こんばんは。ねね(姉)です。
３月もいよいよ終わりますね。新年度が始まります。
春はねねのメンタルが揺らぐので休みの日に出かけて日光浴をしメンタルの安定を保つことを目標にしていました。
陽射しをたくさん受けてシミが増えたので落ち込んでいます。バランスとは。精神と身体のバランスとは！！
紫外線だけ目を瞑ればお出掛けはとても楽しい気持ちになります。その中で栃木にすっかりハマってしまい、休日はだいたい栃木にいます的なキャッチコピーを考えてしまうほどでした。(4DAYSなのでだいたいに入るかは不明)
天気も良かったので昨日新幹線に飛び乗り足利にお花見に行ってきました。
あの場所の桜を見たくて気がついたら新幹線にとび乗って見た景色 - ここから先は私のペースで失礼いたします
足利へは前回友人と行き、今回は１人で。前回気になったスポットを気が済むまで巡ることが目的です。
寂れた場所は女子会には向かないので(付き合わせるのも悪いし)そういうスポットを眺め写真を撮りながら行きましょう。旅の視点を変えるのです。
鑁阿寺で花見をしたあとは腹ごしらえ。
旅先では食べログなどで食べたいものを探してそこへ行くことが多いですが、最近はどこで何を食べてもおいしいので、歩いてたまたま出会った店構えのいい店へ飛び込むことが増えました。
レトロ建築物に飛び込んでいくの好きなんですよ。その空気や佇まい、道具や家具に触れられるのがいい。あとは焦げ茶色の木の柱、飴色の豆電球の薄暗い世界がひっそりとして落ち着くのです。30歳過ぎたあたりから薄暗い場所を好むようになり、おしゃれカフェにあんまり行かなくなっていることに今気付きました。多分これは加齢。
鑁阿寺からすぐの場所にあるセピア写真のような色をしたお店が目に留まりました。
あまから家、というお店です。
あまから家 - 足利市のカレー・ハヤシライス・甘味処｜栃ナビ！
外観で惹かれメニューを見るとカレーだったのでここに決めましょう。
昔は何かをカウンター販売をしていたのでしょうか。
古い木の色が好きな人にはたまらない色をしているでしょう。
柱時計は時を止めるのか刻むのか。ついついこの時計が似合う家に住みたいと思ってしまいます。
先客のおじさんが１人。
店内の薄暗さと静けさが心地いいです。
使い込んだ壁の色が好き。
カレーはスパイスが効いていて美味しかったです。
おいしそうなぜんざいやあんみつのセットもありましたがお腹いっぱいにしてしまうと動けなくなるので腹7分目を心がけます。
お腹が満たされたら次はアンティーク着物屋さんへ。
そもそも足利へ行くきっかけとなったのがこの散歩の達人に載っていたうさぎやでした。
銘仙という大正～昭和初期のレアなアンティーク着物の取り扱いがあるということで気になったのです。
そこから足利には着物レンタルもあると知り友人と女子旅で来たのです。
【足利レトロトリップ】アンティーク着物レンタルではいからかわいい体験をしてきた話 - ここから先は私のペースで失礼いたします
前回は着物をゆっくり見られなかったので、今回は買う気で来ました。
かわいい色と柄の着物がある…！それだけで幸せ。もう、大好き、かわいいもの。一生かわいいものにときめきたい。
33歳独身女性はここでときめきをチャージした！
はい、銘仙買っちゃいました～！キてるねぇ。かわいいねぇ。この色！柄！たまらない！
袷が２枚と、羽織１枚。
着物は安いものから高いものまで取り揃えているので気軽な気持ちで買える値段のを。普段買う洋服よりやや安いくらいのを。
早く着たいですね。
多少の古い着物の匂いがあるのでしっかり干して大事に扱いたいと思います。これは絹織物ですが、ウールの着物も売っていたのでお手入れしやすいのならばウールのほうがいいですね。ウールの着物もかわいい柄のものがありました。
大荷物を抱えながら織姫神社まで移動します。徒歩でしたのでメイン通りから外れた道を歩くと
劇 場 通 り ！！
なにこれ。この寂れ具合好き。
どうやら、足利東映プラザ劇場という映画館だったらしく1999年に閉館されたそうです。
全体図が写せなかったので広角レンズほしいなと切に思いました。
明るく楽しい映画。はいはい、寂れた場所のポジティブな言葉は呪いのようで見るものを惹き付けるのです。
レトロ建築物にはこのようなアーチというかカーブしたラインがあってかわいいです。
半円形アーチと呼ぶらしいです。
http://modern-building.jp/yogojiten.html
建築用語辞典
調べると色んなレトロ建築ワードがあるのですね。
こちらの窓は半円形アーチ窓。
足利にはこのようなアーチ窓が多い気がしました。物珍しくて見いってしまいます。
織姫神社へ向かう途中ごちゃごちゃとした怪しげな瀬戸物屋さんを発見。
すごーく気になって前回はスルーしたけども
今回は…
入るよ！勇気がとてもいるよ！頑張るよ！
ということでこの店へ潜入。店内はところ狭しと並べられた食器たち。人は店員さんすらいない。ここはもしかして時が止まってしまった場所なのか。
床にもいくつか食器があり、当然のように埃を被っている。
「この、雑多な感じ～！」とワクワクします。
宝物があるかは分からないけど、探してみたくなりませんか？
ちょうど自宅のマグカップを買い換えようと思っていたのでマグカップを探します。
下手に動いたら食器を割ってしまいそうな不安のなか慎重に身を陳列棚の隙間にくぐらせ１点１点見つめます。
宝物はどこだ？
見たこともないような古い食器のなかから、それはありました。
クリバンキャット～～‼
クリバンキャットご存じですか？
ハワイのお土産でもらうグレーの猫のキャラクターです。
ピンとこないでしょうか？ならばこちらをご覧ください。
ねねが営業しているのかわからない怪しげな瀬戸物屋さんで買ってきたクリバンキャットのマグカップです。
これですね。
うわーーー。ずんぐりむっくりしたクリバンキャットがめちゃくちゃかわいくて好き！さかもツインはクリバンキャットがめちゃくちゃ好き！
グッズ売ってるところないんですよね。ネットで探せばいくらでもあるけど、たまたま入り込んだ怪しげな瀬戸物屋さんでクリバンキャットを見つけられたこの喜び、伝わりますでしょうか？運命の出会いってやつです。セレンディピィティ！
もう見つけた瞬間即買うと決めさっと手を伸ばしマグカップを掴みました。
これは買うべき。
ねねがそんな運命の出会いを果たした頃、ようやく奥から店員さんが出てきてレジに立ちました。
レジにマグカップを持っていくと「あれー、これいくらだったかなぁ」 と値札のないマグカップを見て言います。
バカ高い値段でなければねねは買うつもりでいるので、「いくらでもいいですよ」と返します。
店員さんは「同じのあったかなぁ。猫ちゃんのだよねぇ」と話し、陳列棚を探しますがこれ一点だけで値段はわからない。
ねねは「800円で買います」と伝えると「じゃあ700円でいいよ！」と安くして下さいました。
無事買うことができました。
昭和で時間が止まったようなこの店は細々と営業していて、いつの間にか平成を見送っていく。
この場所を知っているの人はきっと多くはない。けどこの場所には昭和の忘れ物がたくさんある。ねねの秘密の場所にしようと思います。秘密基地のような秘密瀬戸物屋さん。
誰にも教えたくないけど、そんな場所があってねねだけが知っているんだということは意地悪げに言ってみたい。
行ってみたいでしょう～？とニヤニヤした顔で話したい。
足利はそんな場所がたくさんあっておもしろいのできっとまた行くでしょう。自分だけが知っているまだ見ぬ秘密基地を探しに。
次の休み、皆様はどちらに行かれますか？
足利などいかかがでしょう？あなたしか知らないであろう秘密基地を見つけたらぜひこっそり教えて下さい。では。
