ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

ちりちりの髪の毛

ねねの後頭部11時方向にちりちりの髪の毛が生えてくる箇所がある。1本だけ。もう何年も前から気になっていて、生えてくるたび指でさぐりさぐり(後頭部なので見えない)1時間くらい格闘して抜いている。抜いたところでまた生えてくるのが厄介なのだがそういう呪いがかけられてしまったならば仕方ない。陰毛みたいなこの髪の毛を生やして生きている。

 

いつも髪の毛を切ってくれていた美容師の友人に「ここらへんにちり毛が生えてくるとこがある。1本だけ。めちゃくちゃ嫌なんだけど。」と言ったら「他にもちりちりの髪の毛あるよ?」と言われた。あれ、ねねの髪の毛、そんなちりっちゃう?みたいな絶望宣言をされた。ストレートの毛質だと思っていたが加齢と共になんだかちりちりしはじめたのが切ない。

めめ(妹)に「ここらへんにちりちりの髪の毛があるから抜いてくれ」と言ったら「やだ!」と言われた。使えね~。遺伝子分けあったからってクローンじゃない。残念。

 

また今日この毛を見つけてしまった。今新幹線の中である。探したいが両手で頭をごそごそやるのは恥ずかしい。でも抜きたい。ダメだ、名古屋で人がたくさん乗り込んでくる。はぁ、抜きたい。このちりちりの髪の毛抜きたい。

いつもターゲットをしぼってうまく抜けたときはしばらくそのちりちりの髪の毛を眺める。なんでお前だけこんなんになっちまったんだ、と向き合う。向き合ったところでくしゃみをすればその風圧で飛ばされどこかへいってしまう儚いものなんだけど。まぁ儚いくせによく生えてくるもんですな。今日も今日とてこうやって生きています。かしこ。