昨日職場で、事故物件の話になりました。
ねねは時々大島てるのサイトを見て、ここら辺で何か怖いことはないかな、とチェックすることがありますが、大抵何もなく今日も平和やな、とブラウザを閉じるのです。
ま、ねねの今の部屋は、入居した時、ハウスクリーニングが雑でして、
床や壁などに毛がへばりついていて、
いや部屋のフローリングのワックスと一緒に毛が溶接されてまして、
ウワーーーウワーーーウォォーーーキモイッ
と泣く泣くワックスを削りアルコールで拭き掃除をしたものです。
潔癖症のねねにとっては事故でした。
霊感など全くないねねはこれが最高の大島てる的オカルト体験。
職場の婦人の甥っ子さんが、病死された部屋の後の住人になったから心配、怖いわよねぇなんてヒソヒソ話していたら、
「私、そういうとこ住んだことあります。」
とY文字さんが口火をきります。
一同
「…え!?」
「どうして!」
「告知はあったんですか!」
「大丈夫なんですか!」
とざわつきます。
Y文字さん
「いや、何も教えてもらわなくてね、当時はそういうの言わないことも多かったから。」
「でも入った瞬間、ここおかしいと思ったの。
そしたらね、いるの、やっぱり。」
「スーツ着た普通のサラリーマン(霊)が」
ねね
「ぶっ!」
思わず吹きます。
くっきり見えちゃってるじゃないですか。。
Y文字さん。
Y文字さん
「周りの人に、大丈夫?とかよく心配されて、やっぱりその霊が原因でみんなしょっちゅう出ていっちゃってたみたいなんだよね。
でも、いるけど特別悪さしてくるわけでもないし、気にしなかったんだ。」
「でもその頃が一番霊感が冴えちゃって、夜勤で病院に来ると、いっぱいいるから夜勤行きたくなかったな。」
ねね
「(いや、夜家にいても、Y文字さんち、霊いるよね、家だって休まらへんやろな。)」
Y文字さん
「時々電気パチっとつけたり、テレビつけられたり、覗かれたりしたけど、それ以上のことはないからね。害はないよ。
よっぽどあの場所に未練があったんでしょう。」
ねね
「え!そしたらそのテレビや電気、Y文字さんは消すんですか?」
Y文字さん
「夜中だからね、こっちも1時とか疲れて寝てるから、テレビ付けられると
『うるさいなー!もうっ!』って怒るの。
そうすると消してくれるよ。」
ねね
「(霊にキレてるし、霊に気を遣わせてる...笑)」
「(安眠大事だけと、相手霊だし先住者だよ)」
そのサラリーマン霊からしてみれば、そこはサラリーマン霊の家。
そこに次から次に人が住んでくるのだから追い出したくもなるだろうし、もしかしたらサラリーマンだし、ミニスカポリスとか深夜番組を見たかったのかもしれない。
しかしながら、Y文字さんという不思議な婦人が住みこんで、この人に至っては自分の存在に気づいているのに出ていかないどころか、ミニスカポリスすら自由に見せてくれない始末。
もし、会社で(霊だからスーツは着ていても出勤はしていなかったかも知れない)
昨日のミニスカポリス見た??
昨日凄かったな!
なんて話になって、サラリーマン霊だけ
「俺見てない、テレビ消さざるを得なかった。でも、見たかったな、ほんと見たかったんだよ。悔しいよ。」なんて言いながら見なかったことを後悔するも、怒られてしまっては仕方ない。
テレビは諦めたのだろう。
すごい見たくても諦めたのだろう。
Y文字さんの安眠のために。
サラリーマン霊はY文字さんのことをどう思っていたか知るよしもないが、Y文字さんはサラリーマン霊のことをちょっと迷惑な時もある困った透けた同居人と思っていたのかもしれない。
そんな奇妙な同居生活は3年ほど続いたらしい。
Y文字さんは当時引越し魔だったようで、新しいところに住みたいと思いたち家を出たそうだ。
決してサラリーマン霊の事が嫌になったわけではない。
Y文字さんの気分的なものでした。
サラリーマン霊は今もそこにいるのかも知れない。
Y文字さんとの3年を楽しく過ごせたと思っていてくれたらいいなと思うのでありました。
今日のまとめ
- Y文字さんの同居...人(?)との生活は3年ほど
- お互いにいい距離感を保てていたよう
- 電気代がかかるので電気やテレビは無駄につけないでいただきたい
笑顔でこんな話をして、帰りの更衣室でねねの質問にも気さくに答えてくれたY文字さん。
ふなっしーのパーカーを颯爽とはおり、颯爽と帰宅していきました。
ふなっしーに「お疲れ様です」と声をかけ、Y文字さんてやっぱり変わってて不思議な人だなと思い直すねねでした。
※知らん人と寝るのは結構気を遣うし、なかなか眠れない図