ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

やっぱりウニが好き

 ウニはおいしい。ウニ、大好きだよ。だけど決して安くはない。ウニが安かったら毎日ウニごはん食べるよ。だけど毎日食べられるほど安くない。ウニ、君は高嶺の花のようだよ。私の手が届かないところでオレンジ色の身をを光らせてニコニコ愛想を振り撒いているね。決して値引きシールなんか貼らせない、そんな強い意思すら感じるよ。それほどに気高きウニ、いつだって見ている。

 

 もともと食事にあまりお金をかけない気質で、高級食品はおいしすぎて食べるのがもったいないと気が引けてしまうのだ。こんな高級品食べるほど稼いでないわ、みたいな気持ちになる。旬のおいしいものを食べるのがいい。安くておいしいものは大好きだ。道の駅とかお魚天国角上魚類価格が基準になっている。安くておいしいはだいたいここにある。

 なので外食もあまりしなくなった。おいしいものが注文するだけで出てくるのは本当にうれしいが一瞬でなくなるのはさみしい。ちみちみ食べたい。気質なので仕方ない。

 

 先日マルエツの中の市(マルエツでは1の市と中の市、1日と15日あたりで特売をやる)に行った。大のマルエツ信仰者としてこの市は見逃せない。魚卵が40%オフとずっと言っていたのでたらこを買った。

 魚売場にどちゃくそデカ鯛が売っていてうっとりしながら見た。これ買ったら一族みんな喜ぶだろうなと思ったが買わなかった。デカすぎたので調理が不可な気がしたからだ。次は買う。次の1の市はどちゃくそデカ鯛を買って調理に手こずりながらもどどんと食卓に出そう。

 

 ふと鯛から目を離すとあいつがいた。オレンジ色の光。ウニである。1280円。普段の値段からは考えられない。時刻は21時を回っていた。この時間からウニを買うやつはそうそういないだろう。売れ残りのオレンジの光。棄てられてしまうのだろうか…胸がキュッと締め付けられる。今ここで、さかもツインがウニを買わなければ…このウニはどうなるのだろうか。

 

 殺処分

 

そんな…無理。悲しい。ならさかもツインハウスに来るがよい。そう話してさかもツインはウニをかごにいれた。マルエツの中の市は人を大胆にする。ウニ安かったねとさかもツインは笑顔で帰路に着いた。

 

帰宅。
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珍妙な食卓にウニが並ぶ。
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パーティーだった。晩餐会だった。鹿鳴館の優雅なパーティーよりさかもツインパーティーの方が好き。

 

 ウニとごはんを食べる。

 

ッッッッゥッメ!

 

思わず叫んだ。気が狂うかと思った。それほどにウニはおいしかった。醤油、ウニ、ごはん。もう最高の気分。ウニ、ありがとう。ウニパワーで今日の疲れは完全に癒えたよ。食べておいて知らないなんて言ったら失礼だよね、ウニ、どんな栄養があるのかな。調べてみよう。

 

どうやらビタミンEやカロテンが含まれるらしい。抗酸化作用が期待される。やべ、若返る。ウニすごい。食べておいしい、いい栄養がある。ならもっと食べるべきなのかもしれない。ウニマジ感謝。

 

やっぱりウニが好き。これだけは変わらない。たまにウニ買おう。健康に良さそうだし、なにより精神にいい。もはや薬膳レベルなのではないか。ウニリスペクトが止まらない。月1くらいでウニ買おうかな。そうしよう。