2022年4月、さかもゆんゆん丸というかわいい猫ちゃんをお迎えして1年。さかもツインは「もう1匹猫ちゃんを迎えてもいいのでは?」という議論を重ねていた。
↑お利口猫ちゃん
ゆんゆん丸はたまに便秘するくらいと耳くそが多いくらいで手のかからないお利口猫ちゃんなのと、さかも邸もマンパワーがあるので2頭飼育はなんとかいけそうな状況である。
【行きつけの保護猫カフェ、きゃりこ武蔵野店さん】
ゆんゆん丸を引き受けた保護猫カフェきゃりこ武蔵野店さん
https://calicohogomeko.mystrikingly.com/
はさかもツイン好みのかわいい猫ちゃんたちがいっぱいいる。たまにお邪魔するのだがみんなかわいくて猫ちゃんからしかチャージできない『ハッピーチュンチュン(かわいいとか言葉が全部ぶっ飛んでさかもツインが感覚だけで表現した気味の悪い形容詞)』がチャージできる。
ゆんゆん丸を引き取ったときは色々と対応してもらえてスタッフさんの存在はありがたかったし安心できたので2頭目もきゃりこさんから、と考えていた。
↑きゃりこの推し猫、べーやん
【大きい猫、つきちゃん】
さかもツインはとにかく大きい猫が好きで、ゆんゆん丸も体重5キロある大きめの猫だけどそれを上いく「つきちゃん」という猫の存在があった。
パワー強強男子で、きゃりこ時代のゆんゆん丸はつきちゃんを先輩として見ていたのかつきちゃんのようにもりもり食べるうちに保護された頃はガリガリの体があっという間にパンプアップされたらしい。
HPにガキ大将お猫さまと記載されておりあまりフロアに出ていなかったつきちゃん。
体が大きいならさかもゆんゆん邸も全く広いわけではないがつきちゃんがかけっこできるくらいの廊下はあるし、ずっと保護猫カフェでお迎えの人を待つ思いはさせたくない、ゆんゆん丸も先輩として仰いでいたわけだし。よしつきちゃんに決めた!という話の流れである。
【とりあえずやってみようトライアル】
1匹で迎えてあげられない点は不安要素として大きくあったが、まずはトライアルでやってみましょうという話に進んだ。
やんわりとしたトライアルの話が出て1ヶ月くらいの間、つきちゃん大丈夫かな?とかゆんゆん丸はどうなるだろうとか色んな話をさかもツインでした。
まずはトイレを2台置こうということでトイレを増やした。ご飯のお皿も2個に。あとは祈るだけである。
↑なんかトイレ増えたね❗と話しかけるゆんゆん丸
ツイッターでつきちゃんのトライアルが決まり、祝福の声を目にして皆さんの期待を背負って頑張るぞと気合いが入ったと共に、つきちゃんのカリスマアイドル性に「さすがつき先輩!」とほっこりした。
【つきちゃんが来るよ】
そして運命の日、7月2日がやってきた。猛暑日を観測しておりさかもツインねねは暑さでバテお迎えに行けず、めめに全てを託した。家で待つさかもツインねねはそわそわとクーラーをつけ待機。
駅までは迎えに行き、着くと猫ちゃんキャリーと大きな荷物を持っためめがいた。
↑なんでこんなとこにつれてこられたのか…と困惑するつきちゃん
【ご対面】
↑家に放たれてゆんゆん丸と1年ちょっとぶりの対面を果たすもお前誰ぞ?状態の2人。
最初から会わせちゃった方がいいとのことでご対面させると、つきちゃんは怯え気味(見知らぬ家なので当然)。反対にゆんゆん丸は「パオパォー?」とさかんに話しかけている。もしかしてゆんちゃんってパリキャ(パーティーキャット)?
暑かったのでとりあえず水分を。チュールスープを献上するとつきちゃんは「ハギョッハギョッ」と凄まじい咀嚼力でスープを平らげた。パリキャしてるゆんゆん丸のスープまで飲んでソファーの下でじっと様子を見るために籠っていた。
【四足獣みんな友だち】
予期せずゆんゆん丸のパリキャぶりはうけた。
しばらくパオパォーとつきちゃんに話しかけていたがつきちゃんがうとうとし始めるとゆんゆん丸もうとうとし始めクーラーの効いた部屋で新たなファミリーを迎えたさかも一族はみんなでうとうとした。
【つきちゃん正式譲渡】
数日もするとつきちゃんも慣れたようすで家中をいったりきたりするようになった。ご飯も持ち前の食欲でもりもり食べほっとした。ゆんゆん丸は3日くらいあまりご飯を食べなかったのでさすがつきちゃんだと思う。
ゆんゆん丸は猫っぽくないというか犬っぽい?ので、つきちゃんの猫らしさが新鮮だった。まずしっぽが長いのも初めは慣れず「わ!黒長っ!」と驚いていた。
どうしても夜中に追いかけっこし、どちらが強いか男同士のバトルが始まり毎度ハラハラさせられるが、出血するなどの大きなバトルがなく、2週間経過したところできゃりこのスタッフさんに家庭訪問してもらい正式譲渡となった。
↑シーバを咥えベッド下に籠るつきちゃん
見慣れたスタッフさんなのにベッドの下に隠れてでてこなくなってしまったつきちゃん…すっかり家猫です。もしかしたら連れて帰られると不安になったのかもしれません…
その夜はストレスなのか夜中大騒ぎで、昼間「大きな猫ちゃんが2人いる…幸せ」とぱやぱやしていたさかもツインは夜中「マジで大丈夫なんか~」と不安を漏らしたという。
その日から夜中に騒ぐことを「スマッシュブラザーズ(大乱闘の意)」と言うことになった。
昼間しっかり遊んだ日にはスマッシュブラザーズは比較的落ち着くので今も様子を見ているところである。
スマッシュブラザーズをやったあと、隔離しよといって部屋を分けても結局同じ部屋で寝ていたり2人の距離感はよくわからない。
↑スマッシュブラザーズ後の穏やかタイム。
つきちゃんの方が強いのだが先住ゆんゆん丸が1番とされているのが気にくわないつきちゃんと、いつもつきちゃんに負けて悔しいから頭猫パンチしてやれ(弱弱パンチ)がスマッシュブラザーズに発展するようだ。この辺の折り合いが早くつけばいいなと思っている。
それでもおしりのにおいを嗅ごうとしたり、つきちゃんがゆんゆん丸の体を3なめくらいしたりと日々変わる距離感に翻弄されている。予測不能の展開が刺激的な毎日である。
【どうだい我が家は】
もうそろそろつきちゃんがきて1ヵ月。
我が物顔で寛ぐつきちゃんがいる。けつをポンポンしてくれしてくれとなぉーーとやってくる。けっこう甘えたがりさんである。かわいい。よし、その調子!最近はゆんゆん丸の鳴き声を真似してるのかダミ声なぉーからパォーに変わりつつある。かわいい。よし、その調子!
ゆんゆん丸は遠慮してあまり鳴かなくなってしまい、今までのようにちやほややれ王子様やれ天使様やれ玉のやうなお子扱いが70%くらいしかできなくて申し訳ないと思っている。
つきちゃんが来てゆんゆん丸もたくさん走るようになって、つきちゃんの食べ残しまで食べるようになってまたパンプアップされつつある。うんちもほぼ毎日出るので安心だ。
これでよかったのかは正直猫に聞いてもわからない。毎日悩みながらもなんとかやっている賑やかな日々ができるだけ長く続けばいいと思う。
↑両手に猫