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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

冬の新潟で食い倒れるという幸福論

こんばんは、ねね(姉)です。先日冬の新潟へ初めて行きまして率直な感想を申し上げると、魚介類と米のうまさがとんでもないところに来ちまったな最高だな新潟、です。

これについては詳しく説明する必要があるでしょう。見せたい写真もありますし。旨いものを見たいと思いましたらどうぞ御一読下さい。 

 

埼玉の端ッこからさかも一族は新幹線に乗り燕三条という駅まで来ました。

プランとしては寺泊魚の市場通り→岩室温泉泊です。豪雪が見込まれたためレンタカーは借りず電車とタクシーで移動となりました。

2月の初旬、北陸に大雪が降り新潟の方も大雪となったそうです。さかも一族は新潟に着き当たり一面の雪景色に感動しはしゃいでカメラを向けました。
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それがこちらの銀世界です。「なんにもねぇ!」「雪しかねぇ!」と埼玉とは違う景色にワクワクします。

 

燕三条駅から寺泊まで在来線を使いましたが弥彦線越後線の運航本数の少なさから乗り継ぎに時間がかかりました。

燕三条駅はちょっとした物産センターがあるのでそこでお土産物を見ながらのんびりできます。
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中にはキッチンツールや刃物など、まるで浅草の合羽橋問屋街に来たかのようなワクワク感があります。

さすがに旅の序盤でこれを買って持ち歩くのは気が引けたので買いませんでしたが、包丁は新調したかったし、庭木の剪定鋏もカラフルでかわいかったので欲しさがはんぱなかったです。

 

泊港日本海に面した港で、魚市場があります。


寺泊魚の市場通り(通称 魚のアメ横)/にいがた観光ナビ

 

新潟県の中央に位置する長岡市寺泊は日本海に面した国道402号線沿いに、
通称「魚のアメ横」と呼ばれる海産物市場が軒を連ねています。
鮮魚店や土産物店など11店舗が並び、地元寺泊港出雲崎港に揚がる
生鮮品はもちろん、冷凍や加工品も含め新鮮で安い魚の宝庫です。
イカやホタテ、旬の魚を焼いた名物浜焼きを、浜風に吹かれながら味わって。

 寺泊駅には交通系ICカードに対応していないので切符(320円)を買いましょう。

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 券売機はかわいらしかったです。

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 車窓から雪景色を眺めて吉田駅で乗り換えます。トータル30分程で着きました。

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駅前にはタクシーが1台だけ停まっていたのでさかも一族はぎゅうぎゅうになって乗り込みます。駅から市場通りまでは6㎞、徒歩だと1時間かかるので車がいいかと思います。

帰りの電車をチェックすると、3時間来ないうなのでがく然としました。新潟は車で回るべし。燕三条駅から寺泊市場通りまでバスもあるそうですが、土曜日は運休、本数も多くはないようです。公共交通機関が観光客向けに便利になっていないのでその分ひっそりとしていて旅情かあるという側面も持ち合わせているのでどう捉えるかは自由です。

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 この日は豪雪で除雪車も走っていたためかタクシーで30分ほどかかりようやく市場通りへ着きました。「日本海からの風がありこの辺りはそんなに雪積もらないんだけど今年は特別。」と運転手さんは言っていました。

 

13時を過ぎていたので一族はおなかペコペコです。

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市場通りに目移りしながら汐の華というお店に入りました。

 https://s.tabelog.com/niigata/A1502/A150201/15002452/?format=html
[食べログ]アクセスが制限されています

カニが丸々入ったラーメンが有名なのですが提供できない日もあるそうで残念ながら食べられませんでした。↓こういうの。
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変わりに海鮮丼を頼んだのですが…
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丼圧がすごい!なんか、艶かしい!
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甘エビの味噌汁がついてきてどうかしていると思いました。


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ついでにお刺身盛り合わせも頼んだのですが、こっちも艶やか。色味が関東で食べるものとは違う…

食べてみると魚介類のとろけるような、クセのない脂がすごい。これが日本海の荒波を生き抜いてきた魚か!太平洋の魚とは違う、生命の極限、生きるためのこの脂!なんということ。うまい。うますぎる。(←埼玉銘菓十万国まんじゅうのCM、埼玉県民の口癖)

正直この脂のノリ方と旨味は尋常じゃない。新鮮であることを付け加えてもうますぎる。

というか米がうまい。さすが新潟県日本海が育んだ魚介類と米のハーモニー、もはや敵うものなどないだろう。

というか水もうまい。

新潟は食の無敵艦隊か。どの角度からアプローチしてもうまみがずば抜けているのです。
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甘エビの味噌汁も長旅で疲れた身に染み入る~!
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この顔を見ていただければ良さがわかるでしょう。

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 食後は角上魚類の本店へ。

埼玉や都内にもチェーン店があり、ねねはご贔屓にしています。角上の魚、安くて美味しいのだもの。ある意味聖地巡礼です。

店前には食べ歩き用の魚介類が並びますがすでにお腹いっぱいで買えませんでした。

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 中でカニやのどぐろをお土産用に買い郵送してもらいました。(ねねは新潟から戻り翌日福岡に行ってしまったため食べられず)

 

市場通りを満喫し、宿へ向かいます。先ほど乗ったタクシーを呼び岩室温泉まで20分程で着きました。

岩室温泉もそこまで栄えているわけでなく、宿がぽつりぽつりとあり、周りは田んぼでひっそりした場所でした。
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外を散歩していたら除雪車が!初めて見ました。

あとは雪原で遊ぶのみです。 


雪の前では子どもでいさせて。 - ここから先は私のペースで失礼いたします

 


岩室温泉観光協会

岩室温泉は含硫黄・ナトリウム・カルシウム塩化物温泉で宿の温泉は加水しているためそこまで硫黄の匂いはせずあっさりとした泉質でした。広々した浴場だったのでゆっくり体を温められたのでよかったです。

 

夕飯ももちろん
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魚介類!これまた激ウマ!
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デザートの笹団子も激ウマ‼

ついでに地酒(日本酒)もクセのないすっきりとしたうまさがあり新潟は美味しいものしかないのか、と問いたくなりました。

 

翌日は岩室駅から在来線にのり乗り新潟駅へ。
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都心では見かけないカラーリング。ローカル鉄道は愛すべき存在です。

 

ここからまたタクシーで移動、世界鮨へ向かいます。

http://www.sekaisushi.com/sp/
せかい鮨 | トップページ

 ここの名物は炙りのどぐろ丼。さぁ見てください。


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これです。光が見えましたか?

光は脂でした。

脂はうまみでした。

旨味は口の中で静かにとろけていきました。


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握り寿司です。

魚介類への愛を叫びましたか?

ふだん見る寿司より艶がすごいでしょう。

 

つまりはそういうことなんです。日本海の荒波を生き抜いた魚介類はめちゃくちゃおいしいのです。

 

こうしてさかも一族は今だかつてないとろけるような魚介類の脂に舌づつみをうち幸福度が高い旅をしたのです。

 

とにかく雪がすごく外を歩いたり観光というよりは美味しいもの食べて温泉でゆっくりするという旅でした。

 

冬の新潟は寒いけどもその分静かでおいしい食べ物が豊富なので食い倒れの旅をしてみてはいかがでしょうか。

ねねはまた行きたいと思います。(佐渡の方も行ってみたい)では。

 

モッツィモッツィ刀削麺

こんばんは。めめです。

 

 

秋葉原にいく用事がありまして、ちょうどお昼だワイと刀削麺を食べに行くことにしました。

 

刀で削る麺、刀削麺(とうしょうめん)
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外の発券機でメニューを迷いつつもスタッフ一番人気とある汁なしマーラー刀削麺を選び席につきます。


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赤いね。パクチーともやしがのっています。刀削麺は汁はねしやすいので紙エプロンをつけてまぜまぜして食べます。

 

食べるとそこまで辛くなく、ピリッと唐辛子と山椒のしびれをうっすら感じるくらい。激辛ではないのですらすら食べ進めることが出来ます。パクチーもちょくちょく良いアクセントを出してきて美味しいのです。

このモッツィモッツィを口に放り込みたい欲が出てきてがつがつ食べました。

モッツィモッツィの刀削麺が美味しすぎて噛みしめながら食べていました。

 

お店を出てからもしばらく幸せ〰️となった刀削麺でした。

シロダーラを受けてきた

こんにちは。めめです。

 

昨日はシロダーラと言う頭にオイルをタラタラたらすアーユルベーダのセラピーを受けてきました。

 


シロダーラとは?アーユルヴェーダセラピストの教える効果16 | キレイの先生

おでこの第三の目と呼ばれるところにオイルを垂らして心の浄化を図ると言うもので荒んだめめにはぴったりでっせ!

ホットペッパーでシロダーラと検索し予約、サロンに向かいました。

 

最初は首と肩のオイルマッサージをしてからシロダーラの施術が始まります。

 

 

ポタポタポタポター温かいオイルがおでこにかかりだんだんぬくぬくしてきました。

 

 

感情のデトックスと言われる施術、確かにぼんやりしていて帰ったらやろうリストを思い浮かべると頭の中で叫んでるような、『家に帰ったらヨーグルト食べるぞぇーーー』って感じで思考の出力が無茶苦茶高くてびっくりします。

普段頭で考えている出力が10ならシロダーラ中は100位。とにかくテンションは高くはないけど声が大きくなる不思議な感覚でした。

 

1時間で8,000円程の金額でしたが面白い経験が出来て良かったです。

シロダーラは瞑想するものらしく、施術中は眠ってはいけないと書かれているものもありますが気持ちが良いのでふわーと寝落ちすると凄くスッキリしそうですね。

 

 

シロダーラが終わったあと油ぎとぎとの髪の毛を洗うためシャワーを浴び支度をして部屋を出ると、首の重さが無くなっていました。頭も軽くなりました。

セラピストさん曰く頭皮のオイルケアで普段シャンプーでは落とせない汚れも落ちるとのことで様々な良い効果のあるシロダーラ。また今度やろう。

 

 ねねにもやってもらいたいもんだ。すやすやしそうで面白いから。

 

ねっこ

こんばんは。めめです。

 

 

今週のお題「ねこ」

 

 

さかもツインは猫好き。野良猫がいるとスマホで写真を撮ったり、人懐こい猫はなでなでしたりと猫が好き。

 

めめもねねも現在ペット禁止のアパートなのて猫は飼えないけど猫は好きだから飼いたい。

 

 

だってこんなにかわゆい生物が部屋のなかにいたら最高じゃない?

 

 

ふわふわふわだよ。
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ふわふわふわふだよ。
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ふわふわふわふわふわふわふわー
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可愛いったらありゃしない。

 

 

 

でもめめは猫を飼ってはいけない気がしてる。それは日々のストレス発散に可愛いものをみたい、猫で癒されたいと言う気持ちが有り余りすぎるから。この毒気が猫を病気にさせてしまうのでは?と心配になる。

 

なにか飼うとしたら、スマートスピーカーが良いと思う。

喋ったら喋り返すし人工知能は高度だからこの毒気にもへっちゃらそうだから。

 

でも猫がいる人生はきっと幸せなんだろうな幸せだから猫がいるような、生活を送りたいです。

ニュクスの角灯と巡る長崎の明治の面影

こんばんは、ねね(姉)です。

最近ニュクスの角灯(作 高浜寛)という漫画を読んだのですが、時代背景やストーリーがぐっとくるねね好みの漫画でしたので紹介したいと思います。

ニュクスの角灯は現在単行本4巻まで、リイド社が運営するトーチというWebサイトで絶賛連載中です。

 


トーチweb ニュクスの角灯

1878年・長崎……触れた物の未来が見える 不思議な少女と、
先進と享楽の都・パリから やってきた夢の品々を巡る、豊潤なる人間ドラマ。
高浜寛が描く”明治ハイカラ・アンティーク浪漫”

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リイド社の単行本って、すごくデザインが凝っていて持っているだけでワクワクするんですよね。

 

ニュクスの角灯の舞台は長崎の鍛冶屋町、道具屋『蠻』。時代は1878年明治11年です。

明治11年与謝野晶子やバカヤロー解散で有名な吉田茂の生まれた年でもあります。

明治維新から富国強兵、文明開化など近代化が一気に進んだ時代。

その時代のワクワク感、せわしさ、人々の生き生きした様子が描かれています。

 

主人公は美世という内気な女の子。

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両親を戦争で亡くした(多分西南戦争)美世が蠻という道具屋で働き始め色々な世界を知り成長していくストーリーです。ページを追うごとに美世の表情や感情が明るく開いていくのが読んでいて楽しくなります。
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また美世が着ている着物も派手ではないのですが、当時の若い女性が着ていた中振り袖という袖の長さが絶妙なかわいさがあります。

隣の男性は蠻の店主モモさん。眼鏡を外すと実は…なアレなのでねねはかなり好きですね。ドキドキする。

他にも濃いキャラクターが沢山の現れますが、どのキャラも真っ直ぐでいい人なので読んでいて清々しいです。

 

ストーリー以上に舞台である当時の長崎や舶来物の繊細な描かれ方が過去オタクにはたまらないところでしょう。

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重厚感溢れるキャラの大浦慶、こちらは実在の人物がモデルのようです。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B5%A6%E6%85%B6
大浦慶 - Wikipedia

ストーリー展開でこの人の動向や言動から目は離せません。

実際の人物像としては真の強い女性だったのではないでしょうか。女性実業家の先駆け的存在でしょう。

 

作中でも出てくるベルビューホテルは実在したホテルです。 

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OLD PHOTOS of JAPAN: 外国人居留地 1880年代の長崎

↑当時の写真が載っています。

 

 現在はANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒルが建っています。

 

 近くにはグラバー園大浦天主堂(1864年建立)

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 旧長崎税関下り松派出所(1898年竣工←作中より20年後)

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などの歴史的建築物が並び今でも賑わいを見せている地区です。

 ちなみにベルビューホテルは出島の方へ移動し現在も営業しています。

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美世とモモさんが山手の方へ出かける回があるのですが、山手は歩いてみると坂道が多く息が切れます。

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 洋館がポツポツと建ち並び異国情緒溢れる場所です。

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 石畳の階段が膝にくる…。

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 長崎の気候ならではの樹木や、カラーリングの素敵な門を見ているだけでうっとりしてきます。

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 中に入れる洋館もあり、当時の暮らしを垣間見ることができます。

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 東山手は活水女子大学があり創立は1879年なので作中と同じ頃になります。

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 赤い屋根の校舎はもう少し後に建てられたもののようですが、見応えのある西洋建築です。

 

蠻のある鍛冶屋町から大浦慶居住跡地が徒歩圏内なので、この辺りを登場人物はよく歩いていたのでしょう。

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 ちょっと足を伸ばすと川面に写す橋の姿が眼鏡の形で有名な眼鏡橋があります。何回か流されて修復されているので当時とは違う姿だと思われます。

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1624年建立の興福寺は朱塗りの山門がフォトジェニックです。

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祠の守猫もいて穏やかな時間が流れています。 

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 近くには昭和レトロな饅頭屋や

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 石畳の坂道が続くので、今何時代だっけ、と妙な感覚になり、通りすぎてきた時間を巻き戻して見ているようです。

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長崎と言えば原爆投下は避けられない話でしょう。

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原爆投下地点より2キロ範囲は全壊全焼、写真からも無になってしまった様子がわかります。

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爆心地の物悲しさ。無為に壊すことはなんて愚かなのか。新しい緑で被われても隠すことのできない爪痕。
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鍛冶屋町や大浦天主堂、山手の方は一部被害があったものの全壊全焼は免れており明治~昭和初期の建物が残っているのですね。

 

リュクスの角灯を読んで、長崎をほっつき歩いた楽しい思い出が甦ってきました。

知っている場所と好きな漫画が合致したときすごくワクワクします。知らない場所を、知らないことを知り、知りたいことを知る。誰に押し付けられるでもなく自分が主体の知るということは楽しいです。

ファンが聖地巡礼する気持ちがよく分かりました。ニュクスの角灯、過去から現在に通じるタイムトラベルもできる漫画なので興味のあるかたはぜひ御一読を、または長崎への旅を、ねねはおすすめいたします。旅に出るきっかけ、知りたいと思うきっかけ、なんでも自分が動こうとするきっかけは何だっていいのです。そうやって楽しむ時間を大切にしていこうと思うのでした。

ハイパーナイフを受けてみるんだ

こんばんは。めめです。

 

 

先日、ハイパーナイフと言う痩身マシーンを受けてきました。

 

キャンペーンで120分13,000円と普通のオイルマッサージと同じくらいの金額だったので受けてみることに。

 


【ハイパーナイフ】セルライトに効果抜群!今話題の痩身エステとは?|JGS

 

超音波でセルライトを溶かすやらなんちゃらとにかくボディーラインを良くするための万能マスィーンらしい。

 

日本人のエステティシャンさんのお店に行ったので対応が、裸が見えないようガウンを着せたり、タオルをそっとかけてくれたり、タオルざ良い香りだったりと色んな所が丁寧すぎて恐縮しながら個室に入ります。

(普段は韓国人のおばちゃんのマッサージに行ったりするので塩対応に慣れている)

 

 

施術はクリームを塗りマスィーンをあててハンドでのマッサージもあります。マスィーンがあたった所はほくほく暖かくて気持ちが良い。全く痛みはないのでぐっすり寝てしまうほどです。

 

ただひたすら心地よくて、筋肉はほぐれてむくみがなくなる。なので身体はすっきりします。凄くよい!

身体もぽかぽかしています。

 

どこか安くて良いサロンを見つけたらハイパーナイフ、受けてみると良いと思います。

炭鉱オタクになってしまいそう~旧志免鉱業所竪坑櫓の巨大コンクリート建築が圧巻すぎる話~

こんばんは、ねね(姉)が先日福岡に行った目的は 

 旧志免鉱業所竪坑櫓(きゅうしめこうぎょうしょたてこうやぐら)

を見に行くことでした。

見慣れぬ漢字が並ぶ謎の場所気になりますよね。
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こんなやつです。ねねはTwitterで初めてこの建築物の存在を知りました。

 

写真を見ただけではよくわかりませんね。これは福岡タワーかと言われればそんな気もしますが福岡タワーではありません。

 

竪坑櫓と呼ばれる地下炭鉱に降りるための大きなエレベーターのようなものです。

竣工は1943(昭和18)年5月10日
大きさは高さ47.6m、長辺15.3m、短辺12.3mの鉄筋コンクリート建築です。

 https://www.town.shime.lg.jp/site/bunkazai/tatekou-yagura.html
旧志免鉱業所竪坑櫓(きゅうしめこうぎょうしょたてこうやぐら) - 志免町ホームページ

竪坑櫓」は、ケージと呼ばれる籠を昇降させるために造られた巨大なビルディングです。この櫓の真下にまっすぐ掘られた深さ430mの「竪坑」という穴を使い、地下から石炭を上げたり、坑員を地下の石炭層まで移動させていました。まるで金づちを立てたような形の櫓に、巻き上げる機械が組み込まれた、エレベーターのような仕組みとなっています。

上記サイトより引用。

 

現在まで残っているものは、志免のほかにベルギーのブレニーと中国撫順の2か所だけだといわれています。その姿は、機能的で無駄のない造形美をもつ近代建造物であり、世界の産業技術史を語る上でも大切な遺産であるといえるでしょう。
 

 長崎の軍艦島も地下炭鉱に降りるための竪坑はありましたが、現在は崩壊し見る影はありません。
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軍艦島。このレンガの建物の隣の方にあったらしい。

 

志免鉱業所竪坑櫓が原形を留めていることは貴重なのですが、軍艦島をはじめとする明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業として世界文化遺産に登録されていないのです。これだけ立派な建築物なのに…。

国の重要文化財には登録されています。
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画像はWikipediaより。

 

https://www.town.shime.lg.jp/site/bunkazai/accessmap2.html
アクセスマップ - 志免町ホームページ

 

福岡空港博多駅からは路線バスや車で行く距離なので、車がないとアクセスしずらい場所にあります。

福岡空港からの路線バスは1時間に数本で時間が読めなかったので致し方なくタクシーに乗りました。だいたい15分位で着いた気がします。運賃は1,600円でした。

タクシーを降りて…
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わぁ、すごい。

と声が漏れました。

 

晴天の時も美しいのでしょうが廃コンクリートと雪景色のどんよりした感じがまさに今日見るべき建築物だと思い感動しました。

写真には雪が舞う姿が見えませんが、粉雪と竪坑櫓が見慣れないものすぎて異世界に迷い混んだような錯覚をさせます。

 

坑道も残されていますが、立ち入り禁止となっており中の様子までは伺えません。

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昭和30年頃の写真。辺りには工場のような建物が立ち並び炭鉱として栄えていたようです。昭和39年に閉山したあと周辺は再開発され住宅地となっています。竪坑櫓の周りはシーメイトという志免町のコミュニティセンターが建っていてごく普通の地方都市の中に突如現れる竪坑櫓というギャップに驚きます。

隣にはボタ山と呼ばれる石炭のカス捨て場が残されていましたが草で被われただの空き地のようにしか見えませんでした。ここが炭鉱だった、なんて誰が信じるだろう。
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竪坑櫓周りはフェンスで囲われ、中に入るどころが近寄れもしません。

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よく見ると所々コンクリートが剥がれ落ち、中の鉄筋か覗いています。

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確かにこれは危険。崩れ落ちてくるリスクがすごい。
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でも、その剥き出しの鉄筋が丁寧に組まれていて昭和のモノ作りの職人たちの仕事が伺えて尊いと思うのです。震える。
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どの角度から見ても素晴らしいデザイン。

 時期によってはライトアップもするそうです。

 

炭鉱オタクになってしまいそう。

行きのタクシーの中で運転手さんが「ここに来る人はあまりいないけどたまに写真を撮りに来る人を乗せるよ。炭鉱が好きなら大牟田には行った?万田坑も行ってみな。」と教えてくれたので俄然興味が沸きました。また福岡に行って今度は大牟田に行こう…

そう考えた時点でもうすっかり炭鉱の魅力にとりつかれているのです。

黒いダイヤと呼ばれる石炭を求めて沢山の人が人命や安全よりも石炭の採掘が優先された時代。沢山の犠牲者を出していることも忘れてはいけない場所。

明治大正昭和と激動の時代にこんなに丁寧に建物を造り上げてきたその心はその手はどんなものだったのだろう。

希望しかなかったのではないだろうか。

ねねは希望だけを見つめて働いているだろうか。

比べてみたとき自分の小ささにびっくりする。比べる必要もないかもしれないけど、この遺された美しい廃コンクリートを見て色んなことを感じる時間は貴重なものだと思い帰路につきます。

 

 

帰りはバス停がよくわからなかったので近くの駅まで歩くことにしました。

歩道をテクテク。
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本当に何もない笑

目印はないですが、Googlemapを活用し迷わず駅にたどり着きました。
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こんな細い路地を抜けると
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須恵駅があります。小さな駅です。20分位歩きました。
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不思議な色の電車に乗って博多へ向かいます。快速を乗り継ぎ30分位。

見知らぬ土地の車窓を見ながら見知らぬ時代に想いを馳せて。関東にはない不思議な景色が見られてとても良い時間を過ごせました。

 

軍艦島の時も記録しましたが、年々朽ち果てていく建築物なので見たいと思った時が見るべき時だと思います。興味のある方は機会があればぜひ行ってみてください。

 
やまさ海運の軍艦島クルーズにに行ってきた話 - ここから先は私のペースで失礼いたします