月曜の朝なんてのは来なくていいんですよ。
仕事行きたくないなって思うから、でも一応社会人として、朝起きられないところ鞭打って支度して出てくるのです。
で、いつもギリギリ。
ギリギリの時間を行動するねねの、出勤時間は職場の誰よりも遅いのです。
だから電車に乗り込む時は、
これを逃したら遅刻だから死ぬ物狂いで乗るしかない
と気合の入れ方が違います。
今朝もあたふた出てきて駅につくと
「荷物挟まりの影響で5分遅れています」
と処刑に値するかのような宣告を受けます。
まじかよ、誰だよ、挟めたヤツ。
ちゃんと気合入れて荷物引け。
それが出来ないなら乗るな!
こちとら死ぬ気で乗ってるんや。
覚悟しいや。
荷物くらい、引け。
一瞬にして溢れる悪意と、
間に合わないかもしれないという不安。
5分は長かった。
ようやく来た電車はもちろん満員。
本来であれば次の電車が来ていてもおかしくないところで、普段より4割くらい増して乗客が乗り込もうとしています。
もうドアには人が溢れちゃって、
これ乗れる?乗れる?みたいな戸惑いがあります。
ねねは極力空いてるドア口に移動し、死ぬ物狂いでグイグイと入り込みます。
もうキャパオーバーですよ。
ねねも若干ドアからぼよーんとはみ出しそうになって、ここから先何人たりとも立ち入れぬオーラを出します。
※もうパンパンだから無理。
なのに、ちょっとはみ出てる感出してるのに、
ふくよかな婦人が乗り込んできた!
身の程をー!
身の程をぉぉ!
しかも乗り方がおかしい。
※線はドアを表しています。
ドアに並行に乗るでしょ。
人と人が同じ向きで、重なるように。
花びらのようにつめて乗ればデットスペースなく乗れるのに。
デ...
ううん。
ふくよかな婦人はドアには垂直方向に乗り込んできました。
あたりには人がぎゅうぎゅうで身動き取れませんが、並行に乗り込んだねねに
肉弾、
ううん。
ふくよかな婦人の右半身がくい込みます。
※赤丸のところ
くい込んじゃうよ、ねねの左半身。
青い所に無駄にデッドスペース。
ねねの荷物を前に抱えても、ふくよかな婦人の骨格がくい込む事には変わりない。
息がしずらいんだな。
ふしゅぅーー
ふしゅぅーー
押されて苦しいんだな
ふしゅぅーー
ふしゅぅーー
デッドスペェスゥゥーーー
身の程を知れぇい!
並行に並べぇい!
ねねは次の駅までくい込まれて息も絶え絶え。
ドナドナドーナドーナ
ドナドナの動物だって、こんなに詰め詰に乗せられることは無い。
ねねは人が乗るもんじゃないようなギチギチの電車にしがみついて出勤し更には駅から徒歩10分の職場につく頃には湿度と汗と負のオーラをまとい泥人形のようないでたちとなったが、始業開始時刻には間に合ったのでした。
そして、帰り道。
また電車が3分ほどの微妙な遅れを持って運行しており満員電車。
帰宅時間帯はサラリーマンが多く、さすがに満員電車と日々闘うだけあるお行儀の良い詰まり込み方をして乗っています。
ドアに垂直方向に乗る輩なんておりません。
ただ、厄介なのは、上背が高い。
180cmはあるかと思われる長身サラリーマンにサンドイッチされるねね。
もう、、疲れたよ。
もたれかかったり、顔をうっかり付けてファンデーション写らせてしまったら大変だから顔をしたに向けて目をつぶりそっとやり過ごすねねはくたくたになって帰路につくのでありました。
今日のまとめ
- 満員電車ではデットスペースを作らないように気をつけよう。
- 人の流れに無視して入り込むと、他人にくい込むし痛いから、やめて。
- くい込み。ダメ、ゼッタイ。
- 世の中のサラリーマンすごい。
- 満員電車のプロだ
以上ねねが乗り込んだ次の電車はガラガラなのを駅から離れたところで、遠い目をして見送るねねでした。