ここから先は私のペースで失礼いたします

さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

猫のいる生活へ

猫のいる生活が2週間目に突入した。

保護猫カフェからトライアル期間を経て正式譲渡となり、ゆんゆん丸も無事さかも一族のメンバーとなったのである。

 

初めて飼う猫なのて毎日が「?」ていっぱいだ。

たくさん寝てれば「起きてこないけど具合悪いのかな」だし、高いところからジャンプで下りてくれば「足腰大丈夫かな」だし、ごはんを食べなければ「どのこはんなら食べてくれるか」とよさそうなキャットフードを探し買ってくるし、嫌われたくないから目やにはとりたくないし、歯磨きだって恐る恐るだ。

 

心配で構いすぎるねねと、猫には猫の時間も必要とさばさばしているめめで軽く喧嘩をすることもあった。毎日おっかなびっくり、それは猫だってそうみたいで物音がすればびくっとなるし、狭いところに引きこもって出てこなくなることもしばしばある。

それでも2週間もすればお互い少しは慣れてきた。

 

毎日帰ってくればかわいいかわいいゆんゆん丸がいる。毎日鼻唄を歌いゆんゆん丸がいかにかわいいか言葉にして聞かせる。家の中を走り回るゆんゆん丸を見て声を出して笑っている。独り暮らしのときにこんな愉快な日はなかった。世界は猫を中心にすっかり変わった。

ひとりではきっとこんなに幸せだと思わなかったろう。だから私は旅に出たり好きな服を着たりした。がむしゃらに幸せを探し求めていた。

寂しかったからだと思う。その寂しさを認めたくはなかったしひとりでなんでもできると信じていたけどそれは違ったのかもしれない。良く今までひとりで戦ってきたなと自分の魂を労った。


f:id:sakamotwin:20210516093536j:image

帰るとき、「ゆんゆん丸は元気にしているだろうか、早く会いたい」と毎日思う。帰ってくれば私のことなど気にせず猫ちゃんハウスでぼんやり寝ている。寝起きの顔は目がしょぼしょぼしていておもしろい。


f:id:sakamotwin:20210516093731j:image

手がよくわからないことになっているのもおもしろい。何をやってもおもしろい。猫を撫でながら今ある幸せを噛み締めた。