異職種もいいところでおもしろそうなので、ねね(姉)は二つ返事で行くことにしました。
K藤さんとお坊さんとの出会いは相席屋だったそうで、お坊さんも出会いが欲しいんだーと思った次第でございます。
今日はそんなお坊さんの話。
飲み会は7対7のメンバーで、うち4人はお坊さん。
妙に狭い個室にぎゅうぎゅうに座ります。
お坊さんから自己紹介。
みんな普通の名前でした。
(仕事場での名前は別にある。源氏名みたいなやつ)
「仕事は僧侶です」って、普通に言ってました。
お坊さんとフランクに話す機会などないので、ここぞとばかりに色々聞きます。
- 肉は食べてもいいのか
手羽先やエビフライをもりもり食べていました。
お酒やタバコもいいらしく、普段抑圧されているからこういうところで息抜きしないとね、普通の人と同じだよ、だそうです。
食器の扱いは静かに、音を立てては行けないらしく、ガチャーンなんてやったときはすみませんーと謝るそう。
小指を挟み込んで斜めにして、そっと置くのだそうです。
食事前に手を合わせる習慣が染み付いており、居酒屋のガヤガヤした場所でも、そっと手を合わせている姿が印象的でした。
残った食べ物もさり気なく食べており、そこら辺はしっかりしています。
尊敬尊敬。
タバコは
これが痰が少なくなり、読経がスムーズになるのだとか。
お坊さんバージョンのレモンサワーは笹とパセリ入。
- 普段は何を着ているのか
今のお寺は床暖房があるところもあるらしく、お寺の古臭いイメージはだいぶ変わりました。
ちなみにトイレも洋式だったりするそうです。
法事等では袈裟(ころもって言ってた)を着ているそう。
普通にパンツもはくらしく、ユニクロのパンツはくそうです。
私服は至って普通。
シンプルだけどおしゃれな感じでした。
- 頭髪問題
5厘(0.5mm)が基本、伸びてくると「耳にかかってるぞ!(坊さんジョーク)」と先輩に注意されるそう。
冬は寒いらしく、mm単位で寒さが変わるらしい。
シャンプーをする人もいれば、石鹸で洗う人もいて、自由なんですと。
- どうやってお坊さんになるのか
実家がお寺さんとか、そういう場合が多く、お坊さんになりたいんです!と選んでなる人は案外少ないようです。
大学(そういう学科があるのかな)をでて、在学中に修行先のお寺を見つけ、卒後修行をするそうです。
京都だったり奈良だったり新潟だったり。
期間はまちまち、何をしたのかは詳しく聞けませんでした。
そして、勤め先に入るそうです。
お寺さん同士、忙しい時は助け合いだそうで、繁忙期のマンパワー不足には悩まされるそうです。
辞めたくなる時もあるけど、辞めないよね、とのとでした。
色々仕事で悩むのはお坊さんも一緒だそうです。
「思ったより楽じゃないね」とぽそりと話される姿には笑いました。
- お坊さんの恋愛事情
一般の人と変わらず、恋をしたりワンナイトラブしたり。
逆に、この娘は違うなーと思い距離を置いてしまうこともあり、全人を愛せよ、みたいな事はない。
仕事とプライベートは別のようです。
善は急げ、と意味深げな発言もありました。
- 税金について
詳しくはよく分からないが、お坊さん=税金払わなくていいではないので、勘違いされると切ないらしいです。
- 無の境地って?
無って何?
それはやっぱり、難しい話で、座禅をするなら座禅をしているという事に集中しているのであれば無なのではないか?だそう。
月輪観(がちりんか)という言葉があって、まぶたの裏に月の輪郭を見るほどに研ぎ澄ます境地があるらしいけど、それは見えない。とも言ってました。
ちなみに、お経をあげることを、なむなむ、なむっちゃう?なむなむしてる?と冷やかしたところ、
「なむっちゃう、なむなむしちゃう」と乗ってくれました。
ねね、なむなむしちゃう。ていいます。
以上ねねが見た、ざっくりとしたお坊さんの中身です。
今どきのお坊さんはイケメンだし声もいいしおしゃれだし。
俗世の人となんらかわりないです。
所作が丁寧だし、人対人のコミュニケーションをちゃんととられる方々だったので、いい印象でした。
お坊さんコンサート(読経)というのもあるそうで、機会があれば行ってみたいです
今日のまとめ
- お坊さんとの飲み会は楽しかった
- ねねはあまりにもガツガツ「僧侶」について質問しまくりメモまで取ったので、恋心が生まれることはなかった
- 31歳独身女性ねねはお坊さんウケしなかった
- 今回の飲み会でもねねは彼氏ができなかった
※全てのお坊さんの生活がここに記されたとおりではないので、間違いがあればすみません。
では。