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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

ガラスの城107号室に潜入

那須ののどかな道を行くとガラスの城というラブホテルがある。
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窓を開け爽やかな風を浴びながらドライブした後にたどり着くならこんなロマンチックな城がいい。


room | ガラスの城

 


ガレージタイプのお部屋。107号室に入る。
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(※退室時に撮った写真なので車を停めるスペースに青いカーテンがかかっている。空室時は空いている)

 

窓際の観葉植物と閉められたカーテン。物語が始まりそうな情景である。
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ベッドルームは1段高くなっている。
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足元には椅子がひとつ。
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一応ソファーのエリアもあるのだが、ベッドルームにも椅子がある。
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エマニエル夫人が座りそうな丸みを帯びた椅子は夜中にふと目が覚めた女が物音たてずベッドを出て恋人の寝息を聞きながら小さくため息をつくにちょうどいい場所かもしれない。少し離れたところでこれからのこととか考える時間も必要だ。

 

ベッドルームにはレースのカーテンがあるので引ききってしまうのもいい。今だけは2人きりの世界を味わって。飴色の電気が優しい気持ちにさせる。
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ベッドサイドの引き出しには蚊取りが入っている。
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今はこのタイプの蚊取りだねと話す。

過ごした時代が違うからマット式の蚊取りなんて知らないと君は笑うだろう。
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ベッドルームからは三面鏡が見える。
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今どんな顔してるかよくわかるからベッドまわりの鏡はあった方がいい。
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陽射しがうっすらと差し込む洗面台。
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生き返るような気分にさせてくれる。
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浴室の扉の花柄はどこか懐かしい。
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夜のため息をここで洗い流して。
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洗い流したまっさらな体を拭いたら言いたいこともきちんと言えると思う。
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さよなら飴色のとろけるような夜。さよならあなた。
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2020年11月訪問