ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

さかもツインの引っ越し~翌日編~

はぁ、今日もやることいっぱいあるな。


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ひっちゃかめっちゃかのパニックシティから抜け出してさかもツインが向かった先とは…

 

旧さかもツイン宅

 

廃品回収をお願いしているのである。

 

【旧我が家の廃品回収】

ひとり暮らしからふたり暮しになるのに被った家電は捨てねばならぬし、冷蔵庫も大きくしなければならない。カビの生えたベッドも捨てねばならぬ。カラーボックスも捨て時。捨てる捨てる捨てるばかりで大変である。

 

旧我が家はもぬけの空で一昨日まで自分の家だったのにもう自分の家とは思えない変わりっぷりだった。

 

簡単に掃除をしてゴミをまとめ昼過ぎに新居に戻ってきた。シャワーを浴びて昼食をとり昼寝。

そしてニトリへ向かうのである。

 

【家具を買いに】

家具がほとんどない。ダイニングテーブルもベッドも食器棚も本棚も買わなければならない。こういうときはもう思いきって買うしかない。これから長く使いやすいものを買いたい。そう思うと新調になる。家の雰囲気と家具の調和も大事だよな…。でもここから困難を極める道のりが始まる。

 

まずは大川家具へ。

なに、大川家具って?という人もいるだろう。埼玉県5店舗と栃木県1店舗のローカル家具屋だ。

実家の家具を買い換えるとき母はヤサカ、島忠、大川家具をよく見に行っていた。「ちゃんとしたものがほしいから」というこだわりからである。

それに倣って大川家具へ行ったのである。

 

閉店間際ではあったがベッドとダイニングテーブルを即決し購入。届くのは1週間後となるらしい。この時期家具の配送が込み合っているとのこと。家具を買うなら引っ越しシーズンを避けるべきとつくづく思った。届くだけありがたい。

 

電子レンジも置ける食器棚がほしいと思ったがすぐには決められず保留とした。

 

 

【鳥鳥へ】

鳥が2つ並んでいるのはお値段以上のあのお店である。若干悪口も含むのでここでは鳥鳥と書くことにする。

 

洗濯物干しと衣装ケース、細々としたものを買う。これから鳥鳥に通いつめる日々が始まる。揃わないものは全部鳥鳥で揃えなければならない。

 

そう、埼玉県には家具屋が鳥鳥かIKEAかイオンくらいしかない。鳥鳥に淘汰されてしまった家具業界だなとつくづく思った。

 

【ほしいものは手に入らないよさかもツイン】

引っ越し2日目以降も食器棚、布団カバー、ワゴンを探す旅に出るのだが家具屋がないないでかなり困惑する。鳥鳥で気に入る家具がなければほぼ終わり。ネットで家具を買うって質感とか色味が実物で確認できないのでこだわりたいときには不向きである。

 

 

後日の話になるが、都内に出て家具屋を見ていたとき「わぁ素敵!これ買うわ!」という食器棚を見つけた。

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家具屋の店員さんに「これがほしいです」と伝えると「お届けまで1か月かかります」とのことで泣く泣く諦めた。明日にも使いたいものが4月中頃まで来ないとなると結構困るのである。

 

ここから食器棚を探し苦戦する日々が始まった。

しばらく食器棚を使わず電子レンジを適当な台に置いて済ますか、すぐ来るのを買うか。

 

そこで鳥鳥に行ったはいいも買おうと思った食器棚は配送の関係で2週間待たなければならないとのこと。妥協して待つならやめようと買うのをまた渋る。

くっ、この時期の家具買うの難易度高すぎる。

 

結局大川家具に行き納得するものを選んだのだがこれまた1ヵ月待ちということになって絶望していたところ「展示品なら今月中にお渡しできます」とのことで展示品を買い取ることにした。

 

無事に食器棚をクリアできてホッとしたのである。

 

【布団カバーってどこで買えばいいの】

食器棚をクリアしたあとに待ち受けていたのは布団カバーである。

ねねの理想はエメラルドグリーンの小花柄の布団カバーだ。目星のついた店に行ってみたが全然ほしいものが見つからず絶望。デパート4件、その他雑貨屋も巡りに巡ってエメラルドグリーンには出会えない。

イオンや鳥鳥に行けば無地の布団カバーはいくらでもある。だけど小花柄がいい、どうしても小花柄がいい。こだわりすぎて買えないというスパイラルは延々と続いた。

 

アマゾンで見てみるとそこそこかわいいのはあるがポリエステルだとかいう。めめに聞くと「綿100%がいい」とこだわる。まじでどうするのか…。

売ってないなら妥協するしかない。見られるお店、全てを見て悟った。

ねねのほしい布団カバーは売っていない、と。

これならいいかな、という花の刺繍が入った布団カバーを雑貨屋で買う。

 

こだわりなんかないほうが楽だがこだわらないと作れない世界もある。引っ越し2日目で未解体の段ボール40箱。どうなるさかもツイン!

(引っ越しは3日くらい休みとっとけばいいよと言われたが前2日・当日・後4日の1週間休みをとった、それでも足りないくらいだった。残2日の休みで何ができるかな)

 

  続く。

 

 


さかもツインの引っ越し~当日編~ - ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの引っ越し~当日編~

本当の戦いが、今始まる…。

 

覚醒し明るくなった外を見てそう呟いた。引っ越し当日の話である。

 


さかもツインの引っ越し~前日まで編~ - ここから先は私のペースで失礼いたします

 

引っ越し業者は9時頃に来るとのこと。コーヒーを飲んで軽い朝食をとり急いで身支度を整えた。晴れてよかったと思う。

 

 

使っていた布団をたたみ、最終的に靴やら日用品やらを詰め込むうちにトラックがやってくる音がしてベランダから覗き込むと「あ、うちの引っ越しのトラックだ」とわかった。めめ(妹)の家へ行き「来たよ~」と伝えた。

 

【ようこそ引っ越し業者さん】

見積りを頼んだとき「レディースパックというのもあります。」と説明があり、ごちゃごちゃの家の中に入ったり個人の持ち物をお任せするなら女性のほうが安心という気持ちがあったのでレディースパックでお願いした。重たいものをかなりあったので大変じゃないかしら、と心配だったが結果として問題なくレディースパックにしてよかったと思う。

 

 すごくてきぱきとしたチームであっという間に荷物を運び出してしまった。箱詰めはあんなに大変だったが、業者さんにお任せするとこんなにサクサク終わるなんてやっぱりプロはすごいと感動した。

掃除をしながら荷物が減っていく様子を見ていた。

 

 

【さよならセミダブルベッド】

組立式のセミダブルベッドは半解体して新居に持っていく予定だった。よいしょとベッドを立てたとき、「あ~カビですね」と言われた。

 

ねね「え…カビ…?」

と見てみると床がカビてたのである。

業者さん「この汚れはカビですね。すのこベッドから胞子が落ちて床がカビるんですね。」

もうショックである。

ねね「そのベッド捨てます…持っていかなくて大丈夫です…」

 

泣く泣くセミダブルベッドを捨てることにした。セミダブルベッドを買ったとき彼氏に組み立ててもらった思い出も全部捨てる。うわ~!捨てる!

 

布団は週1~2回は干していたし、床の掃除もクイックルワイパーで2~3日おきにはやっていた。シーツもこまめに洗いカビ対策してたのに…してたのに床にカビ…。うっうっ。悲しい。汚くて悲しい。

 

手が届かない、見えないところというのは恐ろしい。ごしごし拭けない床はカビる。ナチュラルにカビる。そんなとこで寝てたかと思うと恐ろしい。

 

【カビが怖い】

カビというのは厄介でお風呂場など掃除しても何度でも甦ってまたカビている、という経験はないだろうか。

人間の体にもカビは生える。病院にいるとよくカビに出会う。爪やら手のひら足の裏、おまた。カビの薬を塗って治ったように見えてもしばらくすればまたぶり返す恐ろしいしつこさだ。

 

カビの多いところに住むとうつになるリスクが高いという論文もあるらしい。

カビがうつ病の原因に? | MediEigo(メディエイゴ)|Weekly Topic

カビがうつの原因という話ではなく、不衛生な部屋というのは身体的にも精神的にも負担がかかるのでは?というくらいの話という気分で読んでほしい。

 

個人の感覚として古くさい建物や空気のこもった場所、湿気の多い場所の独特の空気がちょっと苦手だったりする。どんよりとしてうっとなる。頭痛がすることもしばしば。

 

長く通うマッサージの先生は感覚が鋭い方で、吐き出した空気から「今カビっぽいの出てきたねぇ」とか言ったりする。確かにそれが出るとき胸がいがいがしてたのがすっと消え気分がよくなる。朝起きられなかったり活動性が落ちてたのが改善するのできっとカビというのは元気をなくさせる作用があるんだろうと感じている。

 

カビを吸い込み元気がなくなるのは困る。このベッドはもうだめだ。捨てよう、後悔はない。床のカビは掃除したらすっと落ちたのでホッとした。ベッドも新しいの買わなきゃな…これを機にシングルにする。人生でもう2度とセミダブルベッドを買うことはないだろう。


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【めめ宅の引っ越し】

ねね宅の荷物が運び出されてめめ宅の荷物が運び出される。

「段ボール追加でもらった」とまだまだ荷詰め作業をしているめめ。めめも家具をほとんど捨てるとのこと。めめが仕事で使う大道具やら小道具も運んでもらっていた。

待っている間掃除をする。ごちゃごちゃしたものばかり残っていて非常に面倒くさい。ゴミもたくさんあるし引っ越しって本当に労力ばかり使うなと呆然とした。

 

 

【いざ新居へ】

午前中のうちにトラックに荷物を積み込み新居へ向かう。これまた丁寧に荷物を運びいれてくれて助かる。1番いいなと思ったのはハンガーボックス。ハンガーにかけたま運び、そのままクローゼットにしまうだけ。ハンガーボックスを3箱使い運び出した服をせっせとかけているうちにほとんどの荷物が運び込まれていた。

管理人や近隣の人に挨拶を済ませ13時には引っ越し業者も撤退した。本当にてきぱきやってくれて助かった。見ていて気持ちのいい働きっぷりにこちらのやる気も引き上げられた。オタク双子の大荷物で大変だったと思うが無事終わらせてくれて感謝している。

 

 

 

【ここからが本番、だけど…】

午後にガスの開栓と洗濯機の取り付け工事の人が来て、住める準備が着々と進んでいった。

 

めめがセブンイレブンでラーメンとカツ丼を買ってきてくれた。もそもそとランチを済ませさかもツインがとった行動とは…!?

 

お昼ね

 

でした。

とりあえず一旦寝ないと無理。疲れすぎて頭が痛くなっちゃう。そんな気持ちから一旦寝ました。


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まぁこの状況みたら頭痛くなるよね。

 

おやすみ~。
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昼寝から覚めたさかもツインが見たものとは…!?

 

ごちゃごちゃ~
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積み上げられた膨大な段ボール。
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…絶句。もうなにもしたくない。

 

 

【さかもツインの買い出し】

取り急ぎ必要なものを買い出しに出掛ける。洗濯物を干すやつとマットレス、布団などを買った。イオンが近くにあるとそこそこのものは揃うので助かる。

「今日は簡易しゃぶしゃぶにしようか」

と食料品も買う。豚肉とえのきと白菜、安くなった刺身の鯛も。

簡易しゃぶしゃぶとは鍋にお湯を沸かしコンロの前で立ったまま食べるしゃぶしゃぶのことである。簡単でおいしいのでしばしばやる。コンビニご飯も外食も、本当に疲れているときはくどく感じる。

力が必要なときは肉を、そしてちょっとの野菜を。

それが叶うのが簡易しゃぶしゃぶなのである。

 

 

【さかもツインの夜】

夕食をとり疲れ果てたさかもツイン。まだまだ冷える夜。ベッドはまだない。床にマットレスをひいて寝ることにした。


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これがさかもツイン引っ越し当日の寝床である。セミダブルベッドで使っていたマットレスなので2人で寝るにはまぁほどよい。

36歳にもなって双子のおばちゃんが同じ布団で寝る。ホラーだった。

 

めめは寒くて眠れなかったという。ねねは暑くて寝苦しかった。どうやら床暖房がねねのいる辺りで途切れめめは寒い思いをしていたらしい。貧乏くじを引きやすいタイプの人間はいる。さかもツインでいうとめめだな。

 

ちなみに翌朝の様子。
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パニックシティ…?

引っ越しがあっさり終わると思っている人に見せたいこの状況。終わらないよ!引っ越し!疲労困憊のまま引っ越し翌日を迎えるのである。

           続く。

でかい声だすのやめて

俺はびっくりしたりするとでかい声が出る。不意にやられるとリアクションの声が絶叫になる。迷惑だから止めたいのだが驚いたらそうなってしまうのでもう仕方がない。

この前ねねが台所に立ちじゅうじゅうなにかを炙っていた。

覗きに行くと

 

 

パカッ


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前日に作った明太子パスタを炙っていた。

パンかと思ったら明太子パスタなのですごく驚いて悲鳴をあげてしまった。さすがにこれはビビる。こんな食べ方、見たことないもん。

ねねはうまいうまいと食べていたが表面が微妙にポリポリ、パサパサでなんだか違う感。

嗜好の違いですな。

 

にしてもホットサンドメーカーでパスタ炙ってるのびっくりしちゃうわよ。

 

さかもツインの引っ越し~前日まで編~

さかもツインは36歳独身女性、その名のとおり双子である。

双子には夢がある。

ネコチャンを飼いたい

という夢だ。

 

ネコチャンにしか救えない独身女性の荒んだ心があるという。ならばその一筋のネコチャンみんなパワーに余生を注ぎ込みたい、そう強く願った。

 

【1Kからの脱出】

1Kの狭いアパートの同じ階の別の部屋に丸6年住み各々の小さい城で呑気に暮らしていたが、ネコチャンを飼うなら一緒に暮らすほうがいいだろうという結論になり物件を探し続けた。そしてこの度無事さかもツインが住める物件が決まったのである。

 

30歳のとき「この家も結婚して出ていくんだ!」と意気込んで入居したはいいが、結婚のけの字も人生にかすらずもうすっかり諦めてしまった。親も2人で住めばまぁ安心だろうという見解である。

 

できれば彼氏と住みたいものだが、ないものをいつまでもないないほしいと粘るより双子で一緒に住んだほうが気兼ねないし文句も言いやすいし協力できるのでいいだろう。6年経って手に入らないものを諦める覚悟ができた。

 

物件が決まり、引っ越しの日取りが決まった。

1Kの家に住んだときは実家から引っ越しで家具などは新調したため自分でせっせと荷物を運びあっさり終わった。

 今回は6年分の荷物と家具の移動がある。さすがに業者に頼み双子の妹(以下めめ)と同日に引っ越すことにした。

 

【初めての本格的な引っ越し】

Twitterなどで皆あっさりと「引っ越しました」「引っ越し大変だったけどなんとか終わりました」なんて言うのでまぁなんとかなるでしょうと思っていたけど現実はマジでどうしようもなかった。

 

というのも、我々さかもツインはオタクなのである。

何かのアニメ、漫画、アイドル、等特定のオタクではなく、収集癖があり物をキャパを考えずドカスカ買い漁るので厳密にはオタクとは言えないかもしれないがここではざっくりとオタクと言わせてほしい。

ねね(姉)は、服、靴、CD、漫画

めめ(妹)は、漫画、服、食品、化粧の収集癖がある。いつも収納からはみ出た服やらその他もろもろ。なぜ物品の管理ができないのか。多分そういう運命なのだろう。あの1Kの部屋に住み続けるのはキャパ的に厳しかったと思う。(こうしてごみ屋敷ができるのでは…と戦慄している)

 

引っ越し業者は無事終わることを最優先とし選んだ。見積りの人が来て段ボール小が20箱、大が40箱と判断し後日届けてくれた。ここらへんでやっとこの引っ越しのヤバさに気付くのである。結果として段ボールは追加で6箱もらっている。

 

【荷詰め】

引っ越しの2日前から荷詰めを始めたのだが問題があった。

1Kの部屋に段ボールを積む場所がない、ということである。これはかなり致命的だ。みんなどうしているのだろう。

セミダブルのベッド、ぶら下がり健康器、ソファー、テーブル、本棚、正直これだけでもういっぱいいっぱいの部屋にどう段ボールを詰めろと申すのか?にっちもさっちもいかないねねは怒った。寝る場所だけは確保しておきたい。仕方ないので床に散らかっていた鞄などをどかし、漫画を箱詰めし始めた。

 「重い…重すぎる。」

風が語りかけてきた。漫画を詰め込んだ段ボールが重すぎる。この家はエレベーターのない部屋にある。引っ越し作業員さんはこのクソ重い漫画段ボールを手作業で運ばなければならない。

 

「申し訳ない…」 

引っ越し料金を払うとはいえ作業員さんは生身の人間。こんな重い思いをさせてしまうのは申し訳ないと思いつつ漫画を分散させ箱詰めした。漫画、本、雑誌で5箱いってしまった。

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…タスケテ…

そう呟いて寝ることにした。敵城(めめ宅)視察に行ったら途方にくれているめめがいたので安心して眠りについた。

 

 

【引っ越し前日】

さてと…どうすっかな…と目が覚めた。何もしたくないがするしかない。衣装ケースの肌着やらなんやらをバカスカ詰め込んだ。もうここまでくると諦めている。前日呟いたタスケテはもう発していない。変わりに「助かりたい」と繰り返し呟いた。

 

 午後新居に冷蔵庫が届き新居をチラ見。この家がどうなっていくか楽しみなところではあるが目先の段ボールのことを考えると憂鬱になる。

 

とりあえず救われる手だてがないことだけはわかる。
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必死で段ボールを組み立てては詰め込んでを繰り返した。今地震がきたら死ぬ、そんな積み上げ方をしている。とにかく段ボールを置く場所がないのだ。

 

セミダブルベッドが憎い】

30歳、引っ越してきたとき「これで家に彼氏を呼べるぞ~♥️」「彼氏がきたら2人で寝るだろうからシングルじゃ小さいよね、ダブルだと大きすぎるし。よし、セミダブルベッド買っちゃお!」と意気込んで買ったセミダブルベッドはこの引っ越しの際めちゃくちゃ仇となった。

 

実際セミダブルに寝てみれば

・広すぎていつも端のほうの決まったところで寝ている。

・シーツなどもシングルではかわいいのはあるがセミダブルだとかなり種類が減る。

・彼氏はできない

・できるだろうと思ってもできない

・彼氏ができてもほとんどこない

・幻想はいらない

・部屋が狭くなる

 

結論:独身女性にセミダブルベッドはいらない

 

仇がすごい。なんだろう、30歳の私の業が深すぎて36歳の私が「助かりたい」とだけしか呟けない事態になっている。緊急事態宣言ここにありけり。

セミダブル用の高いマットレスが泣いている。いや、それを買った私が泣いている。まだ見ぬ彼氏のためにはたいた金が無になっていると気付いた。気付くのが遅いとも思うが気付いただけマシかもしれない。新たにセミダブルベッドを買おうとしている夢見がちな乙女たちよ、そのセミダブルはいらない、シングルにしておけ。

「シングル狭いから引っ越して2人で住もうよ」

と言って聞き入れてくれない男に脈はない。セミダブルでたまにくるにはまぁ居心地のいい微妙な家は微妙な関係から進まない。進まないから…(ねねは泣きながら必死で語りかけていますよ)

 

 

セミダブルの業を身に受けながらなんとか荷詰めを9割終え、敵城(めめ宅)に行くと床にパンツをぶちまけて呆然としながらからくりサーカスをみている城主がいたので安心して寝ることにした。自分よりヤバイやつを見ると安心する性質なのでよく眠れた。そして引っ越し当日を迎えることになる。

                               続く!

 

 

引っ越し前夜

しぬっ!


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ワンルームの引っ越しって段ボール置く場所なくてやばくないですか。みなさんしれっと引っ越しされてますけど、こんな苦行そうそうないと思うんですけど。辛すぎる!(13箱梱包するもまだ手付かずのクローゼット、服がありすぎてやばい)

 

助かる道はないだろうな。もう寝よっと。

ホテル ファミー703号室に潜入

高速道路の脇にひときわ目を引くお城のような豪華な建物があって、昭和後期生まれの子どもたちは「お母さんあれ何?あそこ行きたいなぁ!」とか言って親を困らせたことがあるのではないかと思う。

 

その頃の子どもが今や大きくなり「あの頃見たお城」に訪れる。今ならわかる。あのとき親がちょっと気まずそうにしていた理由が。

 


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千葉にあるホテルファミー。ここもそんな大人のためのお城である。


お城のラブホテル ホテル ファミー(HOTEL FAMY) 千葉 幕張メッセ周辺ラブホテル 幕張インター近く カップルズホテル ファッションホテル パーティールームあり TOPページ

 

お城の塀のちょっとした抜け口から入れば気分はすっかりファミー王国の人となる。
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目指すはフロント。
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色とりどりの部屋を眺めているだけでうっとりしてしまう。迷いに迷って部屋を決めるのもまた楽しい。
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下にあるルームスティックを引き抜いてフロントへ。缶ジュースとルームキーを受け取り今夜の城へ。

 

エレベーターはエメラルドグリーン。丸いボタンをずっしりと押す感覚が久しぶりだったのでうれしくなった。
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ファミーのマット、これくらい潔いのが昭和流。
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いざ703号室に入室。
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部屋までの廊下が一面鏡張りだったとき、それはもうワクワクしてしまうでしょう。
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カメラマンがどうしても写ってしまう全方位無敵の鏡張り。


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廊下を抜けると左手にはソファー。奥にはマッサージチェアーもある。そこはちょっと今どき。

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このシャンデリアにもうすっかり心奪われてしまった。

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本当に美しい。
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奥には人が1人入るくらいのスペース。
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この壁の模様いつまでも眺めていられる。
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ちょっと毛足の長いベロアみたいな壁をほそほそと触る。

 

テレビの下は暖炉のマントルピースのよう。マントルピースがあるだけで一気にお城みが増す。
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洗面所のこの蛇口が懐かしくて新しい。ネオレトロだね。
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浴室はベッドルームからガラス窓で仕切られているのが昭和エロ情景。絶景絶景。
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こじんまりとしたバスタブ。不思議な形ではある。
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お手洗いは洋式なのでとても使いやすい。f:id:sakamotwin:20210223223737j:image

 

目眩く夜の世界へ行く道を抜けて

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たどり着いた本丸。

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こんな妖艶な本丸、ファミーにしかないだろうな。名だたる戦国武将たちが見たら何て言うだろう。

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とにかくいい!震えるほどにいい。
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円形ベッドの魅力、ベッドヘッドと壁の鏡張り、天井のシャンデリア。ここで見る夢はさぞかし美しいでしょうね。

 

円形ベッドの布団が丸くてこのベッドの為だけに丸くなっているなら愛おしくて仕方ない。
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時代が変わってもこのホテルのキーホルダーはこれであってほしい。この鍵を授けられたとき特別な場所にいるという気持ちになる。
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照明のボタン。
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ダイヤル式の電話。
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ライター。
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全部全部そのままでいてね。
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全部全部素敵なものだから。
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2021年2月訪問

 

限界をこえろ

クッ!越えなければ!

限界が来ても越えなければいけない時がある!


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ジップロックのキャパ、ちょぴっと越えてない?でもいいの!さかもツインの餌だから。

 

ずるっぴはぎゅはぎゅ。

日曜日夜の餌の時間。

 

なんなんだよ。ちょっとさもしいじゃん!でもいい。さかもツインの腹が膨らんだのだから。