噂には見聞きしていたが実際にそれを見るのは初めてでそのときの気分の高揚はなかなかに言い表せない。
ホテル赤いくつ、501号室の2ベッド。部屋の定員は4名。特別室という名にふさわしい特別な空間である。
宮城県古川駅から徒歩5分。駅からすぐにこの昭和ラブホの世界に入れるのは嬉しい限り。
大きな看板が見えるため地図を使わなくとも目印があって迷わず行ける(ハズ)
フロントにタッチパネルがありそこで部屋を選んで直接部屋に向かうシステム。フロントで人に会わずに行けるのでお忍び気分を味わえる。
いざ5階へ。
入室するとラグジュアリーでギラギラした鏡張りの長い廊下が出迎えてくれる。窓に青い目隠しが貼ってあるのでこの色味。おしゃれである。
突き当りが鏡なのでうっかり前を見ずに歩くと激突する(このあと激突します、鏡が割れなくてよかった…)
廊下窓の反対側は浴室。ガラス張りの丸見え浴室だ。4人定員のお部屋なので浴槽もとても広い。ちょっとしたプールかと思った。
内側から見るとこんな感じ。
非日常のお風呂というのは気分転換にとてもいい。日々に疲れたらいつもと違うお風呂に入るだけでも全然違うと思う。
こちらは洗面所。浴室とひとつなぎである。
アメニティは4人分あります。
お手洗いはカーテンの奥です。
扉ではなくカーテンなので。。色々と配慮が必要かと思います。
開放感のある浴室に興奮しながら廊下を進むと、
2ベッドです。わ〜!スケベねぇ〜(褒め言葉)!
このベッドの形も見たことがなくコロンとした丸みとベッドヘッドの鏡、そして円形の天井鏡が素晴らしきですね。紫のベロアというのも気品に満ち溢れています。
絶妙な位置にあるテレビ。
そして謎のポール。
カーテンを閉めたら若干病室っぽくなりました。
赤いくつのティッシュケース売って欲しい。
色々とレリーフを見てきましたがこんなに立体感があるのは初めて。
エアシューターの名残はあるけど今は自動会計システムを使います。
電話は平成っぽさがあります。
レトロと言いつつも、ウォーターサーバーがあったり今どきラブホにアップデートしている部分もあり非常に使いやすいです。空調もばっちりなので暑い日も涼めます。
飲み物も4人分。みんなでコーヒー飲んだりするのかしら。
ピザとって食べるのは面白そうかも。
どれだけいても飽きることなく居心地のいいホテルでした。
こんなに装飾が凝っていて圧巻の世界に浸れば恋人たちの気分は盛り上がり2人の壁などなくなるだろうな。愛を語るにはこういう空間も必要だと改めて昭和ラブホの偉大さを思い知るのでした。