八戸を旅するならどう旅するか。パラパラと旅行雑誌をめくりまぁなんとなく行ってみるかと歩いてみたら好きなものがギュッと詰まった楽しい町だった。
12:00 八戸駅着
新幹線を降りたらシンとする寒さでまだ10月だというのにコートとセーターを着込んだ。
駅前にはコンビニとお土産やさんがひっそりとある。そこから先は誰も歩いていなかった。この雰囲気はなかなか味わえないのでわくわくしてしまった。
よく分からない鳥のマークのスーパー。東北のローカルパン『イギリストースト』が売っていて帰りに買おうと決めた。あまりの寒さにウェルシアでもこもこスパッツを買う。これは買ってよかった。
駅前の食事処でイカ飯を食べる。せんべい汁は優しい味でおいしかった。
13:14 八戸線
ICカードが使えないので切符を買う。久しぶりの切符。なくさないように握ったままにする。
車窓から知らない町を見るのはいい。嘘のように思われるかもしれないがベランダでイカを干している家があった。青森未知の世界だわと震えた。
13:35 鮫駅着
海の匂いがした。冬の海の匂いだと思う。夏の海よりちょっと重たい匂い。
駅のコインロッカーに荷物を置き身軽になって散策開始。
ちゃんと鮫がいる。地元の学生は見向きもせずカメラを向けるのは私くらいなものだ。
まず向かったのは蕪嶋神社。
駅から徒歩10分ほど。
https://www.city.hachinohe.aomori.jp/section/bus/onecoin_uminekogou.html
周遊バスも出ているのでアクセスしやすいのがありがたい。
ふみきりをぬける。
なんの建物だろう。いい建物だ、
お、見えてきた。
13:50 蕪嶋神社
ウミネコの繁殖地として2月~8月頃までたくさんのウミネコがいるそう。
階段をはぁはぁしながらのぼる。
本殿。
境内をぐるりと歩ける。景色がいい。
やっぱり海はいいな。
姫みくじというかわいいものをひいてみた。
中吉。
姫度は40%。それくらいがちょうどいいでしょう。
少し海辺を歩く。
波の音っていつまでも聞いていられる。
周遊バスで葦毛崎展望台の方まで行こうかと思ったがバスの時間が合わず、みちのく潮風トレイルを歩くことに。
http://tohoku.env.go.jp/mct/sp/modelcourse/course_01.html
青とも灰とも言えない色。
行き先が海!!
スーパーテトラポットゾーン。危ないからみるだけ。
八戸線の線路。
鳥居が神々しいよ。
何もない空をとぶのはさぞかし気持ちがいいだろうね。
こんな道を歩くのも気持ちがいいよ。地に足つけてるほうが向いてるな。
花の名前詳しくないけどこれは浜菊なのでは。
花言葉は『逆境に立ち向かう』
強くていい言葉だ。
可憐なだけじゃない、強くもある花だね。
誰もいない海。
旅に出たいと思うのはちょっと疲れたときだから誰の目もない場所でのびのびする。鼻唄なんか歌ってこの世界でひとりを体験する。
この景色独り占めしちゃってさ、ひとりになりたいとか言う割にはあの人にも見せてあげたいとか今度誰かと来てみようとか思っちゃったりして。
少し寂しく感じるくらいが誰かに優しくできる塩梅になるからひとりもいいものだ。
16:31 鮫駅発 小中野駅
17:10 新むつ旅館
元遊郭の旅館に宿泊。
http://sakamotwin.hatenablog.com/entry/2020/10/30/234948
http://sakamotwin.hatenablog.com/entry/2020/11/01/222854
登録有形文化財です。
歴史ある建物に身を置くのは非常にいい体験。
18:00 洋光食堂
お夕食。こういう中華がお好きでしょ?たまらない幸福。
19:00 湯ーとぴあ小中野
広い銭湯でサウナもある。じっくりあたたまり寒さも疲れもどこかへいった。旅先のサウナは効く。なにに?すべてに効くからとりあえずサウナがあれば入れ。それに尽きる。
22:00 就寝
木造の襖戸のお部屋なので夜は静かにね。
他のお客さんの部屋からも物音がしなくなっていたので早々と寝ることに。布団の厚さと毛布の重みが心地よくてぐっすり眠れた。
翌朝
帰りたくない気持ちと今日の行程への期待に胸をときめかせまた来るねと誓って出発。
あまりにも好きな場所となったので少しだけ住んでみたいと思った。雪国の雪を知らないから言えるのかもしれないけど八戸というのは行った者にしかわからない魅力があるだろう。
見たことないものがまだまだたくさんあると思うともっと見てみたいと欲がわく。さて次はどこに行こうか。