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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

カラフルフード

今週のお題「わたしの好きな色」

 

日本人ならわびさびの心、和色も素敵よと思うときもある。


日本人の美の心!日本の色【伝統色のいろは】

ちょっと地味じゃーん?もっとさ、自己主張強い奴が良い!

 

そう、アメリカのシリアルみたいに。
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食べ物にこんな色つけちゃう?ベロ凄い色になりそうと思う人もいるかもしれないけど「おれ、こんな色の食べ物からかけ離れた人口着色料を食べてるんだぜ」となんとなく優越感を味わえそう。

普通にしてたらこんな色見ないよと言うカラフルさを食に使った人類が凄い。ミラクル。

アメリカンドリームじゃんね。現実には無いもののを生み出すなんて。

日本には美味しいシリアル、グラノーラはあるけどもアメリカンドリームなカラフルなシリアルはカルディにも成城石井にもワールドデリカテッセンにも売っていない。

美味しいものじゃなくてウホーとテンションをあげるショッキングカラーフードを食べたい。見た目で食欲失せるとか言わないで。その色を楽しむことをしたい。派手な食べ物、その色が私はすき。

トマト定食


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トマト定食です。

 


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嘘です。

私はトマトおかず派ではありません。トマトで白飯が進まない派です。

餃子ライスセットに冷やしトマトを頼んだときの餃子トマト定食です。チャーハンにするか悩みましたが野菜もとらないとね、という婦人心から冷やしトマトとライスにしました。

中華料理店で出てくるこういう茶色いスープが好きです。めちゃくちゃ好き。愛してる、愛してるのほんと。これを飲みたいがためにラーメン食べたいのを堪えてチャーハンを頼むことがあります。鶏ガラスープかなと思ったらここのはちょっとこってり謎スープでした。期待してたのとはちょっと違った、そういうこともあります。

 

料理が運ばれるまでの経過で、メインディッシュがこないうちに周りを固められてトマト定食みたいになってしまう瞬間がけっこう好きです。こういう定食?って笑っちゃう。

付け合わせのザーサイがまた美味しかったので白飯が進みます。白飯が食べられる食事処が好き、という話。

シェフ、あいつの牛タンミキサーにかけてやってくれないか?

シェフ、あいつの牛タンミキサーにかけてやってくれないか?そう言いたくなる夜があるらしい。

 

私の話ではない、ある女の話だ。

その女は無性に牛タンを食べたくなり、Nぎしという牛タンを扱う飲食店へ行った。ひとりで行った為カウンターの席へ通される。

隣には牛タンを食べる男がいた。牛タンを食べたことのある人ならわかると思うが、弾力のある肉質は咀嚼する楽しみを与えてくれる。あの独特の歯応えが好きな人も多いだろう。その肉質のため通常より咀嚼音が増すらしい。クチャクチャ、クチャクチャ、牛タンが口腔内で液状になるまで咀嚼をする。

その女は他人の咀嚼音がめちゃくちゃ苦手でよりによってカウンターで隣の男が牛タンをクチャクチャ食べる音にすっかり気が滅入って牛タンどころじゃなくなってしまったという。

まぁ牛タンという咀嚼音が強調される食べ物を選んでNぎしにきた以上我慢するしかないのだが、『生理的に無理』という若い女の拒絶感はそれが消滅するまで無理を押し通す。

 

シェフ、あいつの牛タンミキサーにかけてやってくれないか?

 

この言葉で解決したであろう。牛タンを咀嚼しなくても食べられるように。とろろに混ぜてしまおう。ミキサー食にすれば問題ない。咀嚼しなくても食えるんだから。クチャクチャ言わずに食べられるんだ。平和だね。ハッピーエンドだね。マナー講師も出る幕がなかったよ。クチャクチャ言うやつはミキサー食にすればいい。

 

気にしすぎという人もいるかもしれない。クチャクチャものを食べる人は静かにものを食べることを学ぶ機会がなかったのかもしれないのだから責めることなどできない。

 

でも、そのクチャクチャが気味悪いというか生理的に無理という人もいるのだ。お上品に食事を食べることだけが全てではないけど、クチャクチャ言う人と食事に行きたくないという事実がある。クチャクチャ言ってる自覚がない人がいるなら隣のカウンター席の若い女の顔を少しだけ伺ってみるといい。めちゃくちゃ嫌な顔をしていたらそれはクチャクチャうるさいというサインかもしれない。君が見せる仕草、僕に向けられてるサインである。

ミキサーをスッと出されたらクチャクチャうるさいという自覚を持たれよ、という話である。ちなみに私はクチャクチャ言う人にはうるさいと思いつつ何も言えないタイプなので、どうしようもなくなったらミキサーちらつかせようかなと考えている。

ローラースケートをはかないままでいいのか

 ローラースケートをはいたことがないな、とふと思った。ローラースケートについてくる動詞がはくで合っているのかも定かではないがとりあえずはくということにしておこう。

 昭和の終わりに生まれたねねはローラースケート世代だと思う。ちょうどインラインスケートという縦にカラカラが4つ並んだスタイリッシュなものが出始めローラースケートが姿を消した頃のことを知っている。

  ねねの家はそういう流行りもののおもちゃを買ってくれるような家ではなかったのでローラースケートを買ってくれることはなかった。まぁねね自信運動が嫌いで外で遊ぶことをせず寝てばかりいたのでローラースケートを欲しがることもなかった。竹馬は家にあったが結局のれないままだったし、バドミントンもうまくできない、縄跳びも飽きる、一輪車はやっとこさ乗れたが長時間乗れるものではなかったエピソードを振り返るとローラースケートはやはりいらないという結論に至る。

 ただ、このままあの不思議な靴をはかないでいいのかと不安になってしまった。急に、日曜日の3度寝の起きがけに思い詰めてしまったのである。

 34歳から始めるローラースケートというのは聞いたことがない。だけど人生も折り返し地点、今日が1番若くてどんどん老いていく。仮にローラースケートをしてすっ転んだとしたら今日が1番治りやすい。来年は今より治癒力が落ちているかもしれない。もしかしてあの不思議な靴をはくチャンスは…今?

 

 ローラースケート 都内 で検索してみた。あった。あそこに行けばローラースケートができるのかという情報を掴んだ。ひとりで行くのはちょっと怖い。だけど、行きたい。今年きっとねねはローラースケートをはく。何の意味もないかもしれないけど、はいたら何かが変わる気がして心がざわざわするのだ。

 

 

質問には質問で返す

仕事的に質問も多く受ける。これはどうやるんですか?これはどうしたら出来ますか?

出来ないことが本人の中で明確になっていて解決したいと言う意志がある質問には丁寧に答える。

質問は大事と言うのはケースバイケース。

かまってちゃん系の思考を放棄したもの、話を聞いてもらいたい自分がしゃべりたいだけの質問や何度も繰り返される質問にはうんざりする。

何度も質問に答えて何度も丁寧に伝えて、それでもかまってちゃんは話を聞けないし不安をただぶつけてくるだけなのでそのやりとりにうんざりする。

実際に質問を沢山するよりも一人でもくもくとやっている人の方がかなり上達がはやかったりする。

 

この前に「なんでこうなんですかねー」といつもの質問をされて「なんでそう感じるの?」と聞いたらだんまりされた。質問を質問で返すことは想定していなかったようで「どこが?」「なにが?」「どうなってる?」と次々と質問を投げつけると黙った。

おお、これかぁ。こうすれば良いのかと少しだけこちらの気が楽になる。

黙らせたい、いじわるをしたいわけではなくて細かく質問を投げつける人は自発的に考えたりすることが欠落してしまう。少しだけ自分と向き合って自分の為に頭を働かせる事をしてもらいたいなと質問かまってちゃんにお願いしたいところだ。

 

神保町にいく

なつだ!蒸し暑いね!

 

神保町に行ってきたんだ。駅から出てほんの少し歩いて昼のしょうが焼きがこぽってこみあがったよ。何故なら古書が沢山あるから。日に焼けて茶色くなったクラシカルな本。日に焼けていい具合に焼けたこけし

めめ古いもの見るとオエッてえずいちゃうんだ。なんだろ?昔が怖いんだ。空気とか。

胃をきりきりさせながら書泉グランデに行ってえんこうさんと言う漫画を得点付きで買ってきた。作者の西野マルタ先生の美しいサインもあったよ。

http://www.leed.co.jp/9784845854738

https://twitter.com/shosengnd/status/1141872292361732096?s=19

ジャケ買いしちゃうよね。これから仕事だから帰ったらお家で読もう。今日のエナジー源。

 

サボテンサトシの作るカレーはうまいのか?

 サボテンサトシというギター芸人の知り合いがいる。数年前単独ライブに行き面白かったのでファンになった。

サボテンサトシ (@sabotensatoshi)さんをチェックしよう https://twitter.com/sabotensatoshi?s=09

 

このブログ内でも度々登場しておりギター片手に登山、埼玉県を巡る、甲冑を着るなど、なかなか骨のある男である。


埼玉には何もないと君が言ったから埼玉県のJRの駅を全て巡る旅をするハメになったんだ~前編~ - ここから先は私のペースで失礼いたします

 

 

先日久しぶりに会うとなんだか穏やかな雰囲気だった。毒が抜けたというかギラギラしていないというか。おかしい、何かあったのだろうかと思いながら話していると「最近カレー作りにハマっているんです」とのこと。

自炊している人ならだいたいの人が通るカレー。どんな作り方をしても失敗しにくく、それぞれの味があるとはいえルーを使えばみんな似たような味になるものだと思っていた。

それを得意気に「僕の作るカレーはおいしいです。カレー屋始めようかな」なんて言いだし、悟ったかのように穏やかな顔をし、しまいにはギターよりカレー的なことを言い出すので何言ってるんだこいつはと理解ができなかった。

 

私が100年続ける覚悟で続けてほしいと思ったギターより、最近ふとハマったカレーな情熱を注いでいるのがちょっとだけ寂しくなった。次の日、勤め先の認知症のおばあちゃんに「なんかね、知り合いでカレー屋始めたいとかいう人いるんだけどどう思う?」と聞いてみた。「そんなのわかんないよ!」と言われたので「お笑い芸人やってるんだけどカレー屋になりたいんだってさ」と続けると「そんなのわかんないよわかんないわかんない」と独語にシフトしたのでカレー屋の話をするのはやめた。

 

 サボテンサトシがあまりにも自信を持ってカレーの話をするのでそのカレーを食べに行ってきた。ギターより大切なカレー、美味しくなかったらサボテンサトシの家のちゃぶ台をひっくり返してやろう。そしてギターを100年弾けよと言おうと思った。ちょっとだけ忌々しいカレー。

 

 サボテンサトシの家に行くと前菜が用意されていた。煮玉子とささみのなにか。これがとてもおいしい。サボテンサトシの料理の腕前は同年代の独身男性基準の偏差値68くらいはいっている。30歳独身男性お料理東大も夢じゃない。
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これは箸が止まらなくなるやつだ。食べ過ぎてカレーが入らなくなる前にカレーを出してくれと頼む。

 

しばらくしてカレーが出てきた。f:id:sakamotwin:20190618222222j:image

見た目は普通のカレーである。ご飯の上にはバジルがふりかけてある。へぇ、やるじゃん。よし、食べる。

うま…。

うっま…。

嘘でしょ…めちゃくちゃおいしい。

爽やかな辛さが口に広がりさっと消える。くどくない。カレールーの辛さではない。夏の風のような爽快感がある。こんな演出できるんだ、すごいじゃないの。舐めてたわ、完全に舐めてたわ…舐めるのはカレーの皿だけにしときなさいよ、これは私の思想の完全敗北。サボテンサトシよ、ギターを全部捨ててカレー屋を開けよ…そこまで思想を覆してしまううまさ。

作り方を聞いてみたらきちんと手間をかけていた。深みのあるカレーになる理由がわかり納得する。このカレーは老舗ホテルとカレーと言ってもそうですか、おいしいですもんね、と納得できる味。私はこんなにおいしいカレーを作ったことがない。嫉妬すら感じる。

 

きちんと米に合うようにできているのも素晴らしい。インドカレーでもスリランカカレーでもない。日本のカレー。余ったら明日はカレーうどんにしよう、という我々の生活に寄り添ったカレーである。このカレーは確かにお店でもいい、外に出して皆にも食べてほしいなと思った。

 

カレーを食べながら「それで、ギターはどうするの?やめるの?」と聞くと、「ねねさんが100年続ける気でやれって言ったでしょう、やりますよ」と言われたのでそれはそれでほっとした。

 

暖炉の火のテレビを見ながらカレーを食べる昼下がり。
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サボテンサトシは酒を3本あけていた。完全にアル中ののみっぷりだったが、自分で作ったカレーをおかわりして食べていて幸せそうだった。時にカレーは人を幸せにするのかもしれないなと思った。