おはようございます。めめです。
今週のお題「読書の秋」
秋の肌寒い空気に合うのはこちら。
10月2日に発売された谷口トモオ先生の《完全版》サイコ工場 A(アルファ)線。
出版は様々な奇書を世の中に放出しているリイド社です。
私はAmazonで購入しました。
お父さんは心配性と比較するとサイコ工場のサイズ感がわかりやすいと思います。
背表紙も赤白黒です。
厚さゆえ、自立します。
本屋で探すときは大きめ、赤白黒を目印にしましょう。
サイコ工場はリイドカフェの劇画狼のエクストリームマンガ学園でTaxiと言う作品が掲載されていて知りました。
サイコ工場プロジェクトでもチェック!
今回単行本化され谷口トモオ先生の作品をじっくり読んで、『凄い』としか感想が出てきませんでした。
アメリカの海外ドラマのように1話完結なので続きが気になて死にそうと悶えることなくすっきり読むことが出来ます。
帯には
90年代ホラー最大にして最後の秘宝、20年の時を超え奇跡の刊行!!
原稿紛失・著者行方不明などの困難を乗り越え、デジタルリマスターで蘇った驚愕のマンガ遺産。
著者自身による修正・加筆に加え単行本未掲載のエピソードも収録した、まさに完全新生版!!
現行紛失?作者行方不明などえ?えええ?と驚く文が!この単行本化は奇跡だったのだと思いました。
サイコ工場のここがすごい
- 表紙がおしゃれ
赤白黒のすっきりとした色合い。PSYCO FACTORYと英語表記のアメリカのクラシカルな映画のタイトルの様で素敵です。
サイコファクトリーと言う響きがなにか恐ろしいものが続々と生まれそうな、不穏な空気がぷんぷん漂ってきて私は好きです。
- 絵が美しい
画力の高さよ!と叫びたくなるほどすべてのページは読みやすく、出てくる女の子は美人。修正加筆があったとは言え20年前の作品なのに古臭さを感じないのはあれ?おかしいよな?と脳内がバグります。
- 人が派手にお亡くなりになる
爆発、轢死、カニバリズム、飛び降り、バラバラなど派手なものがてんこもりです。内蔵を散らすものなどがあります。
なかでも一番派手にやっているのが“Taxi”です。ドオオオなどの効果音のバラエティの豊かさよ!見開きでインパクトあるシーンが読めるのは単行本だけなので買って読む事をお勧めします。
- スプラッタではない話もある
派手に内蔵を散らすと書きましたがそうでもない話もあります。
私が一番好きな作品のメイクアップは1997年に発表されたもので20年前で女装子のストーリーを描き時代を先取りしていたのだと思います。すべての作品が今呼んでもとても面白いのがサイコ工場のすばらしさです。
女装した男の子の表情、エロスなんですよね。
そんな素晴らしいサイコ工場、11月2日には《完全版》サイコ工場 Ω(オメガ)線も発売されます。
劇画狼のエクストリームマンガ学園で読んで面白かった作品も収録されているので今からわくわくドキドキです。