ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

シャルマン 331号室に潜入

 遠くはない昔、ゴルフの練習場があるラブホテルがあったんだよと言ったら信じてくれるだろうか。

 

 京都のホテルシャルマンにそれはあった。2021年3月をもってリニューアルのため休業となっている。再オープンの際に同じようにゴルフ練習場があるかはわからないが、在りし日の姿を見てほしい。

 

 

ガレージタイプのラブホテル。階段を上がり331号室の扉を開ける。
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黒いスリッパにはきかえて
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扉を開けてみよう。
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まずは右の扉から。

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こちらはバスルーム。

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広々とした鏡張りは写真を撮る者には厳しいロケーション。少し照れながら大胆に入るにはもってこいの浴室である。

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ユニコーンのタイルは遊び心があってかわいらしい。

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部屋を覗ける窓というか浴室を覗く窓というか。


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ちなみに部屋から見る浴室はこう。深いターコイズカラーが潜水艦から見る深い海のよう。

 

部屋には川のようなネオン。

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四つ葉のクローバー風の天井ライト。
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優雅なテーブルとチェア。
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ベッドの周りはもちろん鏡張り。
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天井だってばっちり鏡。
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ゴルフ練習場がないじゃない、と思った皆様。これからですよ。さぁ、この階段を上がって。
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手すりの曲線に見とれてちゃった。

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見事なカーブ。
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優雅な階段を上ったらいよいよゴルフ練習場が!f:id:sakamotwin:20210425233935j:image

ほら!ある!
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ちゃんとゴルフ練習場!
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私はびっくりしましたね。とにかく「なんじゃこりゃ~!」って叫んでも叫び足りないくらいすごい。ここ、ラブホテルですよね…?

 

 ゴルフやったことがない人でも人の目を気にしないでなんちゃってゴルフができるし、ゴルフができる人は一緒に来た人にゴルフを教えてあげたらいいし、2人だけの楽しみかたでゴルフをしたらいい。

 

ゴルフ練習場の横にある水道がたまらなくかわいかった。
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この深いグリーンがゴルフ練習場によく合う。
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ちょっとだけゴルフ体験をしてみたのだがとても楽しかった。

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意外と難しいがスコーンとボールがとんでいくと気持ちいい。普段ならしない体験ができるというのはなんておもしろいのだろう。楽しいからやってみなよと説明するよりも実際ゴルフクラブを握らせたほうが楽しさがわかると思う。

 

シャルマンの「楽しんでもらおう」という心意気が好きだ。楽しいことはひとつでも多くあったほうがいい。すっかり楽しませていただきました。ラブホテルでゴルフをするという体験はきっと忘れることはない。

 

 

2021年3月訪問

 

猫が来る

 さかもツインはかなりの猫好きであるが、猫を飼ったことがない。実家の母も猫が好きで庭に来る猫に名前をつけて猫が来れば「ミーちゃんがきたぞ!」とわざわざ起こしに来るほどであった。ミーちゃんはそのうち来なくなった。毎日来ていた猫が来なくなると寂しい。何があったかは知る由もないがどこかで元気でいてほしいとミーちゃんの思い出話をしばしばしていた。猫のいる暮らしはいい。そのうちひとつの気持ちがわいてきた。

  

 「猫を飼いたい」

 

そう訴えたが家が汚れるから、世話が大変だからと飼うことはなかった。その後独り暮らしを始めたアパートはペット飼育禁止で、いつか引っ越して猫飼えたらハッピーなんだろうなとずっと想像していた。

 

 今年の3月。

あれよあれよと引っ越しが決まり、私自身もめめ(妹)と2人暮らしする決意が固まった。本当は独りで優雅に暮らしたかったし生活リズムも違うので2人だと色んなことで揉めるだろうなと心配していたのである。4月、ぶつかり合いながらもなんとか色んなことをクリアして新居でやってきている。

 

 

出会ってしまった

 Twitterでとある保護猫カフェを見つけた。メンバー紹介の中でひときわかわいらしい猫をみつけた。f:id:sakamotwin:20210423100421j:image
今まで色んな猫をみてきたけどこの猫は特別かわいかった。一目見て「わっ!この子すごくかわいい」と思った。急いでめめにラインすると

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即好きになってくれた。

さかも一族になんとなく似ている。丸い顔とつぶらな黒目がちの目。

猫を選ぶにあたってすごく悩むだろうと思っていた。私はシャム猫がタイプでめめは茶トラ白がタイプなのだ。全然違う真っ白の猫だけど好きになるってこういうことなんだろうなと思った。

 

 

 あのこに会いに行く

翌日めめだけで猫に会いに行くことになった。「ねねちゃんはお仕事で行けないからめめちゃんだけでも会いに行ってこい」というやりとりがあったという。派遣である。

「かわいかった」とのこと。写真を見せてもらったら本当にかわいかった。

 

引っ越し3日目。箱積みの段ボールはまだ30箱近く残っているが猫に会いに行くことにした。全然猫に会いに行っている場合じゃないけど猫に会いたい気持ちのほうが大切なので段ボールのことは一旦無視した。

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(段ボールの悲痛な叫び:無視しないで~)

(さかもツイン:無視しま~す)

 

初めて対面する猫。
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ヒィッ!かわいい!大好き!

とても人懐っこいようでなでなでさせてくれた。帰り際にはねねの肩に飛び乗ってきた。

猫が肩に乗るという体験は初めてだったので本当にうれしかった。面白い猫だ。猫も私を選んでくれたのかもしれない。飼うとしたらこの子以外考えられない。運命の猫だった。「うちにおいで」と小さい声で話しかけたが猫はささっと遠くへ行ってしまった。

 

帰りの電車でちょっとだけ泣きそうになった。飼いたいと思っていた猫を本当に飼えるようになる日が来る、ずっと我慢していた自分の気持ちをきっちり掬い上げたとき、心の中の奥のほうの、そうだな、タケノコの皮のように何重にも包まれた誰にも触れさせない心の芯のようなものに暖かい光が差したみたいだった。そんな柔らかな気持ちになった。そっと目を閉じてあの子と暮らす日々を想像してみた。

  

現在36歳。

イエネコは10年前後生きる、長生きの猫はもう少し生きるかもしれない。あの子が天寿を全うする頃に私は46歳。また新たな猫を飼いたいと思う気力も体力も、下手をしたら余命もないかもしれない。

最初で最後の猫になるかもしれない。多頭飼いは向かないかもという猫である。私の人生の中でたった1匹の猫。特別な猫になるだろう。猫からしてみれば気持ちが重たいかもしれないが、あの子にはそれほどの力がある。一緒に暮らしたい。そう強く思った。

 

 

そして猫が来る

 あれよあれよと流れるように物事が進んだ。うまくいくことはスムーズに決まるしうまくいかないことはとにかくうまくいかない。今までうまくいかなかったことは仕方なかったんだろうなと思った。

 

 面談をしてペットを飼う申請をして猫の必要物品を揃えている。こんなにわくわくする日々は久しぶりだ。来週にはもう猫のいる暮らしとなる。

うれしすぎて叫びたくなる気持ちを今精一杯おさえてきる。

きっと大変なこともたくさんあるだろう。うまくやれなくて猫に負担をかけてしまうかもしれない。うれしい気持ちと心配な気持ち。f:id:sakamotwin:20210423232322j:image

この顔見たらどんなことも乗り越えていけるような気がする。もう一歩も歩けないほど心が折れてもま白いそのふわふわに触れたら歩かなきゃと生き返りそうな気がする。猫に尽くすという生き甲斐があるっていいんじゃないかな。うん、とてもいい。

 

 

そして猫が来る。

この家にきてよかったと思ってもらえるようにお世話させてくださいね、猫ちゃん。

 

シャルマン 320号室に潜入

夢のように儚い、そんな昭和ラブホテル。休業する前の在りし日の姿、シャルマン320号室阿房宮を振り返る。

 

チャイニーズムードに溢れる豪華なインテリアに気分は最高!

 

昭和ラブホテルが好きな人ならきっと1度は通るチャイナ部屋。オリエンタルな雰囲気は一夜の夢を見るにこの上なく相応しい場所だと思う。

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光がこの夜を待っている。

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ベッドサイドの鏡張りがこの部屋をどこまでも広げているような感覚にさせる。
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自分がどこにいるかわからなくてももういいか。f:id:sakamotwin:20210417005542j:image

この雰囲気に溺れていたいもの。f:id:sakamotwin:20210417005611j:image

赤くて黄色で飴色で。好きな色を選んで。
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照らして。

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ほら気分は最高になる。

 

ソファーに腰かければ

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獅子の視線をちょっとだけ感じる。


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テレビはつけなくてもいいか。あなただけの声を聞いていたいから。

 

額に入ったような浴室は
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情熱の赤。
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トイレも赤。
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洗面所も中華のお部屋の色で統一されている。

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チャイナイトはどこまでいってもチャイナイト。

 

扉を開ければ
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いつものシャルマンお召替袋。
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中国の映画に出てきそうな電話。
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たばこをふかして「我爱你」
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栄華之夢だもの。

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明かりが消えたらもうおしまい。

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そういうものだから。わかっているけどさみしい。朝日が差したら進まなきゃいけない。我爱你シャルマン。またいつか会いに来る日まで。

 

京都 ホテルシャルマン(2021年4月現在リニューアルのため休業中)

2021年3月訪問

うにゃ、お前ここにも

大きな顔のオス猫、うにゃ。うにゃちゃんとさかもツインは呼んでいる。
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引っ越す前の家の付近に良く出没していたが離れたところでも遭遇したりと何気に行動範囲の広い猫だと言うことは理解していた。

 

 

現在住んでいる所はうにゃが良く居るスポットから離れている。交通量も多い道もあるので小さな猫が歩くには相当なリスクがあると思っていた。だがうにゃは別だ。この間、家に入る前に下を下を見たら猫のシルエットが目に入った。

あれ?猫だ。茶トラ、え?うにゃ?まさかまさか遠いもん、と思いながら目を凝らして良く見たら背中にチーズ蒸しケーキの柄がっ!

 

うにゃですね!

 

と慌ててうにゃの近くに行きうにゃー!と声をかけた。

いつもと違うところで遭遇した為かうにゃは何だか素っ気ない。


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ほっぺたぎゅむぎゅむしたらその後、本拠地から離れた所に向かって消えたうにゃ。あんたどこほっつき歩いてるのよとそう言う気分になる。

気をつけて移動してな!うにゃ。また会おうね。

シャルマン 336号室に潜入

何かが起こるような黒いムード…

期待と興奮に愛の矢が射られます

 


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その部屋はシャルマン336号室、ブラックエンジェル。

いつでも扉を開けば目映い昭和の光が見られると思い込んでいたが、いつでもその光は一瞬で消え去るということを思い知らされた。このたびシャルマンはリニューアルのため休業をするとのこと。リニューアル前に慌てて京都行の新幹線に飛び乗ってきたのだ。

 

緊張した面持ちでシャルマンに辿り着いてみればこれから休業期間に入るとは思えないほど静かだった。
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明日も明後日もこのまま営業しますというような顔をしている。

 

336号室に入ればギラギラとした光が消えるなんて思えないほど勢いのある輝き。
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反射した輝きはライターだって照らすのだ。
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ソファーに腰を掛けて普段は見ないお部屋案内を手に取る。
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ごあいさつに始まり
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各部屋の名前と設備、特徴が書かれている一覧があった。
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全69室にこのタイトル。冒頭の何かが起こるような黒いムードというのはシャルマンの中の人が書いたものである。ひとつひとつにこんな洒落た詩を書くなんて。どれだけこのホテルに愛情を注いでいたのだろうか。

「この部屋どんな部屋だろう、次はここ行ってみよう」

そんなカップルたちもいたに違いない。

 


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ベッド周りの鏡はギラギラと反射するような斜めのカットが入っている。


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ゆらゆらとうごめく光。


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照らされるシャルマンの文字。


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ブラックエンジェルに愛の矢を射られたらどうなるのだろう。ここでなら射られてもいいか。ふたりきりの世界なんだし。

 

 

コーヒーを飲むならここを開けて。
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浴室は…もう見えてるけどここにあるの。f:id:sakamotwin:20210411133811j:image

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昭和の子どもが想像した宇宙船みたいな色をしている。
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そんな水回り。

 

シャルマンの好きなところ。
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お手拭きがあるところ。


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ロゴ入りのマットがかわいいところ。

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ちょっとだけ懐かしい気持ちになれるところ。


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次来るときにはどんな姿になっているのだろうか。在りし日の姿を見届けたらさみしさが溢れてきた。

 

2021年3月訪問  

 

ねねには内緒

木曜日は午前に出掛け夕方の3時位に帰宅するパターンのめめ。

朝ごはんとしてパンを焼いてジャムなどを塗ってバッと出掛けることが多い。

用事を済ませる頃にははらぺこなのでパンなどをパクっと食べて電車に乗って帰る。

帰宅中に普段行かないようなスーパーに寄ったりして食べたいものなどを買う。今日は途中下車をしてヤオコーと言うスーパーに行ってきた。テレビでヤオコーが特集されていたようで行きたくなってしまったのだ。

野菜や肉、魚は安くて新鮮そうで買う。安いから良いではなく安くて質がいいと言うヤオコーの素晴らしさがある。

 

お惣菜も美味しくてパンやピザ、マヨネーズ系のサラダは食べたことがありどれもお手頃価格でとても美味しかった。

今回はこれ。

ルーロー飯。
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台湾のメニューで八角などのスパイスもちゃんときいていてエセルーロー飯ではなくしっかりとしたいいお味だった。ザーサイも本格的で良い。これで498円だもの。作るより安いし美味しいし買うしかないって。

ねねにも少し残そうとしたが無理だった。止まらないスプーン。ガツガツがっつり食べてゴミ箱に容器を捨てた。ねねはめめがこっそり美味しいものを食べてるだなんて知らない。すまんが私だけ楽しませてもらったぞ。美味しさを分けれないダメな大人だ。でもいっか。

 

春うらうらでごわす

ごわす
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なぜか空き地に咲き乱れるチューリップ。きれいだな!でもおまいらはさ、球根で咲くやつやん?なんでそこに咲いとるんや?春うらうらウラァだからかい?

 

春うらうら
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ねこちゃんや、お手手ぎゅんむぎゅむ。

にぎにぎしとるわ。春だもんね。

 

河川敷の菜の花はちゅーんとしたかほりでクッサァー
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鼻で息をするのを止めたらとても綺麗で心が和んだ。

 


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いいもんですわ。桜もち食べたくなる。

 

春うららですわね。良かったでごわす。