ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

喰らえスチームサウナ砲!元郷湯の湿式サウナがすごい!

サウナにはまって今年は行ったことのないサウナに行ってみようと躍起になっているねね(姉)です。

スーパー銭湯のサウナに行くことが多かったのですが、ふくの湯という銭湯に行ってからこじんまりとした銭湯もおもしろいなと思うようになりました。


2019年サウナ初め - ここから先は私のペースで失礼いたします

スーパー銭湯は広くて新しくて清潔というイメージ、銭湯は昔からある庶民的で地域の人のためのお風呂場というイメージで、実際古い建物で現役稼働していて「この建物大丈夫?」というところもあります。

古い建物=汚いという先入観があって銭湯は行きづらいと思っていましたがふくの湯に行ってからは古くてもきちんと管理されていて衛生的でむしろこじんまりとして空いているところが心地いいと感じるようになりました。

そこから○○駅 銭湯で検索をかけて駅徒歩圏内の銭湯に目星をつける日々。

ふくの湯と同じ川口元郷駅に『元郷湯』という銭湯があることを知ったさかもツインは早速行ってきたのでした。

元郷湯↓


元郷湯 | SR社員がお届け!沿線とっておき情報 | えすあーるタウン情報 | 埼玉高速鉄道

 

 

川口元郷駅から徒歩3分、小路を行きますが大きな煙突があるので分かりやすいです。f:id:sakamotwin:20190120212942j:image

元郷湯の裏面。煙突と大量の薪が。どうやら薪で沸かすタイプのお風呂らしいです。f:id:sakamotwin:20190120213102j:image

やや寂れた雰囲気。

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完全に昭和。元郷湯の隣にはコインランドリーもありました。

 

入るとすぐ左手に下駄箱、右前方にカウンターがありここで入浴料430円を払います。サウナ別料金じゃないのがありがたいです。

貸しタオルはないのでタオルを持っていかなかったさかもツインは手ぶらセット(150円、フェイスタオル、石鹸、シャンプー)と、フェイスタオル(250円)を買い求め中へ。

 

脱衣場は空きスペースに私物のシャンプーやボディーソープセットが置いてありボトルキープならぬ銭湯セットキープがありました。

洗面台は1つ、ドライヤーも1つです。

床にはお手製足ふきマット。おばあちゃん家にありそうなタオルをカスタマイズした使用感溢れるマットがひいてあります。

 

お風呂セットを持ち浴室へ。

浴槽はLの字にバイブラバス、ジェットバスが配置され、一番手前に水風呂があります。

外には露天風呂があるのですが日曜日のみらしく、土曜日に行ったので入れはしませんでしたが椅子があったので外気浴もできそうです。

一応露天風呂にも水が張ってあってバイブラバスがブクブクしていたので水風呂として入れたかもしれませんが勇気がなくて見るだけにしときました。露天風呂目当てで行くなら日曜日に行ってください。

 

浴槽の湯温計は38℃を示していましたが体感としては41℃くらいな感じ。熱めのお湯が好きなねねにはちょうどよかったです。

ジェットバスは座るタイプでこれが座ると収まりがちょうどいい!スーパー銭湯などのジェットバス、座るところとジェットが当たってほしいところがちぐはぐなこともあり体の大きさの設定が小さな女性向けでないこともありますが、元郷湯は完璧。

 

体が温まったところでサウナへ。

湯船に浸かっていたら先にめめ(妹)がサウナに行きドアを開けて入ってドアを閉めた瞬間「あちちちちち!」と叫びながら出てきたので笑ってしまいました。そんなことある?って。

 

元郷湯のサウナは湿式サウナ、スチームサウナで、50℃、低めと言ったら低めの温度なのですが数分に1度熱々のスチーム砲が発射されます。シュゴーーーーと大きな音をたてて、サウナ室のドアを閉めていても隙間から蒸気が漏れてくるほどです。

そのスチーム砲の発射口が入り口の足元にありちょうどめめはスチーム砲を足元に直に喰らいあちちちちと出てきたようです。入るときは十分気をつけてください。

 

その様子を見ていたのでねねはスチーム砲が出ていない隙にさっとサウナ室に入ります。

薄暗さ以上に蒸気で室内の視界は悪いです。1m先は見えないくらい。

4~5人入ればいっぱいになる大きさです。

50℃と言えど湿度があるので体はじんわり温まります。乾式サウナにはだいたいある12分計もないので何分入ったかというのはわかりません。蒸気に包まれ体は汗とともに水滴がポタポタ伝います。喉の奥から蒸気で暖められて鼻の中がクリーンになる感じ。風邪引きそうなときはここで気道浄化に努め、汗をかくのもいいかもしれません(本当に風邪のときは周りの人にうつすから来ちゃダメ)

 

スチーム砲は多分3~5分に1度発射されるようで、ぼんやりしていると「シュゴーーーー」の音に驚かされます。慣れるまでは怖くて1人で入れないかもしれません。

 

さて、そろそろ熱さの限界。水風呂へ行きましょう。

コバルトブルーのタイルがよりいっそう冷たさを演出します。循環していない水風呂でしたが蛇口がついていたので水を流して生きた水風呂に。

温度は約17℃くらい。

くはぁ~ちょうどいい!結局のところ何が気持ちいいって水風呂なんですよ。水風呂のために今日ここに来たのです。

2人くらいしか入れない大きさですがそもそも他にサウナに入る人がいなくてサウナ水風呂はさかもツインの貸し切り状態でした。

 

サウナでめめとロウリュごっことしてタオルで扇ぎあいっこしたところめちゃくちゃ気持ちいい。温かいお風呂に入るようなリラックス感があります。熱い蒸気を浴びるの気持ちいい~!はぁ、思い出すだけでもあの蒸気をまた浴びたくなる…乾式サウナと違い熱さが柔らかくまとわりつく感じです。スチームサウナは温度が低いので熱いサウナが苦手な人にも入りやすいですが、90℃以上の乾式サウナが好きな人には物足りないかもしれません、が、元郷湯のサウナはスチーム砲が激熱なので乾式サウナファンも納得できる熱さだと思います。

サウナの中で壁に背を向けて座っていると背中の温まりが悪いので誰もいないときはサウナ内で立つことにしているのですが、めめと背中にロウリュごっこをしたとき「ふぁ~最高!」となったので背中も温めるといいみたいです。

 

いつもサウナ水風呂を5セットくらいしてようやく「整う」感覚になるのですが、3セット目でさくっと整ってしまいました。あ~脳ミソ洗ってる~洗われる~オホーツク海の流氷を泳いでるみたいだ~(タイルの青さの視覚情報から精神がオホーツク海に飛ばされた)とほんわかしていると体が見たこともないような赤さ。めめも体を真っ赤にして水風呂へに入っています。

なんか、いいみたい!

体が真っ赤になると整ってる整ってる、という気分になります。

 

冷えた体はまたサウナで温めます。フェイスタオルで顔をごしごしこすると気持ちいいし肌がすべすべになるからめめもやってみろというと一生懸命ごしごししていました。

銭湯の白い安いタオルだから擦りがいがある。めめの背中もごしごししてあげると真っ赤になって気持ち良さそうでした。

 

 

疲れたら座り心地の良いジェットバスでのんびりしてサウナ水風呂を6セット程繰り返したところで閉店の12時近くなったので本日は終了、結局3時間ほどいたと思います。サウナのスチーム砲は初めての体験だったので色んなところに行ってみるもんだなぁと思いました。1人で行かないというのもロウリュごっこができたり危険シミュレーションもできるので便利だなという発見があって良かったです。今後に生かそう。

元郷湯の近くにコンビニがないので小腹がすいたとき用のおやつがあれば安心かと思います。自販機はあるのでジュースや飲料はすぐ手に入ります。さかもツインは家の最寄り駅に帰ってからアイスを買い食いしてバナナ牛乳を作って飲みました。意外と湯上がりはお腹がすくのです。

 

川口市にはまだまだ銭湯があるようなので行ってみようと思います。楽しみだなぁ~。皆さんも素敵な銭湯ライフを。では。

 

 

 

 

猫逃げる

外が寒いのでねこねこスポットに出掛けられず人懐こい野良猫に遭遇しない。
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どれくらい人懐こいかと言うと、めめの足音を聞いてヌッとどこからともなく出没する。嬉しすぎて写真もとれないほどばったんばったんする。ニャーとささやいてくれる。ほっぺたを触ると絶対ゴロゴロ言ってくれるそんな猫。

 

 

昨日はねこねこスポットに行くといなかった。寒いしな、今日はいないかと帰ろうとしたところ他の場所でばったり出会った。

 

『ほらおいで』と話しかけても猫はめめの事を認識してないようで警戒をしている。

優しく話しかけてやっとニャアと近づいて来てくれた、その瞬間

ウウウウー

 

パトカーのサイレンが鳴った。猫ビビって逃げた物凄い勢いで消えた。

 

こうしてめめは野良猫コミュニケーションが出来なかった。

猫また会おうね。会ったらあれスッから撫でるから。

あなたの家に行くまで

昨日銭湯に行くために川口元郷駅という場所に降り立った。


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その駅は私にとってたまに使う駅でもあり、上記の通り一冬の恋の場所でもあった。

そのドクターとは同じ職場で働き、色々と熱心な姿勢とかわいらしい顔に惚れてしまった。

検査介助についたときに白衣からはみ出る胸毛。患者さんに話しかけるときの笑顔。人見知りでスタッフとうまくコミュニケーションがとれない不器用さ。おもしろいな~と観察しているうちに好きだという自覚が芽生えた。

自分が退職することとなり、今後会えないのはさみしいなと思い連絡先を聞き出した。辞めると決めてから手続きをし、そのドクターと2人きりになる機会を伺いに伺い、伺いに伺った。やっとこさ2人になったのは職員以外立ち入り禁止エリアのトイレ前。奇跡的に鉢合わせたのでそこで連絡先をメモにもらってメールをする仲になった。

そのあとは飲みに行こうという流れになり2人で飲んだ。仕事の話や出身地の話をして帰った。また飲みに行きましょうと誘うと2回目の飲みが決定した。

川口元郷駅の周りには交番とスーパーくらいしかないけども、10分くらい歩くとJRの川口駅という場所があり駅前は飲みに行くには困らないほど栄えているので川口駅付近で飲んだ。

歩いて帰ろうということになり川口元郷駅まで2人で歩く。真冬の深夜他に歩く人はいない。静かな夜だった。このまま先生の家に行きたいとごねたらしぶしぶ家に行くことを許可してくれた。

私はずいぶんせっかちなので片想いを受け入れてほしいと思い「好き」というタイミングを見計らっていた。多分言うならこの帰り道であろう。寒い中手を繋ぐか繋がないか、繋いだその手をポケットに入れるか、そんな甘い距離感。好きと言う覚悟をきめろきめろきめろ、早く言え、そんな頭の中、歩道に眼鏡が落ちている。よく見るとわきの植え込みにおっさんが倒れている。

 

「え?」

 

一応2人とも医療関係者なので声をかける。生きているか、意識はあるか、救急車を呼ぶか?色んな段取りを、色んな想定を頭に駆け巡らす。

 

おっさんはどうやら酔って横転してそのまま寝てしまったらしい。「んぁ~大丈夫だよぉ~¶□〆*●ゞ」と言葉を発した。

JCS1桁、顔面から流血、止血はしているようだ。嘔吐なし。眼鏡損傷、右方ツルが損失。

血まみれの顔に左のツルとレンズだけになった眼鏡をかける。眼鏡はかからない。ずっこける。5回ほどトライしなんとか収まりのいいところに眼鏡をかけた。

その後も「大丈夫大丈夫帰れるから」とホラを吹くおっさん。これはどうするかと考えているうちにタクシーが通りかかったのでそのタクシーに詰め込み行き先は自分で言えたか分からないが負傷した泥酔おっさんを我々の夜から消去する。

 

さっきまでの愛とか恋とか、甘い思考は完全におっさんによって粉々にされた。2人は若干のシラけた雰囲気と、あのおっさん大丈夫でしたかね、という業務モードに入ってしまった。2人で協力しておっさんを助けたみたいな達成感はない。繋いだその手をポケットから出し離してしまったのと同様心も恋や愛の類いから離れて甘い夢から覚めたようだった。

 

ドクターの家には行ったけど小綺麗な部屋と医学書ばかりの本棚、アルミホイルで一面覆われたキッチンを見てこの人真面目だけど変な人なんだなと思った。お茶だか水だかよくわらかないものを頂いたので飲んで終電で帰った。

あの夜はなんだったのだろう。あのおっさんが倒れていなければ我々は関係をひとつ進められたかもしれない。

結局その年に大きな震災がありゴタゴタしてそれっきり連絡をとることはなくなった。Facebookでドクターは流れに流れ長崎で元気に暮らしていると知った。あの恋は叶わぬものだったが強烈な思い出として脳裏に刻まれているため川口元郷駅に来ると色々と思い出す。私は元気でいるから、あのおっさんもドクターも元気でいてくれれば何よりだ。

 

 

2019年サウナ初め

昨年からサウナ水風呂にはまり始め、1~2週間毎には銭湯に行くようになった。サウナに通い始めてなんとなく調子がいい、というか機嫌がいいのか?よくわからないがサウナはいいと思っている。

年末年始にひいた風邪で体力が著しく低下しやっとこさ動けるようになってきたので2019年サウナ初めを決行した。

 

行きつけの銭湯は2つあって、仕事帰りに寄る銭湯(こっちの方がなんとなく好き)と、一旦家に帰ってきてから、とか休日にさくっと行く銭湯(こっちは駅近なので行きやすいがなんとなくじとじとしているので苦手ポイントがある)がある。

 

車で行ける範囲にわりとたくさんいいスーパー銭湯があるのだが、銭湯で全力を出しきってしまい帰り車を運転するのが億劫になってしまう。銭湯通の人はどうやって銭湯に通っているのだろう?

敷地の関係上なのか駅近銭湯というのは少ない。駅からシャトルバスというところもあるがシャトルバスの時間を気にするのもおっくうなので結局行きつけの銭湯に落ち着くことになる。家から徒歩圏内に銭湯があれば最高なのだが…。

 

めめ(妹)の行きつけはふくの湯というところで、「ふくの湯はいいぞ」と聞いていたが駅から10分程歩くとのことで行くのをためらっていた。今年は新しい銭湯にも挑戦していことうと思い行ってきた。

 


【埼玉県 / 川口元郷駅】元祖スーパー銭湯!けど入浴価格は公衆浴場料金で!「ふくの湯」【PART.2】 - 東京銭湯 - TOKYO SENTO -

埼玉高速鉄道線川口元郷駅という地元の人以外には全く馴染みのない場所であるだろう。ねねには多少馴染みのある土地だ。昔好きだったドクターがこの駅近マンションに住んでいてお宅にお邪魔したらキッチンが一面アルミホイルに覆われていて「こいつキチ○イだ」と思ったものである。そのマンションの前を10年近くぶりに通って何も変わってないなと思った。色んなことを思い出して笑ってしまった。そのドクターは流れ流れて今は長崎にいるらしい。片想いで終わったドクターとの関係はアルミホイルの恋として胸に秘めておこう。

 

本題から逸れてしまったのでもとに戻ろう。埼玉県川口市という荒川を越えれば東京という場所なのに何もなく古いアパートや町工場が並ぶ。廃虚みたいなところもあり場末感が漂っていた。埼玉ってやっぱり田舎なんだな、と再認識する。Googleマップを頼りにふくの湯へ向かうが目印のない住宅街なのでここまでの道のりを覚えるのは難儀だなと思った。少しだけ迷って15分ほどで着いた。

 

隣にはセブンイレブンがある。1階は下駄箱。エレベーターで3階へ行くと受付がある。自動券売機で入浴、サウナ、レンタルタオルを買って番頭さんに渡す。ここは石鹸やシャンプーの備え付けがないので持参してきた。手持ちがなければ買うことができるのでそれでもいいだろう。

 

タオルとサウナマット、サウナ用の鍵をもらい女湯へ向かう。バスタオルが家庭用っぽくてこういうとこだよね、銭湯って、と妙にしっくりきた。

脱衣場は古くささが漂うものの清潔感がある。トイレもきれいたった。

浴室は窓からの採光と電気でちょうどいい明るさ。体を洗うところはシャワーの温度は調整できないようだった。蛇口ではなくレバーを手前に引くタイプ。このタイプは始めてだったので困惑した。ケロリンの桶と風呂場椅子は自分でもってきて片付けるタイプのやつ。システムがよく分からないのでそこらへんのおばちゃんの動きを観察する。

水風呂から熱烈な視線を感じた。鏡越しに見るとおばちゃんがこちらを見ている。怖い。何か悪さをしたら100%怒ってきそうと思ったのでマナーよく丁寧に洗顔フォームで足の裏まで洗う。ボディーソープを持ってくるのが面倒だったので洗顔フォームで全部洗ったれ、と思ったのだ。

洗っているうちに熱烈な視線はなくなった。おばちゃんはどこかへ行ったらしい。常連還暦オーバーのお客さんの中に初見の30代が紛れ込むとちょっと気になるのだろう。

 

銭湯とはいえ、浴室は白の丸いオーロラタイルの凝った作りとなっている。浴槽の縁の曲線は優しくローマの風呂っぽいと思った。
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(上記リンクより引用)

ここだけ見たらラクーアだよって言って信じてしまいそうだ。広くはないが空いているので窮屈さは感じない。

 

右の方にある階段はジェットバスへの入り口。上段は湯温がやや高め。熱い湯が好きなねねとしては好きなやつだ。

ジェットバスは4種類くらいありどれも唸るほど刺激が強くていい。

背中に当たるジェットは「ギャー!に、肉が!剥がれるぅ!」と叫ぶほど強力。このジェットに当てられたおばちゃんたちは背中を真っ赤にして降りてくる。どんなマッサージよりも強力。「こんなに強いの、ハジメテ…」と未知の刺激に言葉が片言になる。ジェット水流に流され泳ぐのも楽しい。

 

他の銭湯ではあまりお見かけしない打たせ湯もある。この打たせ湯から常にジャバジャバ水が落ちてくるので浴室内の水音が大きい。

打たれてみたら「うべぇっ、これ、コンクリートでも流し込んでる?」と言いたくなるような水圧。ちょっと、こんな水圧他で感じたことないわ。座って打たせ湯に打たれる設計なのだが、体が圧迫され二ツ杁になってしまう。それでも肩こりのところにうまく水圧を押し当てると気持ちいい。クセになるなぁと仁王立ちで打たせ湯に向かって言ながら水圧でどこかへ流れていった髪の毛のゴムを探した。でも見つからなかった。そういうこともあるとあきらめた。打たせ湯に打たれる女性の方には髪の毛のゴムが流れていかないように気を付けてほしいと伝えたい。

 

体が温まったところでサウナに行こうと思ったがサウナの入り口にドアノブみたいのがない。引き戸なのかと思ったが引いても開かない。サウナが別料金なので自由に出入りできないようだ。そうだ、受付でなんか変なのをもらった。それが鍵だろうと思い脱衣場へ戻る。白いフックみたいのをもらっていたのだ。
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↑こんなようなフックみたいな白いやつをサウナの入り口の鍵穴みたいなところへ引っ掻けるとあいた。なるほどね~と思いサウナへ入る。始めて行く銭湯はシステムが分からず右往左往することもあるがわかったときの「なるほどね~」感はおもしろい。

 

サウナは熱かった。普段行くサウナは80~90度。ちょっとぬるいと感じることもあるが、ふくの湯は100度。熱い。汗がジャバジャバ出てくる。最初のサウナは6分といられなかった。水風呂は水温計が壊れていて何度か分からないが17度くらいだろうか。冷たすぎずぬるすぎずちょうどいい。曲線の浴槽の縁に首をかけてのんびり体を水に委ねる。

5セットくらいしたところで喉元から脳内にひんやりとした感覚、脳ミソパッカーンが訪れた。これをサウナ通は『整う』というらしい。この感覚がたまらなく気持ちいい。快楽である。脳ミソパッカーンをしたとき聞こえてくる音がわずかに変わり心の洗濯ならぬ脳の洗濯をした感覚になる。実際には洗われることのない臓器であるが、そう言いたくなるほど気持ちいいのである。

 

浴室フロアを上がったところに露天風呂がある。外気が気持ちいい。空をみて風呂に入るのは贅沢だと思う。最上階に露天風呂をつけたふくの湯は優勝。

 

3時間ほど湯ったりして帰ることにした。帰るまでのエネルギーも残しておかねばならない。サウナ使用者用の休憩室もあったので一眠りしてまたサウナに行くのもいいかもしれない。いったん寝るというインターバルを挟むと永遠にいついてしまいそうだがいつかやってみたい。

 

番頭さんに使用済みタオルと鍵を返し靴箱の鍵を受けとる。外に出たら清々しかった。サウナってすごいよな~元気でるよなと思う。お腹が空いたから早く帰ろうと見知らぬ街をまたGoogleマップを頼りに帰る。しなびた美容室を見つけたので今度あそこで髪切ってもらおうかなと思った。銭湯、散髪、帰って寝る、そんな日があってもいいかもしれない。

 

銭湯は1,000円以内で味わえるささやかな幸福だと思う。ささやかでちょうどいい幸福を味わういい方法を身につけたものだ。今年は何回サウナに行けるだろう、そしてどんなサウナに出会えるだろう。2019年いいサウナスタートをきれたと思う。ふくの湯、新しい行きつけに加えることにした。

20歳の私は。

成人の日、20歳の頃の私は何をしていたか振り返る。成人式は出席しなかった。友達は多い方ではなく会いたい友人も特にいなかったし、レンタルの振り袖を着たくなかった。振り袖を買ってほしかったというのもあるが我々は双子で滅多に着ないような振り袖を2着も買うことになると母は猛反対した。それが気に入らず当て付けのように成人式に行かなかった。予定していた振り袖レンタル代を少しばかりもらい雪の降る北海道へ行った。その頃大好きだった『水曜どうでしょう』でおなじみHTVへ聖地巡礼をしてきた。

あの雪原の飛び魚や、お馴染みの公園を見てきてとてもはしゃいだし、成人式に行って誰とも喋れず帰ってくるならばこういう過ごし方でよかったと今でも思っている。振り袖は着る機会もなく買ってもらわなくてよかった、とも思っている。

 

20歳、ちょうど看護学校2年だった。いよいよ来年から実習が始まり2月には国試があるという時期。乗り切れるのか不安があったが能天気な年頃でもあり仲のいい学友とともにキャピキャピしていた頃である。箸が転げても笑える時期で週末は誰かの家に集まりピザを食べたり酒を飲んだり朝まで騒いで過ごすことが多かった。勉強はキツかったけどそういうバカしてる時間は本当に楽しかった。

 

20歳の春に3年に進級して彼氏ができた。寝れないで有名な地獄の実習も始まった。デートしたい、でもレポート仕上げなきゃ、明日の行動計画書かなきゃ。毎日こんなことの繰り返し。

17時に学校が終わり18時からデート、23時に帰って少し眠る。布団で寝ず、すぐ起きられるように床で寝ていた。2時とかに起きてレポートに手をつけ、やる気をなくしては寝て5時とか6時に起きて残りを片付け8時前に学校へ行く。携帯電話のアラームが憎たらしかった。5時頃の夜明けの薄暗さを見ると「あぁ朝が来てしまった、今日が始まる」と憂鬱な気持ちになっていたのを鮮明に思い出す。

 

そんな眠れぬ夜を過ごし完全に寝不足なので見学実習で説明を聞きながら寝てしまう。後で実習グループメンバーにやんわり怒られる。先生にはめちゃくちゃ目をつけられていたが「あの子頭おかしいから何言ってもダメ」と思われていたのか大目玉を喰らうことはなかった。嫌味はしばしば言われていたが持ち前の若さで「あのババァなんか言ってんだけど何なの?」みたいな態度を裏でとっていた。嫌な学生であるし嫌味程度では負けない。

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どうしてこんなに時間がかかっていたのか気になったのでわずかに残しておいたレポートを見たら「あぁ、こりゃ3時間以上かかるわ」というものだった。振り返ってみてもよくこんなのできたなと思う。

デートしている場合じゃない。完全にこれが悪いがこのデートはある意味エネルギー源となっていたと思う。

実習も永遠に続くものではなく週末はもちろん休みでそこでよく寝たしデートもした。20歳のときに付き合っていた人がいなければ頑張れなかったかもしれない。それほどに私の若さは恋愛が原動力となっていた。

それと学友に恵まれとにかく楽しい学生生活が送れた。恋の話、実習の感想、嫌いな先生の話、怖い指導者の話、どんな話題も時間が過ぎるのがあっという間だった。とにかくはちゃめちゃな20歳だったが今考えるとすごいバイタリティーで色んなことをこなしていたと思う。そして色んなことを吸収した。

 

私の属していた女子グループはとにかくバカだった。バカげたことをよくしていた、という話で賢い子もいて彼女は今市民病院の主任を務めている。

・定規で消しゴムを飛ばす『ジョーセン(定規戦争の略)』

男児がよく発する謎の効果音『ドゥクシッ』をひたすらやり合う

・寝ぼけてメモしたカンファレンス議事録を読み上げストーリーを構成する

など遊びはいくらでもあった。全部楽しかった。ただ国試前もこのテンションで自習時間にはしゃいでいたので「みんなの迷惑になるから学校に来るな」と怒られた。それゃそうだよなと思う。周りのみんなは我々のグループで国試不合格者が出るだろうと予測したが、みんな受かった。バカで有名なグループが全員合格し、他の女子グループは各グループ1名ずつ不合格者がでた。もしかしてこんつめてやるより緊張感なくリラックスして楽しく勉強したほうがいいのではないか、と秘かに思った。

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合格成績通知書は今でも大切に持っている。久しぶりに見たらあの日々が思い出されて笑ってしまった。20歳の私は本当によく頑張っていたと思う。20歳の私、すごいから好き。えらい、えらすぎるからあとでアイスあげよう(時空が歪むことはなく20歳の私は完全に過去なので34歳の私がそのアイスを徴収することになる)

今こうしてブログを書いているが、書くクセ、文章力は間違いなく看護学生時代に培われたものである。何がどういう風になるかはなってみないとわからないものだ。

 

新成人の皆さま、おめでとうございます。20歳という大人への一歩を踏み出しこれから色んなことを経験すると思います。どの一歩もどんな経験もあなたのものです。忘れないように大切に、そして楽しんでください。あなたがあなたであることに全力で挑んでください。インターネットの片隅で応援しています。素晴らしき20歳であることをお祈り申し上げます。

 

 

ディスポグローブにおけるシルエットロマンスとエロスについて

使い捨て手袋というものを看護師という仕事上よく使う。

用途は採血、注射などの処置、口腔ケア、オムツ交換など感染予防や衛生管理のため。日常生活ではほとんど使わないが病院の中では1日に何十枚も消費する。

 

なのでディスポグローブを使うシーンを見かけるとあればどこのメーカーのだろうか、どんなものを使っているのかなど気になってしまう。飲食店でビニールのディスポグローブを使っていれば「そのディスポグローブ、ガサガサしてて使いにくいよね~わかるわかる」とか、他の病院のディスポグローブの使い方を見て「そういう使い方もあるよね~」なんてディスポグローブポリスを心の中で繰り広げている。

 

最近のディスポグローブの傾向としてはラテックスゴム(ラテックスアレルギーがある人は使えない)からニトリルゴムが主流になってきているようだ。

パウダーがついていて手を入れるときに滑りやすいパウダー付きのディスポグローブはパウダーで肌が荒れたりとデメリットも多いので少なくなってきている。

プラスチックやビニールのディスポグローブもあるが個人的にはニトリルゴムのディスポグローブが好き。よく伸びてフィットする感覚があるからだ。プラスチックやビニールは破れやすく指にフィットしにくいのでゴワゴワして使いにくいと感じる。

 

↓ディスポグローブの種類について(知りたい方は参考にどうぞ)


【使い捨て手袋(衛生手袋)】ニトリル手袋/ラテックス手袋/プラスチック手袋/ポリエチレン手袋|購買ナビがいる激安通販ジャンブレ / 作業服・事務服・業務用品の激安通販ジャンブレ

 

15年近くディスポグローブを使い続けているが新人看護師だったころは透明のプラスチックか白のラテックスゴムのディスポグローブを使っていた。3年目くらいに紫色のディスポグローブが出たときたいそう驚いてしまった。

「こんな派手な色のディスポグローブがあっていいのか!」と。

処置時の緊張感に加え際どい色のディスポグローブをした手が出てきたら患者さんがよけい怯んでしまうのでないかとブツクサ文句を言ったがしがない田舎の看護師の声がどこかへ届くでもなくその紫色のディスポグローブはわりとどこでも見かけるようなメジャーな商品となった。

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↑こんな色のやつ。

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最近は↑こんな色の濃いやつを使うことが多い。正直かわいくないなと思う。何でこの色にしたのだろうか。

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こういうピンクとか


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水色とか、パステルカラーの方が見た目からしていいと思っている。

以前は極薄の水色のディスポグローブを使っていてそれはすごく好きだった。指の感覚も残るので多分↓このメーカーだったと思う。

https://www.monotaro.com/g/03621462/

こちらのグローブもしばしば使うがまずまず使いやすい。


ナビロールニトリル手袋 ナビス(アズワン) 【AXEL】 アズワン

 

そんなディスポグローブ警察が最近気になっているのはトレースの錦戸氏が使っているディスポグローブだ。

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うん、めちゃくちゃ紫。多分ニトリルゴムのディスポグローブ。番宣で「手袋がエロいと話題になっています。」と言っていて見たら確かに、と思った。世間がディスポグローブにエロスを見出だしていることに「わかる!」と頷いた。

 

そう、ディスポグローブはエロいのだ。手フェチじゃなくてもディスポグローブはエロい。これはきれいな手をしている人がディスポグローブを使うシーンを見たことがあればそう思えるはずだ。錦戸氏についてもその美しい手が、骨格が、指が、全部肌の質感をディスポグローブにより隠されつつもその線の美しさだけを映し出すのだ。シルエットロマンスってこういうこと。よけいな情報を全て遮断しあえて隠すエロという概念がここにある。骨組みとわずかな肉付きだけ見つめていたい貴女に贈るディスポグローブ。

キチキチのディスポグローブに密閉される御手、御指。はぁ、ため息が出る。

ここで指がシャウエッセンみたいなソーセージフィンガーなら「キツそうですね(笑)」で終わるのだが、指たちが細く長く伸び手根骨がぽこっと出っ張りを見せてディスポグローブの上からでもその骨のラインがわかるような人がつけていると「エロいっ!」と思わされる。

普段何気なく手を使っているし何気なく手を使う人を見ているが、ディスポグローブをした瞬間手に何かはめているという目線をくべることになる。このカラフルなディスポグローブたちが目を引くのだ。そして見たときに普段なら意識をしない指や手の骨格を見て「そんな指をしていたのですね、その指で何をするのですか?」というエロ妄想が始まる。

また、これから一仕事しますか、という気概が表情に現れる。ちょっとめんどくさいけどやるぞ、というアンニュイな表情(ここもエロスポイント)を感じてしまったら以後ディスポグローブを取り出すところからガン見してしまうのである。

私の場合恋愛対象が男性なので男性がディスポグローブをしているとドキドキする。女性がディスポグローブをしていてもなんとも思わないが。

 

以前の職場のイケメン師長はキツキツのディスポグローブがお好きなようでいつも小さいサイズのディスポグローブをキチキチさせながら着用…うっ、エロい。キツそうにディスポグローブを伸ばすのだ。

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わかる?わかりますか?こういうのを目の前でやられちまった日には目がチカチカして感謝の意を表明するしかないのです。

手首、尺骨のでっぱりなんかまで伸ばしてディスポグローブで隠すなんて。手首までシルエットロマンス気が狂いそう。

 

ディスポグローブをはめる瞬間も外す瞬間も絵になる。そんな指を手をいつか皆さんにも見ていただきたい。きっとディスポグローブにエロを見出だすはずだ。

 

ちなみに私の場合ディスポグローブを着用してもエロを発生させることなく着用時に引っ張りすぎて「パチンっ」と破いてしまうこともしばしばある。そのときはあ~あと言いながらエロもへったくれもなく1枚無駄にしたことを隠ししれっと新しいディスポグローブを着用するのである。エロとは無縁の世界で生きているのでいつかエロさを醸し出せるようになったら「ディスポグローブをはめるだけのイベント」というのをして世界中の殿方を虜にしたいと思う。

 

煮たリンゴを、煮たリンゴを

この間、スカスカになり誰も食べなくなったリンゴを、バター、ハチミツ、シナモンで味付けをし煮た。

簡単に出来るし美味しかったので実家に振る舞ったら『こうしたら美味しくなるんだな』とおやっさんがボケた様に言ったので晴れた日に日光に当てようと思った。

 

風邪をひいていたねねにあげたら『うむ』とめめの作る飯を毛嫌いするねねが食べたので美味しかったはずだ。

あいつ風邪がいつまでも治らないもんだから体力付けて風邪菌をやっつけないとあかんど!と思う。

 

木曜日にマルエツに行くと小ぶりの紅玉が沢山入って298円だったので買った。今日マルエツに行ったらまだ298円だったので買った。家に紅玉が増えた。

 

『よし、煮よう』

 

紅玉を切る鍋に入れる水を入れるバターハチミツシナモンナツメグをんばぁっと鍋に突っ込みかき混ぜる。グツグツ。たまにかき混ぜる。ある程度水分が飛んだところで完成。全部適当なのに美味しく出来る。

 

紅玉の酸味、シナモンナツメグの遠くに香るスパイス、バターのまろやかさ、ハチミツの甘味。どれも良くバランスが取れて美味しさのハーモニーが👍なのが好き。

 

今日はギリシャヨーグルトと一緒に食べてクリーミーさと楽しんだ。

 

明日もまた煮てクリームチーズとトーストした食パンで食べたい。

 

そのあまりがあればパイシートを買ってアップルパイの様にして食べたい。

 

そのあまりがあれば普通のチーズと合わせてホットサンドにして食べたい。

 

そのあまりがあればピザ生地にさーと塗ってシナモンを追加して焼いて食べたい。

 

ピタパンにそのあまりを詰めてバニラアイスクリームをトッピングして食べたい。

 

パンケーキに混ぜて食べたい。

 

色々とアレコレして食べたいの煮たリンゴを。

 

すっかり煮リンゴにハマってしまい気が狂った様にリンゴ🍎リンゴしているのねねが見たらやり過ぎだよとゲンナリしそうだな。まぁよい。明日も作るわ。