な柄や明るい色を見ているとワクワクしてきます。
これははいからさんが通るの世界じゃないですか!はいからさんになりたい、はいからさんになりたい!と高まる鼓動を落ち着かせ2階へ上がり受付をします。
まずはテーブルに広げられた着物を選びます。身長に応じて着付けで調節してくれるので平均的な体格の方はどの着物も着られるようです。
着物レンタルと言っても種類は多々ありますが、足利まちなか遊学館では足利銘仙というアンティーク着物をレンタルしています。
銘仙は、一般にいう“平織りの絹織物”です。大正から昭和にかけての女性の普段着として、また、お洒落着として日本全国に普及しました。
※以下より引用↓
観光地でよく見かけるポリエステルのプレタ着物とは違い、絹の着物です。生地の滑らかな色合いなどは見ると良さがわかります。
そして大正レトロというにふさわしい不思議な柄と大胆な色使い。10着程の中からこのハイカラな着るものを選ぶ楽しみはここに来た者にしか味わえません。
スタッフの方のアドバイスを頂きながらゆっくり選びました。どれを選んでもかわいいのだけどどれもかわいくて選べないという乙女心は爆発しています。
結局20分くらいあーでもないこうでもないとやってねねは緑が美しい着物に赤い小物を合わせました。こちらでは名古屋帯を使用するので帯揚げ、帯締めも好きなように選べます。
友人K藤は帯が気に入ったらしいピンクとエメラルドグリーンのパステルコーディネートとなりました。
はいからさんだ…
和室で着替えになります。
ユニクロのエアリズムのようなインナーと半ズボンをインナーとして着込みます(レンタル各100円)
自分で用意したものでも構わないそうで、ねねは着ていった白のババシャツとスカートタイプのペチコートで対応しました。
肌襦袢や長襦袢を着ずにインナーの上から直接着物を着ます。襟は紐で結ぶタイプのつけ襟なので、着重ねて苦しい、ということはなかったです。
銘仙に袖を通したとき「なにこれ、軽い、着心地がいい、滑らかな生地の肌当たりが着ているようで着ていないみたい!」と化繊の洋服地とは違う着心地を知りました。
ゴクリ…これが、お蚕さまのなせる技。
思わず唾を飲みこみます。
手入れは大変ですが絹の良さを知ってしまった。軽くて着ていて気持ちいい。夏に着ても良さそうな生地です。
胸や尻の厚みを補正することもなくシンプルな着付けなので着心地は普段着に帯がついて体幹がいつもより締まるくらいでした。
帯は1番良く見えるように丁寧に締めてくれます。
着付け中、「かわいい」「最高だよ」「120%かわいい」「史上最高のかわいさ」という言葉しか飛び交いませんでした。
散策用の巾着をお借りして財布と口紅とハンカチを詰め込みます。
足袋と草履のレンタルもありますが、ねねは自分の赤いヒールで。
ねね目線で着物を見てください。「かわいさ」がより伝わりますか?着ているものがかわいいと楽しいです。はいからさんになれました。嬉しいです。
着物レンタル中気を付けることはありますかと聞くと、水や食べ物をこぼすとシミになるので食べ物を食べるときは気を付けて、とのことでした。
それでは銘仙を着て出掛けましょう。
すぐ近くに足利学校があるのでそちらへ。
学校の門はいからフォトジェニック。
風景はいからフォトジェニック。
図書館はいからフォトジェニック。
井戸はいからフォトジェニック。
友人K藤と蔵はいからフォトジェニック。
梅とスマホはいからフォトジェニック。
はいからかわいいは作られる。銘仙すごい。
うなじがきれいに見えるように襟が抜けているのと名古屋帯の膨らみが粋です。
ねねの緑の着物は中振り袖で普通の着物より袖が長かったのがまたかわいいんだ♥
普段着では無地や地味色などが多いのでこういうときに思う存分色や柄を楽しむのがレンタル着物のコツだと思っているのでやり過ぎかな…くらいがちょうどいいかと思います。
アンティーク着物なので既視感がないのもいいところ。世界観は大正~昭和を舞台にした朝ドラのようでもあります。
近くの石畳通りや
鑁阿寺を散歩して
あっという間に返却の時間となりました。
これだけ動き回っても(座ったりしゃがんだりもしている)苦しくならず、着崩れもしなかったので着付けレベルがかなり高いです。ポリエステルの着物はツルツルした生地で滑るので着崩れしやすいので比べると雲泥の差です。
足利まちなか遊学館の着付けの素晴らしいとこをまとめると
- 着物が唯一無二のアンティーク
- 名古屋帯、帯締め、帯揚げが全て選べる
- 羽織の貸し出しもある
- 絹の滑らかな着心地を体験できる
- 手入れがしっかりされており着物の臭いが一切気にならない
- 襦袢を重ねないので着付けても苦しくない
- スタッフの方がとにかく親切で着付けの時間も楽しい
- インターネットで簡単に予約できる
- 少数対応なので他のグループに気兼ねすることなく過ごせる
加えて足利の素晴らしいところは
- 足利の観光地がさほど混雑しておらず着物散策中ゆっくり写真が撮れる
- 駅前から徒歩圏内(レンタサイクルもあるので借りるとより便利)
- カフェが点在しているのでのんびりできる
- 石畳通りがフォトジェニック
平日ということもありますが浅草や京都のような人混みがなくひっそりとしているのがとにかく良かったです。ゆっくり写真撮りながら歩けます。
着物レンタルは1時間30分で3,000円。正直1時間では足りないくらいなので延長をオススメします。
これだけ状態のいい美しい着物がこの値段でレンタルできるなら着たほうがいいです。コスパがいい意味でどうかしている。(手入れが絹の着物は大変だから…まして大正~昭和の古い着物で日々劣化していってしまうものだから着られる時に見て着ないといつか本当に無くなってしまうものだから)絹の着物の質感は実際に触れてみてほしい。
時間の流れと同じようにこの着物たちが痛んでしまったり着られない状態になったら2度と元に戻すことのできない大切な着物を快く着付けてくれたスタッフさんや足利市には貴重な体験をさせていただきありがとうございますとしか言いようがないです。
予約するなら…
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これから桜の季節で鑁阿寺の桜が咲いたらかなりフォトジェニックになると思うので計画はお早めに!
着物に興味があるけど着たことない、かわいいものを着たい、普段とは違う女子旅をしたい、そんな人にオススメしたい足利の着物レンタルの話でした。足利観光の楽しさについてはまた後日。では。