2022年夏も駒込の江戸駒や錦糸町の明日香村が閉業という知らせを聞き、古き良き空間のひとつの時代の終わりに立ち会っているのだと寂しさと焦燥感で頭がごちゃごちゃになった。できれば形そのまま残ってほしいものだが時代の流れを考えれば難しいことくらいわかるのでこれ以上は何も言わない。
横須賀には性愛空間としての役目を終え、旅館として営業を続けている扇美屋旅館という宿泊施設があると、『知の冒険』というブログで知った。
(こちらの中の人は博物館巡りもされており「世にも奇妙な博物館」という本を出版されている。とてもおもしろい本なのでおすすめ!https://twitter.com/chinobouken1?t=2toS7_Cj2_v9EQNm4KmMvQ&s=09 )
連れ込み宿としての面影も残しているようなので早速行ってみることにした。じゃらんから予約して😊
到着が夜だったので暗い外観ですが、いい看板ですね。
いざ入場。
入り口の1P2Pの看板が好き。
玄関で靴を脱いでお宿の人に部屋まで案内してもらいます。
入り口の扇天井がお見事。
これを見られただけでも来たかいがあります。
今回は1人部屋。
ドレッサーがドンズバでタイプ。こういうのほしいです。
クーラーもテレビも完備。古い建物ではありますが清掃も手が行き届いていて居心地がいいです。
同行のKマさんのお部屋。
こちらも同設備。
のちに女子会会場となります。ラブホの目覚めなど興味深い話をたくさんして楽しかった‼️
こちらは同行ラブホテル写真家の那部さんのお部屋。(ラブホ写真すごい人→ https://instagram.com/ayuminabe?igshid=YmMyMTA2M2Y= )
諸事情により大きなお部屋です。
小上がりが渋い!
ソファーがあってくつろげます。
さて館内をみてみましょう。
談話室。漫画がたくさんあります。
2階水道。
お手洗いは鏡に映ってます。
バス、トイレ、洗面所共用ですが混み合わず快適に使えました。
1階洗面所。
このタイルが最高です。置いてあるシャンプー類は自由に使っていいそう。
こちらはお風呂。空いている時間に内鍵をかけて使います。プライバシーも確保され安心してゆったり入れる!
壁の鯉のタイルや石風呂が最高ですね。
旅館で風呂上がりにミルミル飲むとすべてのストレスが消滅されると言われています。
館内は広く階段が何ヵ所かあるので迷路みたいで探索が楽しいです。
入口に続く階段。
招き猫。
こういう手の凝った細工は家とは違う場所にいるという高揚感を助長させますね。
翌朝の帰り際は名残惜しい。帰りたくないという気持ちにさせるのがうまいですね。
旅館から徒歩10分もしないところに猿島行きの船着き場があるので、猿島も合わせてまた行きたいです。
灯りはずっとそのままでお願い。
2022年9月訪問。