夏といえば自由研究、大人になってこの響きから遠ざかり、自分で何かを研究したり創作したりする事はほとんどなくなりました。
手間のかからない事ばかりの今日このごろ、この夏は思い切ってなにかしてみよう!と何もせずに夏が終わる物悲しさを自由研究にぶつけてみようと思います。
今回は手芸に目をつけ、フンドシを作ることにしました。
なぜフンドシ?
去年のバレンタインに新宿小田急でしゃれふん(おしゃれフンドシ)の期間限定ショップがあり、そこでフンドシがじわじわ来ていることを知るねね。
実物、おしゃれなパッケージでとてもフンドシには見えません。
店内で店員さんと話が盛り上がりすぎて、何点か買って実際着用してみると
おもしろい…
という感想です。
今までにないはきものの感覚、ゴムのない楽さ、肌あたりの良さ、色々あってなかなかいいと思っています。
実際数えるほどしか着用後してませんが、女子会旅行でパジャマパーティ、となったときに旅館の浴衣の下にフンドシ着用をして、それで参加。
なかなか言い出しづらく結局翌朝、「実はね、フンドシはいてたんだ」とカミングアウトしたらかなりウケたので、パジャマパーティというドレスコードも難なくクリアです。
履き心地もよく話のネタにもなる。優秀すぎるフンドシ。
けど、一般的ではない下着。
ネット販売が主で、店頭で実物を見て買いたい派のねねとしては、店で買えないなら作ればいいのではないか、と考え続け、友人K江に再三フンドシ作りのプレゼンをし、ようやく理解が得られたので、友人K江を巻き込み大人の自由研究開始です。
目的
- 自分好みのフンドシを作る
- 手先を動かし脳を活性化させる
下準備
まずはユザワヤに行き、布を調達。
ガーゼや綿、混麻、など布の触り心地を確認し、好きな柄を選びます。
針と糸は家にあるので、購入したのは布だけです。
作り方は色んなサイトがあるのでそちらを参照してください、ねねは適当にやりましたので説明出来るほどの内容は持ち合わせておりません。
用意するもの
- 布
- 糸
- 針
- ハサミ
- ヘラ
- 集中力
以上を用意していよいよ取りかかります。
ミシンなど無いので手縫いでいきましょう。
紐を作る
フンドシを縛る紐を縫い合わせます。
115cm×2cmの紐になるよう布を縫い合わます。
縫い目が見えないようひっくり返す作業が一番手間取り、1時間以上かかりました。
本体を作る
フンドシの要の部分です。
ねねは市販品をお手本に80cm×25cm幅にしましたが、ここは自分の体型や好みに合わせてでいいと思われます。
布1枚だと心もとなく、また縫い目や折り目が出てしまうのも素人仕事が目立つので2枚を縫い合わせることにしました。
紺色が市販品、ピンクがねね
市販品はハジに縫い目が出ていますがねねのは縫い合わせているので手縫いの下手な縫い目が見えないようになっています。
紐を本体に取り付ける
いよいよ最終局面です。
まち針で仮止め。
肌あたりを考慮し、あまり厚みは持たせず、かつ縫い目や布の合わせ目はくけて外に見えないようにします。
結果として縫い目がちょろりんと出てしまいましたがここは背側外なので大目に見ます。
紐が取れないよう頑丈に縫います。
おお!できた!
所要時間3時間。
途中カレーを食べて入道雲の空を眺めたり、
友人K江に必要以上に話しかけて結果「うるさい」と怒られてみたりしました。
3時間、長かった。
それくらいの時間で出来ました、フンドシ。
干してみたらいったんめもんが色気ついたやつみたいです。
まぁ洗い替えも必要だよね、ということで、
二作目は青です。
コツを掴んで2時間ほどでできました。
ギンガムチェックなので、線があり直線縫いだけのフンドシ作りにはとても向いています。
縫い目ががたがたにならずまっすぐ縫えたのは楽でした。
今日のまとめ
- フンドシはおもしろい
- フンドシは手作りできる
- 直線縫いしかないので、技術はそんなにいらない、根気と集中力が有ればい
- 出来たとき、感動があふれる
- 生地を選ぶ時のわくわくは洋服選びよりも案外楽しい
天気が回復したらさっそく洗濯して使ってみたいと思います。
ちなみにさかもツイン、20年前の自由研究はさかもツイン母監修による旅のフォトアルバム(さかもツイン母時代を先取りしていた)です。
こちらはめめ(妹)のフォトアルバム。
温泉地旅行だったため
「イオウのにおいがくさかった。」
と字列がぐちゃぐちゃに書かれています。
においがキツすぎた躍動感がよく表現されています。
先生のコメント通り、ずっとずっと大切にとっておいてます。
(ねねのはどこかに行ってしまったため今度探すことにしました)
お子さんをお持ちの親御さん、どうかガラクタだったりしてもお子さんの自由研究をとっておいてあげてください。
さかもツインはこの自由研究をとっておいてもらえて想い出が蘇ってきてとても嬉しいから残しておいてくれたさかもツイン母に感謝しています。