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栃木県馬頭温泉いさみ館は秘密にしておきたいけど秘密にしとくのはもったいないいい宿でした

先日栃木県の馬頭温泉に行ってきました。馬頭温泉とは栃木県那須郡にある温泉郷です。泉質はアルカリ性単純温泉。滑らかな湯で“美人の湯”とも称されています。

 

祖父母が「馬頭温泉に行った」という話を聞き以前から気になっていました。ただ90歳を過ぎた祖父母は「よかったよ~」以外話さず、泉質や何がいいかと聞き出せなかったのでこれは行ってみるしかないと思った次第です。

馬頭温泉いさみ館というお宿を予約しました。


アクセス|栃木県 馬頭温泉 いさみ館【公式HP】美人の湯と囲炉裏の温泉宿


築150年を越える古民家の梁を移築した宿です。
レトロな雰囲気を味わえます。

 

 

レトロ好きのねねにはぴったりな旅館のようです。北関東道真岡インターから益子に寄り道しながら馬頭温泉をめざします。国道はひっそりとしており田舎の山道をのらりくらりと向かいます。

門構えが素敵な旅館!これは期待できます。
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中へ入るとフロントの前には囲炉裏が。

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電球のやさしい飴色と、古民家の梁を移築した(建物自体は築44年らしい)という木の雰囲気がノスタルジックでほっとします。

 

1階の客室に案内されます。


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お部屋は全部で10室、2階客室もあり、エレベーターがついているので安心です。

 

部屋で蕎麦饅頭と桜茶のおもてなし。
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 長時間の移動のあとほどよい塩気の饅頭はありがたい。素朴でおいしかったです。

 お部屋の扉は古い引き戸。
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鍵は南京錠っていうんですかね?使い方を理解するまでガチャガチャやりました。
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 段差を乗り越えてお部屋へ。
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ロッキンチェアーのある素敵なお部屋。
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洗面所もトイレも部屋にあります。古さは感じられるものの清潔にされていて潔癖症のねねも安心して使えました。
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ベランダからは那珂川が見えます。
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ベランダで一息つきましょうか。
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西向きのベランダから川のせせらぎを聞き夕陽が沈むのをじっくり見ます。ロマンチックな一時でした。
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夕食はお食事処で頂きます。
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前菜から。
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お刺身。
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餃子。
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ビーフシチュー。
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猪の焼き肉。ジビエの提供もあるのです。豚肉とはちょっと匂いが違いましたがおおむね豚肉。臭みはなく食べられました。

ボリュームのある夕食です。どれもこれも美味しくて箸が止まりませんでした。

水がいいので出てくる汁ものやお茶がいちいちおいしい。
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食後は囲炉裏でくつろげます。

焼きマシュマロと紫蘇ジュース、甘酒のサービス。
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お手製の漢方酒もあり、気になるものを飲ませてくれます。効能が全部に書いてあるのでどれも呑みたくなりましたが冷えとかに効く紅花酒を呑みました。多少のクセはありますが、漢方の苦味はなく割とあっさりしています。こういうの選ぶとき、すごく楽しいです。

 

さぁ腹が満たされたところでお風呂へ行きましょう。

脱衣場の籐のかご、いいですね。
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部屋にバスタオルとフェイスタオルが用意されていましたが、脱衣場にフェイスタオルがある!これはかなり女性には嬉しいポイント。
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 フェイスタオルを風呂場に持ち込み体を拭いたり隠したりすると濡れますよね?で上がってからバスタオルで拭くじゃないですか。体にバスタオルを巻いて化粧水とかつけたりしていると髪の毛がノーマークとなって水がしたたるんですよ。せっかく拭いたり体が台無し。このご自由フェイスタオルがあれば頭にさっと巻いて水のしたたりを阻止できるので本当に助かるのです。さすがいさみ館わかってらっしゃる!

タオルがあるという押さえきれない感動はいったんおいといて風呂に入りましょう。

こじんまりとした浴室です。
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湯に入ると温泉の良さにすぐ気づきます。

「はっ(゜ロ゜;  これが美人の湯と言われる所以か」

そう、湯が滑らかで浸かった瞬間肌がするりするりと肌当たりがとてもいいのです。

程よい湯温でじっくり浸かれます。露天風呂もあり、那珂川を眺めながらぼーっとする贅沢なお風呂タイムとなりました。

じんわり体を温めてくれ、湯上がりはぽかぽか汗をかきました。


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浴室を出たところに水が用意されていて、ハーブ水はミントとレモン、オレンジが入っていてフレーバーウォーターとなっています。これがまたおいしくてぐいぐい飲んでしまいます。
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巻きストーブの揺れる炎を眺めながら休憩。はぁ、とろけてまったりしてしまう。ひっそりとした宿なので誰の声や物音を聞くことなく静かな時間を過ごせます。

 

部屋は
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スーパーねんねこタイム仕様になっていてぐっすり眠れました。

 

翌日…

 

朝食もやっぱりおいしい。
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ごはんが お粥 白飯 五穀米と選べるので主食だけでも楽しめます。かなりもりもり食べました。
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 水がおいしいから炊けるご飯もおいしい。水が全ての味を決めるといわんばかりです。

 

かなり居心地のいい宿で帰りたくないと言いながら帰路につきました。

旅館の方も親切丁寧でまた泊まりに来たいと思う場所です。

 

アクセスはやや悪く車で行くことをオススメしますが、そのアクセスの悪さが逆に人を寄せ付けない(いい意味で)ので静かな場所を好む人にはいいと思います。

 

近くにはいわむらかずお絵本の丘美術館という里山の雰囲気の良い美術館もあるので併せて是非。

ばとうの道の駅も新鮮野菜が豊富なので一緒に回っても楽しいと思います。

 

あまりにもいいので秘密にしておきたいけど秘密にしとくのはもったいない素敵な旅館の話でした。では。