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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

春が来た

4月4日、春。桜も咲いている。春。ねねの中ではこれをしないと春がきた気がしないという春の儀式がある。それはセリ摘みだ。

 

祖父母は農家で所有地にセリが生える場所があり、そこで毎年セリ摘みをするのが春のルーチンだ。

 

春の前の雨の時期を過ぎた頃からセリが生えてくる。3月の半ばに雨の時期を迎え日に日に暖かくなり桜も咲いた。よし、セリはそろそろ生えてきている。そう思った。いつなら行けるかなと検討し昨日仕事が終わってから車を走らせ行くことにした。

 

祖父母の家まで車で100㎞以上。休憩も入れると2時間はかかる。普段あまり車に乗らない為往復で200㎞の運転はさすがに疲れる。前日に行けるとこまで行こうという魂胆である。

 

ホテルに泊まることも好きなので夜道をかっ飛ばしホテルに泊まるというのはかなり気分が高まった。

 

夜の常磐道は先も後ろも真っ暗闇でバックミラーに幽霊が映りませんようにとひやひやしながら運転した。昼間の渋滞が嘘のように空いていた。

 

23時にホテルに着いた。レプリカみたいな部屋で余計楽しい気分になってしまった。
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ゆっくり風呂に入りさぁ寝ようと思ったのだがセリ摘みに行くという高揚感からなかなか寝つけなかった。浅い眠りの間に見た夢は、ホテルの有料チャンネルのテレビを見ようとする夢だった。有料チャンネルのお世話になったことはないのでテレビカードも買ったことがないが「なんかおもしろそう」と潜在的に思っていたのだろう。有料チャンネルを見たことのある人の体験談は1度聞いてみたいと思う。

 

朝になりホテルの朝食を食べ支度をする。

ナビをセットすると1時間ほどで着くという。星野源のくだらないの中にを聞きながら青空と里山と続く田園風景を見る。こちらの方は桜はまだ3分咲きくらい。

 

途中で道の駅に寄る。道の駅はその土地の特色があって楽しい。

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ここではいちごや野菜を買った。

不揃いだからかこれで1箱700円という破格さ。信じられない、安すぎる。
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この時期栃木に行くべきたった1つの理由、と大げさに銘打ってもいい。いちごが安くておいしいからいちごを買いに行くべきなのだ。

ただひとつ言わせてもらうと、茨城県から栃木県に入る国道は謎の小動物の轢死体が10㎞毎にあるのか?というくらい絶対動物が轢死しているのでヒィッとなる。気にしなければ大丈夫だと思う。

 

そうこうしているうちに祖父母宅についた。早速長靴とズボンに更衣し山へ向かう。
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この山の景色はほっとする。何もないからほっとするのか知ってるからほっとするのかは分からない。けどこの空を見ないと落ち着かない。

 

ふきのとうがいっぱい生えていたので収穫。

 

セリもあった。あっちにもこっちにもセリ、セリ、セリ。楽しくて仕方ない。セリを摘む手が止まらない。そう、たくさんセリを食べて春を迎えたいのだ。

 

ザルいっぱいのセリとふきのとうを収穫した。
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帰ってから天ぷらにしたら本当においしかった。春だなぁと思った。ねねの春は今年も無事に迎えられた。うれしいなぁ、春は。この季節は本当にいい季節だと思う。

平成最後の春とか令和最初の春とか大きなことは言わない。来年も同じような春が来ることを祈りつつ今年も無事に春を迎えられたことに感謝をする。