シャトーすがもには生きた昭和がある。誰が言ったか言わないか。元号が変わってもそれを昭和と呼べるのはなぜか。真実を突き止めるために我々さかもツインはJR巣鴨駅へと向かった。。
シャトーすがもは回転ベッドのあるラブホテルだ。円形のベッドがぐるぐると回ることが昭和のおもてなしだったかは不明。回転ベッドは1985年の新風営法により新たに設置することが禁じられ、減ることはあっても増えることはない貴重な昭和遺産なのである。
回転ベッドのある部屋の潜入レポートはこちら↓
シャトーすがも303号室に潜入 - ここから先は私のペースで失礼いたします
シャトーすがものフロントパネルを見たとき他の部屋もかなりギラギラの昭和だったのでどの部屋に入るか悩んだ。OLが白とベージュ、どっちブラウスを買おうかって悩んでる時くらい悩んだ。
結局黒いタイルの浴室が魅力的な203号室を選んだ。
エレベーターに乗り2階へ。
この部屋案内パネルもいい。「ら」の字が特にかわいい。
重々しい黒の扉に赤い部屋ナンバー。お化け屋敷と言われても信じてしまいそう。いざ入室!
入り口すぐの謎ゾーン、花飾り。もちろん造花だがその造花がより昭和昭和している。部屋の鍵を置けば昭和ゾーンの完成だ。
ベッドルームまでの廊下が鏡張りです!うそ~!ありがとうございます。めちゃくちゃ好みですこういうの。
ギラギラしてるかと思いきやアーチ扉でピンクの壁紙がかわいらしい。
左手にはトイレ。
トイレの電気がパチンパチンのやつでうれしくなる。懐かしい。昔の家って感じ。
まだ見ぬ昭和空間への期待値が高まる。じゃあ…行っちゃいましょうか、ベッドルームへ。
謎の柄布団!鏡張り!エロい照明!
鏡の圧がすごい!
天井ももちろん鏡!
ベッドヘッドのアーチ鏡、昭和のドレッサーじゃん!
なんかこの打ってある花模様のやつすごくいい。
これは…有線?使い方が分からず音楽を鳴らすことはできませんでした。
パネルって時代が出ますね。そんな午後7時8分。
昭和自販機。ポカリとかあったけど買わなかった。現役稼働してるのすごい。
ニコリ。
昭和お茶ゾーン。
もう、説明いらんか…。
はい昭和!
キラキラ。
眩しくて
光を撮り続けてしまう。
それほどに美しい。
こういうここにしかないものを見るためだけにここに来たんだ。
壁紙や備品だけで1時間は語れそうだな。全部素晴らしいのだもの。
洗面所は明るい黄色。
歯磨きしながら見上げて笑ってしまいそう。鏡張りなんだもん。
ドライヤーは最近少なくなってきたような気もする壁掛けタイプ。
そろそろお風呂を見せましょうか、待ってたよね?お待たせ。
フラッシュをたけば色が変わる。
何かが起こりそうな風呂だ。
オーロラタイル張りの浴槽。
蛇口が昭和。
花火みたいな模様。
この部屋のお風呂が黒いタイル張りよかった。
どんな模様も引き立ててくれる色。
シャワーは意外と今どきのやつ。昭和の中に使いなれた今があると少しほっとする。
ガラス張りのベッドルームが見える。飴色の世界はいつだって心をやわらかくする。
脱衣所の床タイルも同じ模様。白と黒では雰囲気が変わる。
あぁ、いい部屋だった。またいつかここに来るときまでどうかこのままでいてほしい。ここが好きという人のために。
2019年9月 シャトーすがもにて