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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

おばちゃんはピンクがお好き

ねね(姉)には姪が1人いる。幼稚園に通う活発な女児で人前ではおりこうさんだが家ではめちゃくちゃギャンギャンして身内の手を焼く子だ。B型独自の性格なのかO型のねねからすればその行動にドン引きすることもある。それでも世界でたった1人の姪なので様子をじっと伺い必要であれば保護者となる姿勢をとっている。

 

そんなおばちゃんと姪だが、このおばちゃん、とにかくお洋服が大好きで姪の女児服をしばしば買う。

姪は容姿がかわいいタイプではなくどちらかというとこけしに似ているので地味な服の方が似合う気がする。グレーとかカラシ色とかモスグリーンとか。

最近の女児服は大人っぽいというか、母子コーデができるように落ち着いた色味の服が多い。大人向けのショップから同じデザインの女児服が出ているのもよく見かける。

そういうのもかわいいし、きっと姪にはグレーとかそういう大人っぽいやつの方が顔の地味さと服が対比せずいいのだろうが、おばちゃんピンクが好きだからさ、ついついピンクとかエメラルドグリーンとか見ちゃうんだ。

越谷レイクタウンにはメゾピアノのアウトレットがあってそこへ行くと絶対姪の服を探してしまう。普通のメゾピアノ価格なら買わないがアウトレット価格なので姪の服だけ買ってしまう。

メゾピアノっていうのは女児の憧れが詰まったような服でかわいい。ピンクや水色、薄紫、白、チュールスカート、モフモフ素材など女児がかわいいというようなラインナップだ。見ていてやっぱりかわいいと思う。姪は女児だからピンクが好きなんだろうと思ってピンクを買うが予想以上に顔の地味さと肌の浅黒さが目立ち似合っていない。それでもおばちゃん、姪がお姫様~みたいな気持ちで毎日かわいい服を着て過ごしてほしいからピンクの服を買う。

 

先日姪に何色が好きなのか聞いてみた。

きっとピンクと言うだろうと思ったら「黒」と言った。どうやら黒や紺の服が好きらしい。それは祖父も言っていた。「姪は黒とか紺が好きらしい」と。

 

おばちゃんは愕然とした。確かに姪には黒や紺が似合っている。黒の女児服って案外少ない。似合うし着まわしきくしお出かけ用にもなるので紺のワンピースなどを買うこともあるが、やっぱりピンクがいい、かわいいと思い今日もピンクのワンピースを買ってしまった。 

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まだ子どもだと思いきや「この服嫌だ」とか言うらしいので気に入ってもらえるかヒヤヒヤする。モフモフのフードがかわいいと思うので気に入ってくれると信じている。

 

ピンクが好きなのは姪ではなくおばちゃんで、おばちゃんが選び買ってくるという武力を行使しピンクのワンピースを買う。

 

姪の中にあるであろうお姫様の乙女心を服で喜ばせてあげたいものだ(とはいえ本当にピンクが好きでなかった場合、ピンク好きなおばちゃんが姪にピンクを押し付けているだけ、ということになるので考えを改めなければならない)