ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

ペラペラ??

元気が出ない。落ち込んでる。

 

なんでだろな?

 

 

あっ!足の親指の爪がぱかぱかしている。

 

 

半分位浮いている。

 

 

割れたー。ひーんひーん。

 

 

怪我なら傷パワーパットでも貼ればすぐ治るし、風邪なら薬を飲めば良い。

 

でも、爪は爪は伸びるまで待たないといけないから、痛いのずっと続くんじゃ。

 

今はかろうじてくっついてるけどさ、いつかめくらなきゃいけないじゃん?それ痛いじゃん?スパイが拷問で爪とか剥がされちゃうじゃん?そんくらいヤバイ!やつじゃん。

 

爪ペラペラじゃない人生って最高じゃん?おれ?おれの爪ペラペラだから今超不幸だよ!

へへへ。不幸だよ。

 

 

今日の爪ペラ

ベッドにしゅーと滑り込んだらペラ進行

パンツを履こうとしたらぐっと当たりペラ進行

サンダルに親指を引っかけてペラ進行

人生の宿題を少しずつ片付けていこうと思うのだ

一昨日ふと『人生の宿題』というものをやり残していることに気づいた。

やりたかったけどタイミングを逃しできなかったという自分自身に課してそのままにしてきた宿題だ。

なぜそれをやらなかったか、社会的な立場が大きい。だけどやろうと思えばできたはずだ。こうなったらねね自身の自我を押し通そう。宿題を片付けよう。そんな衝動がねねを突き動かした。

 

決めたらもういてもたってもいられなくなった。

 

ねねは髪の毛をピンクにする。

 

ねねの人生の宿題はピンクい髪の毛にすることだったのだ。

唐突なので髪をピンクにすることへの憧れを説明したいと思う。

クリーミーマミというアニメが大好きで、藤色の髪の毛の主人公がかわいくて憧れていた。
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幼少期は「ねねも大きくなったら紫の髪の毛になる~!」とはしゃいでいたはず。

それが徐々にアニメと現実は違うということに気付き髪の毛がクリーミーマミみたいになることはないと知って藤色の髪の毛になることを考えもしなくなった。

 

20代になって、異常にピンクが好きな時期があった。鞄の中の小物が全部ピンクで、歯ブラシなどピンクじゃなきゃ絶対買わないという徹底っぷりだった。

その頃髪の毛をピンクにしたいと思ったが病院勤めで染髪に制限があり「結婚式を挙げるときピンクの髪の毛にしよう」とふと思ったがその結婚式を挙げるどころか夫となる人物を見つけられなかったので密かなねねの夢は叶わなかった。あまりにも正気でないこの夢は恥ずかしいと自覚していたので誰にも言っていない。今ここでこの文を読んでくださった皆様はねねの秘密を知ってしまったことになる。どうか引かないでほしい。

 

33歳となった今、なぜか髪の毛をピンクにしたいという気持ちがふつふつと再燃してきた。

ちょうど火曜日に来月のシフトの調整をしたところ、1ヶ月お固めの仕事が入らなくなったのでよし今がチャンスだと思って髪の毛をピンクにすることを決めた。誰にも相談せず決めた。ねねの衝動はいつだって突然で取り返しのつかないことをやろうとする。例え失敗して痛い目をみても、やらなかったことの方がねねにとっては痛い。

 

さっそく美容師の友人K江に連絡した。
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 ヘアカラーはもう10年以上やっていないので、カラーをお願いした時点で様子がおかしいと察したようだ。

ピンク、というオーダーを告げると、キキララちゃんみたいなピンクか、と聞いていたので話が早い。この友人はねねのことをよく分かっている。
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在庫を探してくれて見事に見つかったのでそれでお願いした。髪の毛をピンクにしたいと思った次の日にはもう段取りができた。

 

そして今日、髪の毛をピンクにしに行った。

 

 
新鎌ヶ谷の美容室 Vanguard

鎌ヶ谷ヴァンガードという美容室だ。ここはいいよ、とてもいいのだよ。

友人K江にことの次第を伝え、ねねの迸る衝動を理解してもらった。

美容師歴も10年を超えると段取りよく奇怪な衝動にも対応してくれる器の大きさがある。大船に乗った気持ちで全てを委ねた。

 

まずはブリーチをして髪の毛の色を抜く。

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さすがに頭髪全てをピンクにすると仕事ができなくなるので髪を結べばピンクが隠せるようにというオーダーをした。

 

人生初のブリーチだ。

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 ドキドキするのとワクワクするので楽しくなってきた。こんな気持ち、たまに味わいたい。おしゃれして出掛ける日のような、新しい靴を下ろしたときのような、まだ見ぬ場所に旅するような興奮だ。

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1度のブリーチでは色が抜けきらないのでもう1度かける。髪の毛は痛むよと言われても「やっちまってください」と言う。

 

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髪の毛にアルミホイルやラップを巻かれ、瞳を輝かせた33歳のねねは珍妙な髪型になっている。

 

2回ブリーチを掛けて髪の毛はとても明るい色になった。はぁ、これがねねの髪なのか、と気持ちが高まる。 

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 使うカラー材を見せてもらった。

紫もあるので少し混ぜる?と提案してくれたのでお願いした。

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それにしても今まで見たこともないカラー剤。こんな派手なのがあるんだ、と感心してしまう。

  

サザエさんみたいな頭で色がつくのを待つ。 

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 アルミホイルを開けると紛れもなくピンクだ!うれしい~!

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 色がついたようなのでシャンプーをしてドライヤーをかけてもらう。

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 あぁ、本当にピンクになった!

うれしい!バレないようにこっそりピンクになった。念願のピンクになったのだ!

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 色としては今現在どぎついピンクだが、徐々に落ちて1週間ほどでクリーミーなピンクになるという。髪色が変わっていくのを見るのも楽しみだ。

 

なぜか50代向けの雑誌が置かれていたが、ちゃんと読んだ。品のいい50代の婦人向けの雑誌だったと思う。

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こうしてねねは人生の宿題を1つ片付けた。今日は8月31日の気分だ。

明日から新しい生活が始まるような気がしている。

こうやって少しずつやりたかったけどやってこなかったことを片付けていこうと思う。

やりたいことを我慢できない性分で無茶なことも押し通して失敗もするけども、突き詰めたとき達成感と楽しさが残るんだなと髪の毛をピンクにしてみてわかった。

後は明日職場で怒られないか、そこをクリアすればこの挑戦は成功に終わる。

宿題は提出するまでが宿題であるのだ。

ありがとうのラブレター

今週のお題「あの人へラブレター」

 

 

新しい上司が来る。

 

4年前、めめがOLだった時のお話。

 

直属の上司が会社を辞め私の仕事をみてくれる人がいなくなった。

その当時は何の為に会社に居れば良いのかも、何の為に何をすれば良いのかも全く分からなくなり物凄く荒れた。頑張って仕事をしても誰も気にしてくれずどうして良いのか分からず死にそうだった。まだちょっと若かったからね。適当にやると言う事が出来なかった。良く生きていたなと思う位、不健全で夜に寝たら次の日が来て会社に行かないといけないからと仕事のある平日は眠れなかった。

 

仕事を辞めるかとぼろぼろになった所で新しいチームが出来る、新しい上司が来るよと言う話が出てきた。

 

新しい上司はアメリカ人。

アメリカと日本の遠距離上司。

 

メールで挨拶を済まし、メッセンジャーや電話会議を通じて仕事を貰えた。

 

 

そして上司が日本に出張しに来るとの事で初対面の会議をセッティング。

朝からの会議、来ない、上司が来ない!なぜだ?何で来ない?と待っていると

「ごめんごめん」と遅れてやって来た。

上司は無茶苦茶大きい人だった。190センチ位の長身のちょっとだけおでこの生え際が後退している人だった(そのせいで)年上だと思っていたら同年代とのことで物凄く優秀な人なんだと思った。

 

 何だか居心地の悪そうなもじもじとして落ち着きの無い様子、超挙動不審者。大丈夫?この人と不安が募る。

 

「ロストバケージしてユニクロでパンツを買ったんだけどタイトでさ」と下半身がピチピチでとても苦しそうだった。挙動不審の理由が分かり安心した。

その日の内に代わりのパンツを入手したようでその次の日からは挙動不審ではなくなった。

 

これから仕事を一緒にすると言うことでドキドキしつつも無事に初対面を済ませた上司とめめはその後2年間頑張って仕事をこなした。

 

遠距離なので上司とはたまにしか会えなかったがいつも電話で「大丈夫?」「仕事どう?」「ありがとう」と声をかけてくれフィードバックをきちんとしてくれる優しい上司だった。


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アメリカの空は青い。

 

めめ自身もたまーにアメリカに出張に行き泥の様に働き

「アハハ、僕はめめを誘拐してきたんだよ笑」とジョークを言う上司に笑わさせれた。

 

シュラスコでは肉ではなく揚げバナナを食べまくり、ダイソンの掃除機に喜ぶ某国の人の真似をしたり、ミンティアをあげると「ASAHI!」と無茶苦茶喜びボリボリ私のミンティアを食べ尽くしたり、チャーミングでちょっと変わっていたな。

 

変わっているけど真面目で優しい、そして女心も繊細に読み取り気配りをする上司。

 

私は英語があまり出来なくていつも「yes」「no」「okay」「thank You」「sorry」位しか言わないので

「意思表示はっきりしてね(もっと英語しゃべんな)」とさりげなく怒られていたけどそこは無視し続けた。

 

面談のようなものがあり電話で話していると突然「Are you happy?」と質問された。

いつもちゃんと意思表示しない私を心配してくれた質問。

 

その一言で一瞬で惚れた。

 

もちろん「Yes, i'm very happy」と答えた。

ごめん、いつもダンマリしていて。

 

上司の優しさをとても感じた瞬間だった。

上司はいいオトコでとても綺麗な人と結婚していて子どももいるので恋心は封印した。

この上司の下に、私の新しい上司として他の人が来てから私は仕事を辞めてしまった。

 

 

 仕事を辞めてから上司と特に連絡をとっていなかったがラブレターの日、これを機会にメールでもしてみよう。

 

ありがとう上司。私が今まで出会った人の中で一番大事にしたい、全力で尽くしたいと思った人。あなたは本当に丁寧に私に接してくれた人。人間として大好きだったし今でも大好きです。今でも上司の事を大切に思っています。

 

英語じゃ上手く伝えられないかもしれないけど頑張って書いてみるよラブレター。

 

その男と一体どういう関係なのか。

こんばんは、ねね(姉)です。

先日山に行ってきました。サボテンサトシという男と。


ギターを背負って山に来た男の話 - ここから先は私のペースで失礼いたします

 

2人で山に行くなんてちょっとどういう関係なの?と思う方もいるかもしれないのでそこら辺も少し触れておきましょうか。

実際めめ(妹)から「なに、それ、デートなの?」と言われたりもしたので。

 

サボテンサトシとさかもツインねねは恋とか愛とかの類いのような関係ではありません。

ねねはサボテンサトシのことをリスペクトしていますよ。大ファンですもの。

 

さすがに2人で出掛けるとなるといやはや異性と出掛けるなんて何年ぶりだろうか、とそりゃ緊張しました。

 

で、待ち合わせたときにギター背負っているのだもん、笑っちゃいますよね。笑ってしまったのです。

で、山に不釣り合いなギターを背負って歩く男をどんな感情で迎えればいいのかわかりませんでした。少なくてもときめきとかそういうのはなかった、と断言できます。

 

2人で仲良く歩いたと思うでしょう?違うのですよ、サボテンサトシの後をつけ、ねねはひたすら写真を撮っていたのです。2人で並ぶことなどなかったですね。

 

会話はもちろんありました。

サボテン「ねねさん、嫌いな芸能人の名前言い合いっこするゲームやりません?」

ねね「やるやるやる!めっちゃ楽しそう!」

結論としてバイキングに出てくるやつはみんな嫌い、でまとまりました。

 

ねね「サボテン、私らは今こうやって自由に生きているでしょう?いつかねぇ、そのツケを払う日が来ると思うんだ。私らはきっと社会に殺されるよ」

サボテン「処刑場送りですか?」

 

暗いなぁ、会話が本当に暗いんだよ。デートでさ、こんな世知辛い会話ある?

 

我々は恋とは無縁の世界にいて過去の失恋で恋という概念をすっかり無くしてしまった者たちなんです。

 

サボテンもねねもある程度人と距離を置くタイプの人間のようです。2人でご飯を一緒に食べるというハードルがあまりにも高かったので、サボテンがギターを弾きながら歩いている後ろでねねはガサゴソとおにぎりをむいてサボテンに気づかれずささっとおにぎりを食べました。デートでさ、こんなランチタイムある?デートじゃないからあるんですけどもね。


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 サボテンとねねの距離はこれくらい離れているけども、サボテンとの距離感にはとても気を遣っているつもりだけども、ファンとしてはサボテンの生歌を間近に聴けてすごく楽しい時間となりました。あとサボテンはとても優しい人間なのでねねが何回もトイレに行っても「また行くの?」と一切言わず待っててくれるので、頻尿女子はサボテンと出掛けるといいかと思います。

ねねは、まだ恋人を募集していますが一切応募がないので、応募してこない殿方におかれましてはその選択は正しいよ、と言いたいところです。

多分サボテンサトシも恋人を募集していると思うのでこれを読んだ女性ファンの方はぜひアタックしてみてはいかがでしょう?

 

そんな33歳独身女性の近況。こちらからは以上です。

 

湯遊ワンダーランド読みなよ

おはようございます。めめです。

 

今日は仕事ですか?めめはバイトです。

仕事が終わったら本屋に行けますか?そうですが。よし、したらばまんしゅえきつこ先生の湯遊ワンダーランドを買いましょう。
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 おしゃれな表紙ですね。買いましょう。

試し読み出来るみたいです。

http://fusosha.tameshiyo.me/9784594079567

こちらのおうちのお話を読んでから湯遊ワンダーランドを読むとあーあの家となるのでおすすめです。


オシャレな部屋に引っ越したい – まんしゅうきつこのリフォームワンダーランド(1) - イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」

 

カオスサウナ水風呂家族オカルト、色んなものがたくさん詰め込まれた奇怪な日常。ほんわか出来ないハードなエピソードがソフトに優しい絵柄で描かれているので読んだ後嫌な気分になることはありません。

 

お互いにこいつは変だなと思いながら一緒に暮らすのは家族だから。さかもツインの日常も似たような感じなので面白いなぁと思います。

さ、今日は本屋へレッツゴー。湯遊ワンダーランド良い漫画でっせ!

ギターを背負って山に来た男の話

人はなぜ山に登るのか?

そこに山があるから。

 

好きな人は好きだけど、そうでもない人はそうでもない、それが山。

 

ある日激しい衝動がねねを突き動かした。

「サボテンサトシと山に行きたい」

こんなことは普通思わない。普段山に行きたいと思ったこともないのになぜかサボテンサトシを誘ってみた。

サボテンサトシとはギター芸人だ。

サボテンサトシ (@sabotensatoshi)さんをチェックしよう https://twitter.com/sabotensatoshi?s=09

ひょんなことからライブに行きねねは一瞬でファンとなった。サボテンサトシのギターや歌はとても素晴らしい。そして顎が長い。

 

NOと言えない性格なのか、きっと山に興味のない人間だろうに「いいですよ、行きましょう」と言ってくれたので助かった。

 

とりあえずギターとハーモニカを持ってきてほしいとお願いした。

サボテンサトシは「いいですよ、持って行きましよう」と言ってくれたので助かった。

 

 

当日、雨予報だったが明け方に雨は止み、絶好の山日和となった。聞くとサボテンサトシは晴れ男らしい。

 

駅で待ち合わせをしたがねねは遅刻をしてしまった。ごめんなさい。電車に乗っているとラインがきた。
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待ち合わせの駅は山仕様の人しかいない。その中で1人ギターを背負ってるらしい。恥ずかしいだろうに、かわいそうに、と思いながらまだ見ぬサボテンサトシの姿を想像すると笑いが止まらなかった。

 

サボテンサトシを30分程待たせ、駅に着いたときすぐにサボテンサトシの姿を見つけた。

「なんであの人ギター持ってるんだろう?おかしいでしょ!」

と引いてしまった。

持っていると知ってはいたが違和感がすごいのだ。

 

遅れて申し訳ないと伝えると少しだけげっそりした顔で「大丈夫です」と言ってくれた。良かった、いい人だ、いい人なんだけど今日この人はギターを持って山に行くらしい。かわいそうになってしまう。

 

山は観光用に整備されているので途中までリフトで行くことにした。

サボテンサトシと「ギター持ってリフトに乗れるかな?」と不安をぶつけ合った。

結果から言うとギターを持ってリフトに乗れた。これで山頂へのアクセスがだいぶ楽になる。

 

サボテンサトシが使うギターはアコースティックギターのようで平均2~3㎏らしい。実際は測っていないのでわからないがケースやもろもろを含めて+山用の荷物なのでギターがあることは単なる負荷でしかない。
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リフトを降りてこれから登るぞという1枚だが、サボテンサトシの表情がもう死んでいる。ギターが負荷でしかないことを察しているのだ。


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新緑と5月の爽やかな風が山を包む。皆爽やかな顔をして歩いていたがサボテンサトシだけ妙に長いギターケースを背負いうつむいて歩いていた。

励まそうと思った。

ねね「今日は…無理言っちゃってごめんね、サボテンサトシはさ、世界一素晴らしい被写体だと思ってるからたくさん写真撮るね!」

サボテン「ええ、どうぞおもちゃにしてください。僕の正しい扱い方はおもちゃにすることです」

ねね「オブラートにッッ!くるんだの全部剥がしたね!ごめん、おもちゃにして」

サボテン「いいんです、僕はみんなのおもちゃです

 

サボテンサトシはねねの真意に気付いていた。この人はそれでも受け入れてこうして山を歩いているのか…。きっと我々とは違う悟りの道を歩いているのだろう。

 

山頂まで石段が続く。
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正直シティピープルにはキツい。
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本当にキツい。ねねの腰と膝は相当なダメージを追っている。息は完全に上がっている。前を見ると緑のギターケースが見える。

「何で?(ギターを持っているのか!)」

我慢できず聞いてみた。

サボテンサトシは「それは…ねねさんが…ははっ」と鼻で笑った。

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ねねは疲れていた。あまりにも石段が続くのでうんざりしていた。サボテンサトシがよく分からんギターを持っているのにちょっとだけイラッとして「何でっ!?」とさっきよりも強い口調で言った。

サボテンサトシは「ははっ」と鼻で笑うだけになってしまった。

この世に正しさなんてない、と言うような顔だった。

我に返り、悪いな、と思った。

 

 途中の神社でご利益がありそうなくぐり石があった。

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ギターなど背負っていないかのようにスムーズに出てきた。見事に出てきた。出てくるところを他の登山者にまじまじと見られていたのをねねは知っているが言うとかわいそうなので言うのをやめた。
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世界平和を祈っていたが表情は完全に無だった。信仰心はとうの昔に捨ててきたという顔をしている。

 

そしてまた石段を登る。
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サボテンサトシはすごい汗をかいていた。

なぜそんなに汗をかいているのかと聞いたら「そりゃね…」とだけ答えた。かわいそうになってしまった。

 

途中に業の重さを感じる石があった。
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「もう業は背負ってきてます」と言いながら痩せた腕で業を持ち上げた。この時間は完全に人生に必要ない時間だった。サボテンサトシの残基は確実に減っていた。

 

急に木の根を揺すり始めた。怖い。精神と顎の長さがどうかしている。
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大丈夫?
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ハーモニカ、それは運命の出会いだった。
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そしてサボテンサトシとハーモニカは1つになった。

歩く度にハーモニカが顎にかつかつ当たる。自傷行為を始めてしまった。なんだか悲しくなった。吐息で弱々しくピョフォーとハーモニカがなった。ねねはどうすることも出来なかった。

 

見たこともない虫を見つけた。
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「この虫、僕みたいに弱ってます」とサボテンサトシが言う。
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 命は儚いなと思った。サボテンサトシと虫を見てそう思った。かわいそうになってしまった。


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ハーモニカは確実に顎に食い込んでいる。他に方法はなかったのか?

燃え付きそうな命をただ見守ることしかできない我々は無力だ。

 

1時間程の石段地獄を越えて、何とか山頂に着いたとき、サボテンサトシはハーモニカとギターを持っているという奇異の目にさらされ瀕死だった。かわいそうになってしまった。

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瀕死のサボテンサトシは観光地価格の命の水を求めた。
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こうしてサボテンサトシは命の水を手に入れた。
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命の水を飲んでも
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何も言わなくなってしまった。かわいそうになってしまった。

山頂の絶景に思うことはなんだったか、それは誰にもわからない。

 

山頂の奇異の目が痛すぎたので早々に下山する。
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ご婦人のグループに「あら楽器持ってるの?」と声をかけられたのでいよいよギターを出すことにしたサボテンサトシ。
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この覚悟を決めた男の顔をみてほしい。半分死んでいるけども。
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残りの生きている半分のほうのサボテンサトシはギターを弾きはじめた。
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それはとてもいい演奏で見ず知らずのご婦人の足を止めさせ「あなたはいい声してるわね」と拍手を頂いていた。
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ねねが聞いてもやはしいい歌を歌っていると思った。

 

そのあとかわいらしい2人組の女子のために即興で埼玉県の歌を歌った。
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大ウケだった!

調子が出てきたのかネタを始めたサボテンサトシ。
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フリップを持っている!フリップ持ってきてたんか!

悩んでフリップをギターケースに詰め込んだらしい。素晴らしき芸人魂。

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「森に帰れ!」と初対面の女子に5回くらい言われていたが喜んでもらえたようだ。

ねねもこの歌を聞いてめちゃくちゃ笑ってしまった。サボテンサトシの歌はとても良いのである。

新緑の中響き渡るサボテンサトシの歌声と「森に帰れ」コール。世界で1番幸せな時間だったかもしれない。

 

ミニ森ライブのあとサボテンサトシは少しだけ死んでいた。森に還ってしまわないよう心配した。
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見ているとそのうち動き始めたので良かったなーと思った。

 

ただ、そのあとの行動が森寄りとなってしまった。
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ギターを掲げてみたり
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森の精霊感を出してしまったり
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サボテンサトシwith新緑だったり。

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ただ、ものすごくいい顔をしていた、ということは皆さんにも知ってほしい。
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↑ほらね。

 

森に還ってしまう前になんとか人気の多い場所に戻ってきたのでサボテンサトシは消滅せずにすんだ。良かった。
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 「結局人は好きなことしかできないんです」とサボテンサトシは街を見下ろし言った。今日の登山も彼の中で好きなことに入ったかどうかはわからないがやり遂げたその背中はギターケースに隠れて何を語っているかわからなかった。

 

 

悟ったところで下山する。リフトに乗れるかな?

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乗れた!
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降りた!
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笑顔!良かった!

 

こうして3時間程の山は幕を閉じた。お互い命があってよかったと安堵感をにじませた。ねねはとても楽しかった。山でサボテンサトシの歌を聞けてすごくいい気分だった。

また行きたいと思う。

 

※山にギターは危険かもしれない。整備されたコースを歩くなど安全には十分注意して我々は行動したので無事下山できたが山をなめてはいけない。全て自己責任なのでそこら辺はご配慮を。

ニャオのにゃおにゃお

にゃおにゃおと外から聞こえてくる。

 

ニャオがいた。
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にゃお

 

とエサをねだるニャオ。

 

 

でっかいニャオ。

 

 

白黒のニャオ。

 

 

ちょっと鳴きかたが個性的なのでにゃおと聞こえてくるとあのニャオが来ているんだなとくすっと笑います。

 

深夜だから鳴いてもご飯貰えないよニャオ。

 

明日は貰えるといいね。

(深夜2時もにゃおにゃお鳴いてる)