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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

電気ビリビリの刑

今日ねねは小顔マッサージに行った。そこは多分中国の人がやってる整体院で、カタコト日本語で接客される。いつも怪しいパジャマに着替えしてと言われるのでおとなしくじいさんが着るようなパジャマを着る。多分コモディイイダで買ったんだろうなというしじら織のパジャマだ。

これが結構気色悪い。得たいの知れない服を着ることに恐怖を感じるタイプの人間なので。パジャマは苦手だが施術はしっかり揉みほぐして肩こりが楽になるので月2~3回のペースで通っている。

 

今日は顔もやってもらうことにした。ここの小顔マッサージは腹に謎の中国式電気ビリビリパットをつける。腹につくパットはいたくないのだがそこから通電するらしく、顔にクリームをつけてマッサージするとすごくビリビリするのだ。電気の痛みというのは特殊で慣れないのでけっこうしんどい。

とくに歯が痛くなる。「歯が痛くなるよ。」と言われていたが虫歯なの?というくらい歯が痛くなる。ビリビリくるのだ。

はぁ~!痛い痛い痛い痛い!

そう思っても声に出さない。なるべく頑張って耐える。ビリビリに一向になれる気配がない。ビリビリビリビリ。表情筋がぴくつく。口は金魚のようにパクパクしている。恥ずかしいので動かさないように努めるが勝手パクパクしてしまうのだ。もうじき死ぬ金魚みたいになっていたと思う。

耳下のリンパをゴリゴリビリビリやられ、次はほうれい線をゴリゴリビリビリやられる。凝っていると痛くなるのだろうか。歯茎からよく分からない部位がめちゃくちゃ痛い。

ニコラテスラめ、と思う。ニコラテスラは関係ないけどニコラテスラめぇ~、エジソンめ!なぜ電気を発見したのだと叫びたくなる。電気は時として恩恵だけではないものを与える。

ほうれい線が終わると眉間をやられる。これは前頭葉がどうかしてしまうかと思った。

ビリビリバリエーションが違う。バリバリする!なんで?脳波が停止してしまう。そのままやらないで。あー、あーーー、と思ったがやはし耐える。強くなりたいので耐える。

 

またほうれい線をビリビリやって施術は終わった。顔は何となくすっきりした。終わってから「いやぁ~痛かったですね。」と笑うと「歯が痛かったでしょ」と言われる。歯もどこも全部痛かった。

強くなれた気はしないが、凝りがほぐれたので良しとする。また行くかはわからない。電気ビリビリはもはや恐怖体験だし、刑だったのだから。