先日さかもツインは大阪に中川ホメオパシー先生の『闇の終末セミナー』に参加しに行ってきました。
文字にすると新興宗教のように見えますね。
中川ホメオパシーさんは2人組漫画ユニット でありまして
中央に種字で「マン」、文殊菩薩(知恵の神様)の意が記されています。
知恵の神に値するような漫画ユニットであり、このブログではセミナーがどれだけ凄かったか、漫画がどれだけやばいかご報告させていただく所存です。
11月12日、ロフトプラスワンウエストにて。
ぎっしりと並んだホストの下敷きに、セミナー名が刻まれます。
開場となり席につくと
こんな特別カオスメニューが!頼まないわけにはいかないでしょう。
ダブルリスペクトがこちら↓
でかいシャンディガフ。
ジェノサイドポンポンはこちら↓
唐辛子がかかりすぎたたこ焼き。もちろん食べ物を残すことは罪なので食べましたけど、マイルドな地獄でしたね。比叡山延暦寺の千日回峰行よりマイルドですけど、マイルドな悪意を受信しました。
開演までマイルドな地獄を味わいながら、中川ホメオパシー読者はどんな人達かと観察していると、お座敷席はご意見番みたいなただならぬ人が座っていました。
さかもツインの隣には「そこ空いてますか?」と唾を飛ばしながら席を確保しようとする殿方が来たので、そうだよね、それでいいんだよ、正解!もっと唾飛ばしていこう!と納得しました。
結論から言うと中川ホメオパシー読者はマイルドにいかれてる。
そんな人たちと一緒にセミナーを受けられるなんて幸せだなと思っていますと急にエビ中の『未確認中学生X』が流れ場内のライトが激しく点灯します。
はて、今日はセミナーもとい漫画家さんのサイン会でアイドルのライブではないはず。
お客が完全に置いていかれました。ポカーンとしていると、司会の劇画狼さんが「お2人が後ろから入場するのでダブル敬礼でお迎えします」とアナウンスしてくださり
後ろから入場される中川ホメオパシー先生をお迎えします。
この瞬間一気に中川ホメオパシー界へ引きずり込まれ、ダブル敬礼トがキマッた瞬間、ゾクゾクーっと何とも言えない快感におそわれます。
これが北の大地が育んだ〇麻のような〇麻でない快楽物質生産人物中川ホメオパシーのカリスマ性です。
右がネタ&ピロートーク担当の的場先生、
左が作画担当の小林先生です。
穏やかなご尊顔ですね。
写真OKとのことで、さかもツインは一眼レフカメラでバシバシ撮らせて頂きました。
こんな神々しいことはない、こんな神々しいことはない~!と呟きながら。
どんな人たちか簡単に自己紹介して頂くとTwitterで寂聴コラをしている人だそうです。
中川ホメオパシー (@nakagawa_ho)さんをチェックしよう https://twitter.com/nakagawa_ho?s=09
中川ホメオパシーでツイートしていますが、的場先生がおツイートされているそうで、小林先生は「童貞なのでTwitterはやらない」ということでした。
童貞の人権が迫害されすぎていますが、小林先生がTwitterを始めたら色々あったんだな♡と思ってもいいようです。
会場にはリイド社編集のK本さんがいらしていて、物販でカズヤを売っていたのです。
あ、あの!K本さんが!いらしている!
的場先生に薬物使用の有無を聞いたという伝説のK本さん。チアラット最新話にK本さん出ていて
http://leedcafe.com/webcomic/cheer20/
干支天使チアラット 第20話
この場面ノンフィクションという。
この顔も本来は有り得ないお姿ですが、小林先生の手にかかれば完全なるキメ顔も2次元に反映されるのです。(本当に大丈夫か後ほど握手を求めるフリをして握手をするフリをして左肘関節付近に注射痕がないか国家資格による観察眼をもって凝視した結果シロでした。ホッ)
先生ご入場の際、写真撮りまくってるこの方がK本さん。漫画家への愛が溢れていますね。
そんなK本さん、バトル少年カズヤを出版するにあたり、「有害図書は出さない」とリイド社に倫理委員会を立ち上げさせた男。前代未聞の会議が開かれたようです。
やばい人と敏腕編集者は表裏一体。社内での評価は知りませんが、セミナー参加者にしてみればK本さんは北海道当別町開拓者伊達邦直と言っても過言ではないでしょう。何となく似ていますし。写真なのにこんな顔する人いる?センセーショナルなの?
開拓者はやばい所でも居場所を作り繁栄していくものですから。特殊能力です。
的場先生からは『感情のないサイコパス野郎』と言われていましたが、イベント中一切笑っていなかったので先生の仰る通りでしょう。
イベントは前半チアラットについて、後半バトル少年カズヤについて制作裏話を聞きます。
前半 干支天使チアラット
日刊マンガガイド このマンガがすごいにも選ばれた干支天使チアラット。
『干支天使チアラット』 第1巻 中川ホメオパシー 【日刊マンガガイド】 | このマンガがすごい!WEB
こんなかわいい女の子たちが変身し悪と戦うヒロイン戦隊モノ。
セーラームーン世代のアラサー女子には遺伝子レベルでヒロイン戦隊モノが刻まれているのでもはや本能が抗えない。これは読んでしまうし好いてしまうのです。
双子コーデなどなど、ストーリー以外にもファッショナブルでかわいいキャラたちに毎回わくわくさせられます。
次はどんなスイーツが、どんな服を着てくるのか、流行を追うならチアラットがあればいい、というレベルです。
それもそのはず。
的場先生はセブンティーンを購読しているそうです。
あー、やっぱりね。って思うわけです。『かわいい』に貪欲すぎるもの。
こういうの、ファッションに興味なければ描けないですから。
的場先生曰く「小林先生が描く女の子かいい、世界一のファン」だそうです。仰せのとおり。
でもかわいいだけで済まないのが中川ホメオパシー流。
完全に即死コースな残虐性も秘めているので、社会生活や対人関係でストレスが溜まっている時に読むとスッキリします。
中川ホメオパシー作品では「読後感がいい漫画」を心がけているようで、スッキリするのは的場先生の御意志に導かれていたのです。
完全なる思惑通り。
バトル少年カズヤ
この本の凄いところは自立する厚さ、だということ。(チアラットまで自立してしまったのでお宅の本棚は燃やしましょう)
的場先生が
- 世紀のクソ漫画
- 絵が描いてあるトイレットペーパー
- ほぼほぼトイレットペーパー
- 死ぬほど丁寧に生み出したクソ
- こういう漫画読んでたら病人扱いされる
- キチガイのうわごと
- 個人的には好きだけどオススメできないと評価される漫画
と総評しておりました。
大絶賛の嵐ですね。
中川ホメオパシー先生が丁寧にした御排泄(大の方)は、正直読むのに時間がかかり気づけば日をまたいでいることも多々あります。
エログロ低俗不謹慎。
しかし下ネタの強度を信じたその熱き御志、単行本からヒシヒシと感じるのです。
苦手かも、と思ってもまず絵の可愛らしさが色んなことを寛大にさせます。
そしてとにかく10回はくり返し読んでいただくと仕込まれたネタにのちのち気づいて、「あ~~!」となります。(チアラットでも同様のあ~~!有)
脳の『アハ体験』とかいうやつですね。
※バトル少年カズヤ28話より
慣れてしまえば日常なんです。
そして気づけば虜となっていて、バトル少年カズヤと干支天使チアラットを交互に読む日が来るのです。
その時点で洗脳完了。
チアラットの決めポーズを練習する夢を見てビクゥッゥっとなって起きる日が来ます。
「……今寝てたのに動いてたよね、手。」と自問自答して寒気を感じましょう。
バトル少年カズヤは出版にあたり、訂正箇所がかなりあったようで、この付箋が「直さねえと出版出来ないからな」と100箇所以上貼り付けられた伝説の漫画。
※ピンクの付箋はレッドカードの意
チラシの裏のお詫びぺージに至っては
『このページ必要?』とまで!
落ち着いて考えてみようね。
読者からしてみれば、このページは流涎モノなので要りますよ。
そんな修正箇所の話を色々伺ったり
ねねが若かりし頃のジャッキーチェンだと思っていた写真の男は的場先生の父上様であったり(毛量すごく多め)、10回読んで更に交互購読をしても知らないことがまだあるなんて、どれだけ丁寧な御排泄物なんでしょう!
中川ホメオパシー先生のすごいところって、一コマ一コマに組み込まれた情報量の圧倒的な多さ。
他のギャグ漫画にはないサブリミナル漫画。
気づききるまで読め、脳が溶けるまで読め、目が見えなくなるまで読め、手がページを開けなくなるまで読め、夢に出てくるまで読め、それだけ読んでも中川ホメオパシー先生の御意志に達することはできない。
もはやカルト的。
それ位のカリスマ性。
これが崇拝の証。
ダブル敬礼!
ホメオパスマイル尊い!
ダブル敬礼!
尊い!
ダブル敬礼!
今日のまとめ
- 中川ホメオパシー先生は偉大
- ファンへのサービス精神がすごすぎる
- 干支天使チアラットはセーラームーンに憧れて育った大人の心にグッとくる
- バトル少年カズヤはまず10回読んでそれから好きか嫌いか判断したらいい
- 2016年電車の中で読んではいけない危険図書にバトル少年カズヤと干支天使チアラットを選出する(公安に気をつけろ)
- 闇の終末セミナーは劇画狼さんのテンポの良い司会進行と的場先生のトーク力、引き込み力、そして天才小林先生の愛くるしさ全てが完璧な構成で、最高のイベントだった
これが中川ホメオパシズムに狂った人々の行列。
こうやって丁寧に御黒印をかいてくれるのですもの。尊い~。数時間かけて全ての御黒印を求める崇拝者たちに握手と御黒印をさずけて下さいました。
尊い!大好き!中川ホメオパシー先生!
ノボルくんみたいに飛びついてみたい。
当日干支天使チアラットとバトル少年カズヤを買うとついてくるオマケは狂おしいほど面白かったのでもっと欲しい。何冊でも欲しい。
あ、あれ。
欲しがり方がおかしいですよ。
ただの欲しがりと違う。これ、まさに快楽物質ですね。
あと、
イベント中に、飲み食いした分抽選券がもらえ、当たるとネームがもらえるという素敵なプレゼントがありまして、さかもツインも3枚ネーム頂きました。
た、尊く神々しい。厳かすぎるので匂いを嗅いでみたら普通の紙の匂いとちょっとタバコの匂いと、なんか、お香?ハーブ香?何これ何これ、匂い平気?炊くやつ何かやってる?なになになになに?大丈夫?合法のやつ?え、え?なんか遠くの方で草(ソウ?)を燃した匂いがする気が……。