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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

コミティアはおもしろい

コミティアというイベントがあるのをご存知だろうか?

 

コミティアとはプロ・アマを問わないマンガ描きたちが自主出版した本を発表・販売する展示即売会です。↓下記より引用

https://www.comitia.co.jp/html/about.html
COMITIA

 

コミックマーケット、通称コミケとは違う。コミケはお盆と年末の年2回開催される世界最大級の同人誌販売会だ。コミケ雲、始発組、コスプレ、などなどオタクの凄まじいイメージがあるやつ。

コミティアは年4回開催され、作者のオリジナル作品(マンガ、音楽、グッズなど)を取り扱っている。二次創作ではない作品なのでアングラな世界を見られる。本屋で売っている漫画だけが漫画ではない。物珍しいものを探しにコミティアへ出掛けた。

 

コミティアに行くのは3回目。Twitterコミティアと検索すればいろんな作者の情報が入り事前にほしいものの目星をつけておく。なければないで会場内をふらーっと歩いてみるのもいい。

 

会場は東京ビッグサイトf:id:sakamotwin:20181129215520j:image

会場内には人が予想以上にたくさんいて賑わっている。
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ずらーっと並んだ机にずらーっと作者さんや売り子さんが並ぶ。事前に目星をつけていたブースをマップをたよりに探しだす。フリーマーケットとか蚤の市とかみたいな賑わいでこの雰囲気がもうすでに楽しい。

 

ふらふらとお目当てを探し出し買う。だいたい作者さんが売り子をしている場合が多いようなので「この人が作者さんか…」と感動してしまう。漫画の作者に会いに行くというのはなかなかない経験だが、最近はイベントだったりWebメディアへの露出だったり作者顔が見えるようになってきているのでそれはファンにとっては嬉しいことだ。漫画を通して作者さんまで好きになっているのでどんな人なのだろう、から、こんな人なんだ!に変わる瞬間がゾクゾクする。実際にコミティアで買い物をしてもシャイすぎておしゃべりしたりする度胸がないのでそそくさと帰ってしまうが本当はジャンプして「この漫画めちゃくちゃおもしろいです!さいこーです!ありがとうございます~!」と声高く言いたいところなのだ。

 

今回のコミティアの戦利品はこちら。
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1番のお目当てはにくまん子先生。

 

にくまん子@ティアい1a (@oic_oniku)さんをチェックしよう https://twitter.com/oic_oniku?s=09

 

この人たちの漫画はめちゃくちゃいい。とにかく好き。主に恋愛とか男女関係なんだけど、他にはない描写力で「くぁ~!」と唸ってしまうのだ。何というか、他の人の恋愛の形ってどんなんなんだろうというのを見せてもらっている感じ。そういう愛し合い方。最高じゃないですか?っていうやつ。恋愛というのは2人だけの世界だから自分の恋愛が外に表出されることもないし、他の人の恋愛を知ることもない。夜中に目が覚めてココアを飲む話とか、深夜にコンビニに行くまでの時間、ふとした表情にはっとする時。どれもこれも愛が詰まっている。好きとか愛してるとか抱き合ったりするだけが恋愛ではない生活の上にある恋愛が読む者の心をきゅっと掴むのだ。

 

好きな絵柄で買おうと決めたのはこれ。f:id:sakamotwin:20181129222116j:image

ニューテレポーテーション。タイトルがいい。ゆるい女の子の絵と何とも言えない色合い。ページをめくるたびにストーリー性というよりも感覚を刺激される。かわいいものはいくら見てもかわいくて喜ばしい。

 

歩き回って考えた。漫画を買うときにTwitterで話題だったり好きな作者さんの漫画だけしか買っていないな、と。

もちろん買ったものはどれもおもしろいけど自分の嗅覚で探しきれていないのでは、と。

 

こういう見たことのない漫画がたくさんあるところで好きなものを探す嗅覚を研ぎ澄ましていきたいと思ったのである。勘って意外と大切なものだから。これから先も漫画を好きであるためにまたコミティアに行こうと思う。

 

ただこの会場、空調がマイルドすぎるので夏は暑い。冬は寒い。露骨にオタクみたいな人もいる。匂いがフアンッと通過する謎ゾーンもあり思わず「くさっ」と呟いてしまったのは悪かったなぁと思っている。