職場を異動となってから1ヶ月半が過ぎる。同じ病院、同じ科の違うフロアとはいえ、患者さんは全員違い、やり方もガラパゴス進化を遂げたような統一性のなさで馴れるまでちょっとした苦労を強いられた。2週間くらいで馴れてきたが疲労感がとにもかくにもすごい。仕事が終わり帰ると夕食も食べずに死んだように眠り空腹で目覚める。休みの日は死んだように眠る。起きていられないのだ。
業務内容、というよりも邪気を喰らっているからだと思う。
邪気とは
まぁ嫌なやつ、という認識である。
スピリチュアルには疎いが、ここまでくると邪気がすごいから疲れるんだろうと考えるようになった。
このマンガがすごい!みたいなテンションでこの邪気がすごい!というのを紹介していきたい。
できればレーダーチャートで、不快度・ブス度・みっともなさ・人類としてやっていけない・嫌いみたいな項目を作って表示したいがそのスキルがないので割愛する。
↓こういうやつ
邪気その①声がどや街
うるさい。とにかくおばちゃんがうるさい。どうでもいいことをどやどや喋る。私語が多い。そしてその声に優しさや品性がなく聞いていて気分が悪くなる。誰の声も届かないトイレにこもると落ち着く。図々しいおばちゃんの声というのは低くて汚い。○○テレビの某朝番組の旅する犬の声帯を切った切らないじゃないけど声帯切ってくれ~と願っていることがある。一応皆さま看護師、白衣の天使なのだから職場では優しく喋ってくれよな!無理なら喋るな!邪気がすごいから。
邪気その②デブ
デブが多い。本当にデブが多くて嫌になる。毎日毎日入れ替わり立ち代わりでデブがやってくる地獄だ。太るのは仕方ない。看護師は夜勤をやったり不規則なのでどうしても食べることが増えてしまう。夜勤の日は朝ごはん、昼御飯、夕御飯、夜食、と食べてしまうのだ。わかるけどもそれにしても食べ過ぎ。休憩室にいつもおやつがあってそれを節操なく食い尽くすデブがいる。デブだから食い尽くすのか、食い尽くすからデブなのか。もはやどちらでも構わないが、午前中から休憩室に引っ込んでおやつを食べ昼食を食べ夕方おやつを食べ帰る前におやつを食べる。こんなん痩せへんやん。言うてや食べるなら。って膝から崩れ落ちている(心が)。
餌を与えるな、の看板をここに立てかけたい。
デブで迷惑かける訳じゃないし、とデブのおばちゃんの肩を持つ方へ。
太ってしまったものを元に戻すことはできないし、お腹空くから食べるのは人間の本能なのでコントロールは難しいという理屈もよくわかる。ただそのコントロールのきかなさ、感情にも通ずるところがある。突然なにかにキレたり攻撃的だったりするので、コントロールできない人間って怖いよ、と思いながら見ている。ちなみにまだその感情のコントロールが出来ない八つ当たりみたいなのに当てられていないのでまだ良しとするが、気立てのいいおばちゃんが当てられて「怒鳴られるのよ…」とか「言い方ひとつで嫌な気持ちにさせられるのよ」とぼやいているのを聞くとデブのおばちゃん最悪邪気MAXと思う。有害認定しよう。
あとあいつらの白衣の腹の部分が黒ずんでいて汚い。邪気だ。邪気で汚れている。(本当は腹が出すぎて机にこすれて汚れている)それを見るだけでうんざりするのだ。白衣くらいきれいにしとけ、と。これが高級接客業の制服だったら即クレームからのクビになるだろう。クビにならない職場だから態度がデブで舐めきっているところがまた邪気がすごいのだ。
前のフロアではトイレの便座は普通に設置されていたが、今のフロアのトイレの便座は少し曲がっている。デブが毎日毎日毎日毎日ひどく体重をかけるからだろう。トイレがかわいそう。便座のズレたトイレを見るたびに「くそっデブめっ!」と嫌な気持ちになる。邪気をくらってしまうのだ。前フロアのイケメン師長に「もう毎日毎日入れ替わり立ち代わりでデブを見るの疲れました。もう嫌…」とぼやいたら「え、そこ?馴染んでやってるじゃん。ダメ?」みたいなリアクションだったので本当にソコなんだよ、と思った。
邪気その③お互いに気持ちよく仕事をしてもらおうという配慮がない
これが欠けるのでいさかいが起きる。
ちなみに美人の多い職場にたまにバイトに行くのだがお互いが気持ちよく仕事ができるよう配慮しあっている。困っていれば助けてくれるし帰るとき清々しく帰れる。話し声もおしとやかで優しい。雲泥の差だ。美人は性格が悪いなんて言うけどもデブでブスの方が性格が悪くて歪んでいる。美人は大切にされるという経験を経て人に優しくできるが、デブでブスはいじめられたり不親切にされたら経験を経ているためか人にも優しくない。優しくないデブとかブスは終わっているなと思う。邪気がすごい。
医者からちょっとした指示をもらうにも「これお願いします」と気持ちよく指示をもらえるよう言えばいいものを、「やってくれないと困ります」みたいな喧嘩腰になるので余計拗れる。思っていなくても優しくしたくなくても仕事だからそこは頑張れよと思うが邪気がすごいので我 関せずが一番いい。
邪気その④とにかく群れる
これが一番たちが悪い。仲良くないけど群れていないと、輪に入れないと悪口言われると思うのか群れて喋る。これが冒頭の声がどや街に戻るのだが、群れてそれっぽいことを話し合うけどなんのためにもなっていない、生産性のない無駄な時間だ。
邪気その⑤無視する
新人さんを無視する傾向にあるらしい。一緒に異動したおばちゃんはかなり無視されると言っていた。ねねは上層部から「あいつはキレるとやばいから要注意」とお達しがいっているのか無視されることはない。そういうのが嫌で辞めていった人がたくさんいるので、無視した人間も辞めさせてくれよ、と思う。制裁がないから余計つけあがる。邪気に制裁を…と毎日思っている。
邪気邪気邪気邪気、もう邪気ということで一くくりにしないといけないレベルの底辺な職場にいる。いつ辞めようか様子を伺っているところだが、一緒に異動したおばちゃんが頑張っている姿を見ると邪気に打ち勝つまでは辞めないでいたいなと思う気もする。この辺が難しいところだ。
変な職場というのはどんどん拗れていく。神奈川とある病院の点滴薬物中毒死事件や、千葉県のとある介護施設で飲み物に睡眠導入剤をいれた事件など、医療スタッフのストレスや拗れというのは命に関わってくることもあるので本当にやばい。医療の知識があり薬物にいつでも手が届く状況なのだ。人の目を盗んで恨みや腹いせにこういうことができてしまうというのが実例として現実にある。
自分の身を守るためにもコントロールの効かない邪気の多い職場というのは危険なのである。