ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

ゴールデンカムイのイケメンたちに恋するなら~完結記念編~

先日愛読していたゴールデンカムイが最終回を迎え1つの物語が美しく幕を下ろし胸がいっぱいになったところである。


f:id:sakamotwin:20220724235954j:image


ゴールデンカムイ公式サイト 

(以下画像は公式ホームページより)

 

最終巻では加筆された部分が登場人物の心のうちを些細な目線や仕草で表現しておりより深みがあるフィナーレを迎えていた。人生で読んでよかったと思える漫画に入る。樺太編でのとある『再会』のシーン、最終章の『祝福』に関しては漫画史に残すべき、いやもう国宝かっというくらい尊きものだったので興味がある方はぜひ読んでほしいし、読んだ方とは感想を語り合いたい。

 

 

さて、ゴールデンカムイに登場するイケメンたちには何度も恋しているようなものですが、皆様は誰推しですか?2019年にもゴールデンカムイに登場するイケメンたちに恋するならというブログを書いていますが、3年半経過し、登場人物たちの変化もあるので改めて。おすすめ度合いを%で書きましょう。(ネタバレはないよう気をつけてはいますが、絶対ではないかもしれないので気をつけて…)

 

https://sakamotwin.hatenablog.com/entry/2019/01/04/230545

 

おすすめできるイケメンたち

杉元佐一(おすすめ度100%)

どんな状況でも果敢に挑み時に優しく時に雄々しく振る舞う姿は頼もしいです。強いだけじゃない、優しいというのがポイント。アシリパさんのことをきちんとさん付けするし(敬意をもって人に接する)、困っている人に手を差し伸べることができる人です。発言したことに対しては必ず守るという芯の強さ。その優しさを兼ね備えた強さはどこからくるのか?

きっと結核のお父様や目が不自由になった梅ちゃんなど守るべき存在を心の片隅に置いてたからではないでしょうか。手を差し伸べることを経験してきたからこそできるその自然な優しさ。そして幼馴染の寅次に託された「約束」。人のために何かをするという気持ちが杉元の原動力な気もします。

f:id:sakamotwin:20220724223141j:image

前回では梅ちゃんに未練が…と書きましたが今回は撤回します。未練というより使命だったのかなと。

恋人にもいいけども、人生の伴侶にもおすすめです。人として完成されているところに私も惹かれました。全人類杉元に惚れろ!と言いたいです。

 

 

白石由竹(おすすめ度75%)

初めはヘラヘラした調子のいい囚人だったんですよ。だけども物語が進むにつれ白石の中で自分だけの人生から人に託されたものを繋ぐ人生に切り替わってそこから推せる人になりました。

調子のよさが場の重たい空気を和やかにしたりするので職場に1人ほしい人材でもあるかな。爆薬無駄にしたり取り返しのつかないおっちょこちょいさはなんか憎めないキャラでもさすがに憎まれちゃうけども、沈んだ気持ちに寄り添ってほしいときは案外こういう人がいいのかもしれないですね。

 

 

キロランケ(おすすめ度60%)

多分前回のおすすめ度よりも評価は下がっています。まぁ自分の理想を追い求め家庭もほったらかしにしているので恋人向きではないでしょう。

強かさや色気に関してはずば抜けているので、放っとかれても動じない女子にはおすすめです。「私を見てよっ!ぴえん!」みたいな人には杉元をおすすめします。

 

 

谷垣源次郎(おすすめ度100%)

みんな大好きセクシーすぎるマタギの谷垣です。f:id:sakamotwin:20220724231030j:image 

物語序盤ではザ兵隊さんという感じの厳しい面しか出てきませんでしたが人と関わるにつれ穏やかで愛らしい性格がでてきましたね。

カネモチをせっせと作る家庭的なところもあります。常々自分の役目を考えて組織というか関わる人との調和を大事にしているところがいいですね。杉元に続きこの人も恋人にも人生の伴侶にも太鼓判を押しときます。

  

 

牛山辰馬(おすすめ度100%)

ネタバレになるから多くは語りませんが、漢の中の漢です。かっこよすぎる。前回でも療養中の家永にお食事食べさせてるシーンがいい、と取りあげていますがそういう優しさが沁みますね心に。

 

 

門倉利運(おすすめ度50%)

管理職ながらもとっつきやすいとろりとした人柄でいい人だと思います。やる気なさそうに見えてやることはしっかりやるタイプなんだけども、なんだけどもその引きの強さというか貧乏くじを引くタイプというか!運に翻弄されすぎてる!

その運に巻き込まれてもいい人にはおすすめ。運が普通だったらおすすめ度は80%です。

知人になんだか貧乏くじを引くタイプのご夫婦がいるのですが、プロポーズの日は台風で大雨、婚姻届を出す日も大雨、という運でした。でも2人仲良くにこやかに過ごしているので運というより相性のほうが人生には必要なのかもしれません。

 

キラウシ(おすすめ度90%)

門倉といいコンビなキラウシ。バッタにやられた集落からニシン漁に出稼ぎに来てそのまま金塊争奪戦に巻き込まれていくのですが、ごくごく一般的なおおらかな人物から最終章でぐっとアイヌの未来のためにと覚悟を決めたであろうシーンが地味ではありますが印象的でした。

門倉とのやりとりもおもしろいです。心を通じ合わせたときに流れる緩やかな時間が想像できます。どんな関係でも末永く付き合っていきたいタイプです。

 


f:id:sakamotwin:20220724235938j:image

 

 

鶴見篤四郎(おすすめ度20%)

本心が読めない!ミステリアスでかっこいいも度をすぎると困惑しちゃうのです。何を大切にしているかわからない人とはわかり合うのは難しいかな…もし鶴見さんのこと好きになっちゃった…と言われたらなぜ好きか今後どうなりたいのかとか詰めちゃうかも。深い関係にならないほうがいいです。アバンチュールしたい人にはおすすめです。

 

 

 

月島基(おすすめ度65%)

悪い日とじゃないんです、が、付き合う人を間違えると闇落ちしちゃうんです。強いし、誠実だし、淡々としてるところなんかいいですよね。行きたいところについてきてくれそうな優しさがあります。多くは語らず少しふふっと笑ってくれれば満足です。

でも恋人にするなら、を語る前に己自身が光であるか闇であるか胸に手を当て考えなくてはなりません。闇である場合は月島のことを考えてどうか離れてほしいです。

 

 

鯉登音之進(おすすめ度75%)

まだまだ青年らしさがありまっすぐです。それが眩しく見えてしまうところもありますが、その輝きでしか救えない闇もあったりします。本作では名コンビな月島と鯉登なのでこういうカップリングをイメージしたら月島は幸せになれるのでは。

初デートでキェェ(猿叫)を連発されてゲンナリしちゃうタイプの女子に鯉登は渡せん!キェェを許せ!そして愛せ!

 

 

菊田杢太郎(おすすめ度80%)

頭のきれる人という印象ですが、杉元の若い頃の面倒を見たりとアニキ肌で存在感のあるキャラクターです。この人には幸せになってほしい、と思うのですが頭がきれるゆえに仕事で苦労しそうで。現代社会にいたら過労死してしまわないか心配しちゃう。

鶴見さんと同じくミステリアスな人です。仕事内容とか趣味とか絶対教えてくれなさそうだけど(業務上の守秘義務)、表向きはよくしてくれそうな気はします。(襟巻き返してやれよな!)

 

有古イポプテ(おすすめ度80%)

ピュアみは谷垣や鯉登と同じくらいあります。そこまで登場シーンが多いわけではないので人柄を読み解くのは難しいのですが、ピュアみで勝負!私的には結構好きなキャラクターです。
f:id:sakamotwin:20220724235923j:image

 

 

 

宇佐美時重(おすすめ度0%)

友人が「宇佐美が好き」と言ったら…

逆に問う。どうして好きになったのか。1番、いっちばん好きになってはいけない人でしょうが!正気か?と。

危険人物なので離れた方がいいんですけど、そういう人が好きな人もいるからね。一般的な幸せを望まなければヨシです。キャラクターとしてはかなりおもしろいですよね。そのおもしろさを高揚させてくれる人=好きな人と捉える感覚があるとしたら感受性を鍛え直してから恋人探しの旅に出た方がいいです。

 

 

ヴァシリ(おすすめ度85%)

樺太ではクールな面しか見られずでしたが、北海道に来て杉元たちと行動を共にしてからチャーミングな面が見え始めましたね。好感度は爆上がりです。

絵を描くところなんかも教養の高さというか品があるのでチャーミングさはお育ちの土台からくるもの恐怖もあるのでしょうね。狙った獲物は逃さないの執念は恋愛面では純愛ではあるけども、歪むとちょっとに感じるシーンもあると思う分の-15%です。

 

 

 

尾形百之助(おすすめ度0%)

幸せになれないよこんなん、ってほど闇しかない。だけどその闇に飲まれたら光を見ずに死んでもいいわと思えるほど美しいのよ百之助様は。

私の最推しキャラクターです。近年稀にみるほどのどはまりです。物語が進むにつれ闇を際立たせ、私が選んだ男は決して幸せな未来を見せてくれはしないけど美しく、百之助様を愛した時間全てが宝であると言いきれるわけ。選んだことに悔いなどないわけ。

ハハッと鼻で笑うあの顔、髪をかきあげる仕草、宇佐美上等兵との因縁の対決のあの目線!どれもこれも色っぽーい!

生まれ育った環境から複雑な人間となってしまい、一般的な幸せというのを体感していないところからせっせと愛情を育んでいけるのか不安になりそうです。聖母レベルの愛情をひたすらひたすら注いでも、彼自身がそれを受け入れることに罪悪感や抵抗を感じて「重い」と逃げてるんだろうな…百之助様の愛しかたがわからないっっ!

だけどその成長を見守るという点に置いては人生を懸けてでも挑戦してみたいところではあります。

 

男を見る目のない人ほど寡黙な男を選びがちじゃないですか?見る目のないと言ったら失礼だけどコミュニケーションをとるのを苦手とするから見る目がないわけで、相手が寡黙であるとちょっとほっとしてしまうところもあるのでしょう。寡黙であっていいのは自身に芯があるタイプの牛山さんとか谷垣とかです。百之助様の人間関係の土台のない寡黙さはそっとしておいてあげた方がいい場合もあるのです。

寡黙につけこむなよ、コミュ力低そうって安心すんなよ、そういうとこだぞ、己自身も成長せよって話ですが…なんか話がずれてますよね。百之助推し女子で合宿して一晩中百之助様の魅力を語り合いたいな…。

 

百之助様と地獄に落ちてもいい、その覚悟で愛してますのでみんなも一緒に地獄に落ちよ。ある意味おすすめ度1000%の男です。

 

皆様はどのキャラクターが好きですか?全登場人物を取りあげられなかったのでこの人もぜひ!というのがあればコメント等ください。

 

何はともあれ作者の野田先生、素晴らしい長編漫画を描いてくださりありがとうございました。1番推すべきは野田先生なのかもしれません。次回作も楽しみにしてます。では。