関西方面には憧れの地というのがいくつかあって、なかなか消化できないうちにいくつもの行きたい場所が増えていく魅惑の地域である。
1970年、大阪万博開催に合わせて開業した千里阪急ホテルも2025年に閉業予定とあり、ここ数年絶対行きたいと夢に見てきた。ちょうど今回の大阪訪問で行けそうだったので予約して念願の訪問を果たした。
千里阪急ホテル(大阪)【阪急阪神第一ホテルグループ】千里中央駅のホテル
日中の活動が盛り上がり到着は辺りがすっかり暗くなってから。
静かなフロントでチェックインを済ませカメラとお財布を持ってコンビニへ。
旅先の夜は好き。知らない街で初夏の夜風が吹いたらもうこれ以上幸せなことはないよと思う。
ジュースを買って颯爽と来た道を戻る。
静かなフロント横の階段の赤い絨毯をいつもより丁寧に歩く。
お部屋は広々としてとても過ごしやすい。
品のあるお茶セット。
ユニットバスの青タイルがきれい。
このまま朝にならなくていいのに。できればずっとこの場所にいる幸福を噛み締めていたいよ。
そうはいっても朝は来る。窓から見える大阪の朝。モノレールが忙しなく走っている。
館内を散歩。
しんとした朝の空気が流れる。
静かでいいな。
中庭にも出てみようかな。
新緑に包まれたチャペル。
そうだ、朝食を食べにいかなきゃ。
ほっとするよね、和定食。
帰りの時間は着々と近づく。
名残惜しいけどお別れを。
できればまた来たい。いや、来よう。
さよならまた会う日まで。
2022年5月訪問