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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

腹を壊すよさかもツイン

お腹がブロウクンした。

わりとストロングの腸を持つめめがブロウクンした。

 

原因は御徒町で買って灼熱地獄の中さいたままで持ち帰ったイカと思われる。

保冷剤と袋に入れてほとんどクーラーの効いた電車で過ごしていたからさすがに大丈夫だろう?と思いイカとくうしんさいの炒め物を作った。にんにくとオイスタソース、味は普通だった。

 

 

食べてから1時間程してから

 

 

ギュ

 

トイレットへGOした。便秘は解消されたワイとポジティブにとらえた。

 

その後は平気だったもののねねはかなりブロウクンしたらしい。

 

 

ねねはかなりブロウクンしたらしい(ほんとごめんね)

R-1とビオフェルミンを飲んでブロウクンは収まったらしい。

 

 

夏場は遠方のスーパーでお買い物するんじゃねぇと弱々しく怒られ反省するめめでございます。ごめんね。

プチ食中毒、お気をつけあそばせ。

 

火を通しても普通の味でも起こるのか。サイレントにいたむナマモノよ、恐怖はそこから始まる。

 

 

俺たちの夏はまだ終わってなんかいないんだせ~魔装番長バンガイスト2巻と私と夏の日~

先日魔装番長バンガイストの2巻が発売された。ねね(姉)はこの漫画がとにかく大好きなのでどんなところが好きか書く。


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魔装番長バンガイストは霧隠サブロー先生作のアクション・ヒーローもの漫画なのだが、正義も悪も関係なく登場人物全てを愛しく感じてしまう異色の漫画だと思う。

 

現在リイドカフェで絶賛連載中で気になる方は第1話から読んでみてほしい。↓

http://leedcafe.com/webcomic/%e9%ad%94%e8%a3%85%e7%95%aa%e9%95%b7%e3%83%90%e3%83%b3%e3%82%ac%e3%82%a4%e3%82%b9%e3%83%88%e3%80%80%e7%ac%ac%ef%bc%91%e8%a9%b1/
魔装番長バンガイスト 第1話

 

主人公は番 超一郎(ばん ちょういちろう)。いかついおにいちゃんだ。
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怒りが極限を突破すると魔装番長バンガイストに変身し人類滅亡をたくらむ魔界一族と戦うというヒーローものだが、爆弾の研究者やプロレスラー、謎のヒロインパンツ丸出し女、すぐ脱ぐ警察官が出てくる。こうして文字にするだけでもわかると思うが、登場人物のクセが強い。

クセが強過ぎるゆえ登場人物の全員が全員、主人公のような立ち回りで冒頭にも書いたとおり正義も悪も関係なく登場人物全ての存在をしっかり見届け全員に愛着がわいてしまう不思議な漫画なのである。

 

ヒーローものなので多少のバイオレンスはあるが基本プロレス技である。どうかしている。一応武器なども出てくるが、壮年~中年男性の体と体のぶつかり合いが多い。なのでグロいとかこのシーンがちょっと暴力的すぎて読めないということはない。

 

こういう↓ムキムキとした男性がたくさん出てくるのでムキムキとした男性が好きな人は読んだほうがいいと思う。
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もじゃもじゃもしているので、もじゃもじゃしている男性が好きな人も読んだほうがいいと思う。

比較的上半身は脱げてしまうが、下半身は脱げても作者の紳士ニズムが発動し●で隠してあるので安心して読める。

 

ちょっと気になるのはこういうふさふさした玉(ぎょく)がたまに出てくる。
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ちなみにこれは爆弾。

 

ちょっと玉っぽいのは他にも出てくる。

バンガイスト20話より↓

http://leedcafe.com/webcomic/%E9%AD%94%E8%A3%85%E7%95%AA%E9%95%B7%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%B3%E7%AC%AC20%E8%A9%B1/
魔装番長バンガイスト第20話
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宇宙人のようだ。

魔装番長バンガイストの単行本にはバンガイスト怪人大図鑑というのがあって、出てきた魔界一族の紹介をしているのだが、この宇宙人、第20話でたった2コマしかでてないのにきちんと紹介されている。
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 ボゴヂン星人というらしい。限りなく玉(ぎょく)のようてあるが、多分これは脳みそあたりなんだろう。隠さなくてもOKなやつらしいし、ちゃんとブリーフもはいている。素晴らしい。何よりクロックスに靴下をはくという丁寧な暮らし。たった2コマで終わってしまったのは非常に惜しいキャラクターだ。ねね的にはすごく愛着がある。

 

バンガイストを読み進めると作者の霧隠サブロー先生の人間性が伺える。たった2コマしか登場しないボゴヂン星人にパンツや靴下をはかせ、しかも怪人大図鑑に載せる優しさ。なんて丁寧な人なんだと思う。

 

これは魔界一族が人間にトロールもちを食べさせトロール化させ魔界一族の無敵軍隊としてこき使う予定というシーンだ。
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 魔界一族のトロール責任者がきちんと人数分弁当を買って食べさせてあげているところが悪なのに人間らしく優しい。人数もきちんと把握しており優秀な管理職だ。トロールたちが喧嘩していれば、速やかに何が起きたか聞き異変に対応するという聖人対応。こんなの理想の職場すぎる。魔界一族のくせに!悪者のくせに!めちゃくちゃいい人じゃん!といった具合で好きになってしまう。

 

そう、この漫画は人としての筋が通っているのだ。むちゃくちゃな奴も出てくるがみんなでなんとかうまくやっていて、ストーリー上どうしても魔界一族の奴らが倒されてしまうのだが、倒された奴らにも正義があって、倒されてスカッとしたではなく、あいつもあいつなりにいいやつだったんだよな、惜しいぜ、とホロリとするのだ。

 

むちゃくちゃな奴のむちゃくちゃな展開についていけないかも、と不安に感じることはない。
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訳のわからないときはちゃんと登場人物の誰かがツッコミを入れる。こういう思念的な語りかけに「何を言ってるのか全くわからんが…」とヒロインが読者のフォローをしてれる。語りかけられているのにわからないで返答する自由もあるのだ。わからないことをわからないと言っていい世界。なんて親切なんだ。多分小学校の教室より親切な世界。

 

プロレスラーにならないかと誘われた番超一郎の返事なのだが、なぜ嫌なのか分かりやすく説明した上で断っている。
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明確な理由があれば「そうなんだ」と引き下がれるし、また誘ってお互い嫌な思いをしなくていい。口調はやや荒いがとても丁寧な会話シーンであるし、こういうささいなシーンでも人間の筋が通っているのだ。

 

亡くなった魔界一族の仲間を忍ぶシーンもある。
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ちょっと泣いているし!もらい泣きしちゃうじゃん。

 

あと、登場人物がおならをするシーンはあるが、失禁や脱糞シーンはない。これは登場人物の尊厳を作者が大事に守っているのではないか。

おしっこ、うんち、出てきたら出てきたできっと笑う。

だけども笑われた方はどうか。恥ずかしい気持ちでいっぱいになってしまうだろう。登場人物にそんな思いをさせない霧隠サブロー先生の男気をひそかにいいなと思っている。

 

魔装番長バンガイストは優しさで出来ているといっても過言ではないくらい、優しくて人情味に溢れた漫画だ。筋が通っているので読んでいて心がぽっと明るくなる。優しい気持ちになれる。

 

ただ、展開はむちゃくちゃになることがあるのでリイドカフェの紹介文を担当編集さんが書いているらしいのだが、「どうすんのこれ!?」と心の声丸出しになっていることがある。多分読者もどうなるのこれ、とハラハラしているので共感者がいるというサポートもあるから大丈夫だ。
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ここの紹介文からもう笑えてしまう魔装番長バンガイスト、面白いのでぜひ読んでみてほしい。

子どもの頃夢中で読んだ漫画のような世界感だ。夏休みに畳の上で汗をかいた麦茶のグラスに手をあて涼をとりながら漫画のページをペラペラとめくり蝉の声を聞き流す。

あぁ、俺たちの夏は終わってなんかいないんだぜ。なぜなら魔装番長バンガイストがあの夏の日を思い出させてくれるから。

いつだって我々は麦茶を飲んでいいし漫画も読んでいいのだ。あの頃の私が今の私を見たら楽しそうで自由で羨ましく感じるだろう。過去の自分に妬まれる夏にしよう。

 

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ワンピースその後

ねねはGUのワンピースを一昨年購入していた。
GUのフレンチスリーブロングワンピが着心地良くてフォトジェニックで優秀な話 - ここから先は私のペースで失礼いたします

これは今でも着れるベーシックなデザインでなぜ今売ってないんかな?定番アイテムにして欲しいと思うほど優秀なワンピースだと思う。

めめはこれを月曜日から日曜日まで着たい、毎日着たい。楽で可愛いから。

 

 

そんなねねが買ったワンピースの現在は、
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シミだらけ。

 

 

え?なんで?なんてこんなシミついてんの?

『もう外では着られないよねぇ』とグフェグフェ笑っていたねね。

 

あいつ、白い服着るの好きなのにいツモ汚してるの。

 

最近おこったことは
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白い服を着ていたら隣でソルダムを噛ってたねねにソルダム汁を飛ばされたし。

 

30過ぎて恥じらいが消えて自由に生きようとした結果、白い服をシミで染め上げるバハアになったのかと思うとなんだか切なくなってしまった。

めめはさいきんべつにふつうだよ

ねねは自分のこと癒し系なにかと思ってるのかい?
なんだかきみはさいきんたのしそうだね - ここから先は私のペースで失礼いたします

 

そうか、、、うん。それは違う。

 

めめはいつもどおり変わらずのテンションだ。

 

 

ねんねこ大使館にねねが来てから変わったことは自分のペースで生活が出来なくなってちょっぴりストレスだ。

なにせ単身者向けの狭い部屋に一体人間がごろんと転がっているのは邪魔だなぁと思う。

寝起きには『起きたくないよぉねんねこ大使館でねんねこしたいよぉ』と叫ぶねねがかなりウザい。

トイレに行くときは『おおおおしっこ』と叫ぶのがウザい。

やかましいんだよなあいつ。

 

 

貼ったサロンパスの皮はゴミ箱に入れてくれないし、
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寝た状態からそのまま家を出てしまうのでもあんと焙煎されたタオルケットが残されているのはなんとも香ばしい。

 

ダイエットの為に筋トレをしたいのにねねが寝ているから何にも出来ない。

 

なぜか私がシャワーを浴びているタイミングにトイレに来るのも止めてほしい。こっち裸でいるときねねに遭遇するのは本当に嫌なのよ。

寝ているはずなのにガタガタ物音させると『ん?』と返事をしてくれる。なので今年の夏は寝ているねねとコミュニケーションをとると言う事を目標にしていている。

 

 

ちょっぴり邪魔かな。

マイペースに部屋にいられないと言うのが他者との暮らし。ひとりに慣れすぎて同じDNAを持つものですらちょっぴり嫌悪感を感じるの、人間として末期だなと思ってる。

仕方ない。

 

まぁねねがいると連絡事項がスムーズに伝えられるのは便利だなと思うときもあるし、漫画を読んで感想を言ったりするのは楽しい。いると少しのメリットはあるがやっぱりひとりが好き。

 

 

 

1リットルのコーヒーゼリーがある暮らし

先日職場のおばちゃんが「よくコーヒーゼリー作るのよ。」と話していた。へぇ~○○さんコーヒーゼリーとか作るんだと聞いた。コーヒーゼリーかぁ、しばらく食べてないな、食べたいなぁ、市販のコーヒーゼリーは小さなカップでデザートとしてはちょうどいい量なのかもしれないけどいつも物足りないんだよな、そうか、○○さんの真似をしてコーヒーゼリーを作るか、それも大量に!という衝動にかられた。いつだってこの衝動がねね(姉)に極端なやらかしをさせる。

 

とりあえずセブンイレブンにコーヒーを買いに行った。自分でコーヒーを淹れるところからやるのもアリだろうが、コーヒーゼリー作成初心者としてはまず市販のアイスコーヒーでいこうと思った。セブンイレブンのコーヒーはおいしいらしいという認識なのだが、じゃあどれがおいしいのかはわからない。2本買って飲み比べをすることにした。

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挽きたて珈琲はしっかりとした酸味があり、いつもの珈琲は酸味はあまり感じられずほろ苦みか好きなやつだったのでいつもの珈琲で作ることに決めた。コーヒーゼリーはほろ苦いのがいい。

 

ゼラチンパウダーをお湯で1リットル分溶かす。砂糖も適量入れる。写真を撮ろうとしたらスプーンは沈んだ。そういうシーンである。

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そこへコーヒーを注ぐ。どぼどぼ注ぐ。1リットルは予想以上に多かった。 

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味見をして、インスタントコーヒーを少しだけ足す。ネスカフェの香味焙煎だ。ゼラチンパウダー液で薄まった分の補正をしておこう。

 

容器はどうするか悩んだ。手頃なボウルやバッドがよかったが1リットル容量のものがなかったので、タッパを使用。

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色気がないので今度ホーローとかの容器を買っておきたい。

 

タッパにコーヒーゼリー液を注ぐ。 

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泡はスプーンですくって滑らかな表面にする。そして冷蔵庫へ入れる。

 

1日おいて固まったところでコーヒーゼリーの出来上がり。

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うん。

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めちゃくちゃ多い!

 

 ずっしり重い。これは幸せの重さだと思う。

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めめ(妹)も呼んでコーヒーゼリーパーティを始める。

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スプーンですくって器に盛り付けたのでぐちゃぐちゃした見た目はご勘弁。

 

まずはストレートで食べる。「んまい!売ってるやつと同じおいしさ!」これが率直な感想。コーヒーのほろ苦さがちょうどいい。砂糖も控えめに入っているのでほろ苦さがあってもぱくぱくとおいしく食べられる。

 

牛乳をかけてみる。

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うん。これもおいしい。市販のコーヒーゼリーの生クリームが重いなと感じる33歳女性には牛乳くらいのあっさりさがちょうどいい。

 

 喫茶店みたいなことをしようか。

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バニラアイスon。スーパーカップのバニラをコーヒーを買ったとき一緒に買っておいた。結果としてこの功績はノーベル平和賞を受賞してもおかしくないものとなる。

 

うん、これが1番おいしい。おいしい。バニラアイスのコクとコーヒーゼリーのほろ苦さが絶妙だ。たまらない。大事なことなのでもう1度言う。

 

これが1番おいしい。おいしい。バニラアイスのコクとコーヒーゼリーのほろ苦さが絶妙だ。たまらない。

 

コーヒーゼリーをたくさん作るとアレンジ自由自在だなと思う。やりたい放題なのである。いくらでも食べられる。どれだけ食べてもまだある。うれしい。好きな食べ物が底を尽きない幸せをご存知ですか?ねねは存じ上げておりますの。

 

意外と簡単に出来るのでコーヒーゼリーがたくさん食べたい、この銘柄のコーヒーが大好きだからコーヒーゼリーで食べてみたい、そんな方はコーヒーゼリーを手作りしてみては。

 

2日間コーヒーゼリーを食べてもまだ1/3くらいは残っている。冷蔵庫にコーヒーゼリーがあるという安心感。今ねねはとても満たされている。

 

 

なんだかきみはさいきんたのしそうだね

なんだかきみはさいきんたのしそうだね。

 

さかもツインのめめ(妹)のことである。よくおしゃべりするし機嫌もいいし吹き出物も減ってストレスが軽減しているのではないか。

 

何でだろう?

 

もしかして、ここ2週間毎日ねね(姉)が毎日めめの家に泊まりに行ってたからかな。うん、多分そうだと思う。

 

さかもツインは同じアパートの向かいの部屋に住んでいる。同じ部屋に住めばいいじゃないと思う方もいるだろうし、実際その方が色々とコスト削減になるのでいいに違いない。が、2人とも神経質で、その神経質のベクトルが違う方向に発揮されるので一緒に生活すると「お前何てことするんだ!」と喧嘩になる。それにねねは朝型、めめは夜型という生活リズムなので夜遅くまで起きてればうるさいと言い、朝早く起きればうるさいと言われるので闘争予防の観点からも別に住むことが望ましい。

 

ただこの時期は暑くてクーラーをかけるなら同じ部屋にいたほうがエコなので、めめの家に泊まりに行く。ねねの家にもクーラーはあるのだが、しばらく使ってなくて掃除も面倒なので使わないことにしている。暑くなったらめめの家に行けばいい、そういう考えなのだ。

 

で、この酷暑で夜になるとめめの家に行く生活が続いていた。めめの家のクーラーのきいた部屋で床に寝るのだ。床で寝るのは体が痛くて仕方ないが暑さよりマシ。早く暑さが過ぎ去り自分のベッドで眠れる日が来るのを待つのみだ。

 

めめの家に行くとめめはなんだか嬉しそうだ。ねねが先にめめの家に入りクーラーをon。先に床で寝る。しばらくするとめめが帰宅する。たいていねねは寝ているが、どうやらねねは寝ていても物音がすると反応するらしい。床で寝ているから眠りが浅いのだろう。

めめ「(ガサゴソガサゴソ)」

ねね「ん?」

 

めめ「(ガサゴソガサゴソ)」

ねね「ん?おしっこ?」

 

めめ「(ガサゴソガサゴソ)」

ねね「ん?」

めめ「(うわなんだよこいつ)」

 

というやりとりがあったらしい。まるでねねは癒し系反応者なのではないか。単身生活というのは思っている以上に声を出すことも笑うこともない。めめはねねの「ん?」に単身者に生じない会話という喜びを得ているはずだ。

ねねがいるというのは癒しのある生活なのだろう、だからさいきんきみはなんだかたのしそうなのだ。
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体の調子もよさそうだ。ねねのおかげである。感謝したほうがいい。

 

 

昨日は涼しかったのでねねは久しぶりに自分のベッドでノークーラーで寝た。ベッドはとても寝心地がよかった。ぐっすり眠れた。
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この時期のめめの家のクーラーのついた部屋のことをねんねこ大使館と呼んでいるのだが、ねんねこ大使館に来るよう促されている。すっかり寝てしまい気づかなかったがねんねこ大使館のねんねこパーティはめめにとってラインしてまで来てほしいほど楽しいらしい。

 

ちなみにさかもツイン、独特の体臭によりねんねこ大使館のこもった空気ははとても臭い。汗臭いとか加齢臭とかではなく、もわんとした臭いなのでもわん臭と呼んでいる。トイレに行って部屋に戻るとめちゃくちゃ臭いのだ。シーツもケットもパジャマも自身の体もしっかり洗っているのにめちゃくちゃもわん臭がする。これはさかもツインねんねこ大使館の秘密だ。臭い。仕方ないので諦めているし、ねんねこ大使館楽しそうだね、と来たいと思う方もいるかもしれないが、臭いよ?という一言を投げておくので来たいと思う方はよく考えてほしい(来たい人などいない)。

 

 

 

 

私の役目は終わった

久しぶりに友人K藤とご飯に行った。

この友人は専門学校からの友人でもう10年以上の付き合いになる。とてもおっちょこちょいでまっすぐでいつまでも少女のようなかわいらしい人だ。 ねねのクセのある人格にもおおらかに対応し、ねねが弱れば助けてくれる人である。

 

そんな彼女の誕生日祝いをまだしていなかったのでプレゼントをもって待ち合わせ場所に行った。プレゼントは昨日とても悩みながら選んだ。女も34歳となると大抵のほしいものは持っていて、というか自分で手に入れることの喜びを知っているので人から貰うものに執着はない。そんなに具体的にほしいものがない、という難しさがある。

 

プレゼントは自分では買わないけどあると嬉しいものとして、質のいいヘアケア用品とか、入浴剤などの消耗品が無難だと思っている。記念に形に残るもの、といってもライフスタイルが変わってきているのでそれがいつかはいらないものとなり捨てるに捨てられない状況が待っているのでなるべくあっさりしたものがいい。

 

無難なカラーのアイシャドウ?いやいやどんな色を好むのかよくわからない。

いい匂いのするボディクリームとか?肌質にあわないと使わないしなぁ。

洗い流さないヘアトリートメント?去年あげたわ。

 

こんな感じで苦悩した。結局ルームウェアーにした。これはたまたま通りがかった下着屋のトルソーが着ていたルームウェアーがかわいすぎて一目惚れしてそれにした。

 

それだけだと味気ないので、職場の最寄り駅の前にある町の花屋でブーケを作ってもらった。青山フラワーマーケットなどのしゃれた花屋で買った方がいいのだろうが、そこの花屋の寡黙なおじちゃんはしゃれ過ぎずおうちに飾るのちょうどいい花を多分おまけして作ってくれる。ピンクと黄色とオレンジの元気が出るような素敵な花束を持って出かけた。

 

今まで彼氏がいなかった友人K藤は、去年ようやく彼氏ができて今年初めて彼氏に誕生日を祝ってもらったらしい。素敵な彼のサプライズの話をうんうん。よかったねぇ、本当に良かったねぇ。と聞いた。

 

去年まではK藤の誕生日は一緒に出掛け盛大に祝ってきたが、今年はおめでとうのラインを送り、時期をずらして一緒に夕御飯を食べに行くという味気のない誕生日祝いとなった。

 

青森に旅行に行ったり、K藤の好きな科学博物館みたいなところへ行ったり、素敵なホテルにお泊まりしたり、LADUREEのかわいいケーキを食べたり。そんな誕生日を過ごしてきた。

 

好きな人の話、仕事の話、悩んでいるイボの話、家族の話。たくさん聞いてきた。好きな人に冷たくされて落ち込めばなぐさめ、そんな男許さんと怒り、K藤さんはどれだけ素晴らしいかを語る。

励みになったかはわからないが、帰り際には婚カツ頑張るぞ~!と笑顔で手をふる。

 

K藤に彼氏ができて、そりゃ彼氏がいればいるなりの悩みはあるようだが、以前より話を聞く機会は減った。

心を許して話し合える素敵なカップルになったようでとてもうれしい。ねねが励ましていたことや声をかけてきたことを彼氏がしてくれるようになったのだと思う。それでいい。

彼氏ができない、結婚できないあせりはなくなり多分K藤も穏やかな心持ちだと思う。

 

正直同性では満たしてあげられぬ悩みはあると思う。彼氏がいない、女としての魅力がないのか、これから先も独りなのか。などなど、どうしても女同士じゃ安心感には届かないところもあると思う。

いざ入院したりとか有事の際の友達の権限は非常にもろいのだ。何にでも頼ってほしいと思う反面、悪いなと思って頼れないところがあるというのが女の友情ってもんだ。

 

そういう友達に出会ってないからそういう風に思うのかもしれない。世の友達たちはもっと頼り合っているのだろうか?

風邪のときにバナナとヨーグルトとポカリを買ってきてほしい、と気軽に頼める友人はいないが、頼まれたらどこまででも行く気ではある。

 

そんなときに彼氏がいたらさぞ心強いだろう。彼氏ならこき使ってもいいのか、ということではない。友達の一歩先に踏み込んで助け合えるような気がするのだ。(とか言いつつ具合悪いときに呼び出したことはない)

 

ずうっと前に「女には男じゃなきゃダメな日もあるのよ」と職場の先輩が言っていた。それはよくわかる気がする。そういうことなのである。

 

K藤さんの誕生日を祝いながら、「私の役目は終わった。」と思った。少しだけ寂しさもあるが、K藤さんが幸せそうなのを見ると本当によかったと思う。彼女の素晴らしいところをちゃんとわかってくれる彼氏が現れて彼女を幸せな気持ちにしてあげられる彼氏であってくれてありがとう、と思う。

まるでおばあちゃんのような気持ちだ。幸せになるんだよ、といつも優しく声をかけると恥ずかしそうにするK藤。

 

そのやりとりで何だか心が暖まる。

 

K藤の親でも祖母でもないけども、彼氏にはよろしく頼みます、と言いたい。

 

最近はこんなのばっかりで、おばあちゃんの気持ちで過ごしているのでずいぶん気楽なもんである。婚カツしているころのねねならばきっと焦っていただろう。早く彼氏見つけなきゃ、結婚しなきゃ、妬みにも近いものがあったに違いない。そんな気持ちを大切な友人にぶつけるのは辛いものがある。

 

穏やかな気持ちで友人の幸せそうな姿を見られてねね自身もよかった。それでいいんだと思う。私の役目は静かに終わった。友情が終わるわけではない。遊ぶこともやり取りすることも多少は減るけども、会えばいつだって笑える友人に変わりはない。