こんばんは、ねね(姉)です。
ここ最近お粥ばっかり食べていたらいよいよ皮膚色が黄色白くなり、思わず「し、死んでる…」と叫びました。
食べることは生きること、栄養のあるものをちゃんと食べようと思いまして今日の夕飯はアレにしようと意気込んで帰りました。
そう、ねねのお得意長時間クッキングの始まりです。
まずは餃子を作ります。
白菜を茹でる
一人暮らしのお家のキッチンなんてこんな狭さですからね。ガチで餃子を作るのは不可能に近いですけど、決めたのでやります。
野菜多めの餃子がいいので白菜1/4を全部茹でます。
茹で上がったら冷まし細かく切って水気をよーーーくしぼります。ビチビチの白菜ぶち込むと餃子の質が低下するので殺す気で絞ってください。
ニラを切る
ニラが2束で150円ということでしたので、2束買ったらキッチンがニラて埋め尽くされました。もう引き返すことはできません。嫌でした。収拾つかないから。無理を承知で少しずつ切り刻み
ザルいっぱいのニラを眺めました。そこそこニラ臭かったです。
餡を作る
まずはひき肉に味をつけます。
ひき肉400gです。そこへ塩コショウ、みそ、麺つゆ、片栗粉、ごま油、中華だしの粉を入れます。量は適当です。わかりません。勘と経験が全ての世界なのでこれ以上親切丁寧なことは言えないのです。
そこへニンニクと生姜をすりおろします。
すりおろしきは今日無印良品で買ってきました。900円です。新しいのでよくおろせます。切れ味good。
チューブのニンニク、しょうがだと物足りないのです。そう、そこに手間がないから。愛がないじゃないそんなの。餃子だよ、家庭料理でしょ。愛がなきゃ始まらないのだよ!
あ、ごめんなさい取り乱しました。
おばさんってね、こういうひと手間すごく大事にするのでうるさいんですよ。でもその小うるさいおばさんの言う通りにやると本当に味に深みと愛があって美味しいんですよ。
ま、その小うるさいおばさんって母なんですけど。母の言うことは結果として絶対。
キャパシティの概念はありません。そこにあるものをすべてぶちこむだけです。そう、ニラと刻んだ茹で白菜と肉を混ぜるのです。
ざっくり混ぜたら、餡を寝かせましょう。
お互い近寄りすぎたから距離を置こう。いったん休もう。ねねを休ませて。ああ、そうか餡も休みたかったんだね、じゃあ…といったような心の問題ではありません。
ゆで野菜のほのかな温かさやねねの手の温もりで肉がぬるーんとして生臭くなるのです。肉の脂分の臭みが出てしまうのでいったん冷やしてあげましょう。
30分くらい冷蔵庫で寝かせます。
キッチンリセット
キッチンの片付けをして待ちます。
お読み頂いている方は綺麗な花畑をご覧になりお待ちください。
餃子成形
形は好きなようにしていいと思います。
※さかも一族の餃子はこういう形が基本。上写真は餃子への気持ちが高まりすぎて紙粘土で作った餃子。
肉400g、ニラ2束、白菜1/4に対する餃子の皮の枚数の計算ができず、皮52枚を2袋=104枚買ってきました。
生鮮食品売り場で何をとち狂ったのかわかりません。
~一人暮らしの女と餃子の皮104枚の夜~
気持ち悪いったらありゃしない。
いったん落ち着こう。
この家で口かついた生き物はねねと金魚(とよちゃんとはらちゃん性別不明)
この家で餃子を食べるのはねね一人だけだ。
金魚は餃子を食わない。
とりあえず、52枚1袋だけは作ろう。
みちみちぃ、ぎっちぃー。
これが52枚分。
独りよがりの夜もある。
とりあえず食べる分だけ焼く、後は冷凍庫にそっとしまいました。(片栗粉をはたくと皮と皮がくっついて餃子団子にならない)
餃子を焼く
お待たせいたしました。焼きましょう。
じうじう。
油多めで揚げるように焼くとクリスピーな焦げ色。食欲そそります。
そして水を入れ蒸し焼きに。
その間、お出しをつくります。
水、中華だし、だし醤油、砂糖、料理酒がないので日本酒をいれたやつ。
そこに卵を割入れ
焼きあがった餃子に
Do it!!!!
ぐつらぐつら
そう、さっきのつゆみたいなやつは、親子丼の卵みたいな役割のやつだったのです。
完成
盛り付けましょう。
ご飯はパサパサめに炊いて、マイルドな酢飯にしています。
よそった瞬間期待を裏切られました。
全部分離している。一体感がない。
餃子onライス、卵やきを添えて、に変わっている。思惑と違います。
でも食べましょう。
パクパク。
餃子うまー。最高。
ご飯うまー。炊きたておいしい。
卵焼きうまー。なんつったって料理酒の代わりに入れた日本酒がうまい。日本酒うまいよ。あぁ、日本酒の旨みと和三盆(砂糖として使用)の甘味が卵を優しく包むんだ。お正月みたいな卵焼きだ。伊達巻じゃないのよ、めでたい酒の味がするのよ。分かるかな。この日本酒が効いている感じ。
ふと金魚を見てもマイルドな冬眠中なので反応はなかったです。
全部が全部美味しかった。けれども協調性はなかった。
どうしたらいいものか。
どうしたら天津飯や親子丼、カツ丼をこえられるのか。
まだわからない。だけどきっと見つけてみせる。餃子と卵が手を繋ぐ日を。そしてご飯がもりもり進む日を。
とりあえず今日のところは、ごちそうさま。
あと1歩だけ前に進もうなんて思っていない。
ねねと餃子たまごとじ丼のゴールにたどり着くまでねねは何歩でも進む所存だ。