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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

看護師がロボットに変わる日

先日職場のおばちゃんが、「30~40年後は今ある職業のほとんどをロボットが担うそうです。看護師もロボットになるそうですよ。」と話始めました。

 

医者も看護師もいずれロボットがやる時代が来るそうです。人工知能の発達がもたらすのは幸か不幸か。それは見届けてからのお楽しみになることでしょう。

 

「じゃあペッパーくんみたいなやつがバイタルとってくれたりするんですね」

「多分手を握るだけで熱や血圧が測れるんだと思います。」

「それは便利ですね~」

「あはは」

 

はい、こちらがねねたちが予測するペッパーナースです。
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画力のことで思うことがあったとしてもクレームは受け付けません。

チャーミングな笑顔ですね。右の頭から出ているのは洗脳電磁波ではなく除菌イオン的なものです。病院は菌やウィルスで溢れ返っていますからね。沢山の患者さんに触れるときは感染予防を徹底しなくてはいけません。もちろん本体は抗菌コートなペッパーナース。

 

左の耳から出てるのはアンテナ。

患者さんの情報をナースステーション、つまりセントラルへ送るものだと思って下さい。30年後にはアンテナなんて必要ない電波状況かもしれませんが。 

 

なんとなく逞しい二の腕は筋肉。力持ちのペッパーくん。暴れようものならすごい力で押さえてくる。「事故予防のためですので」と心のない対応。そりゃそうだ、ロボットなのだから。患者さんが暴れたりするって思わない人がどうかプログラミングに関わりませんように。殴りかかってくる患者さんだっているから。。

 

きっとバイタルサインはこうやってとるんじゃないですか。
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右手で血圧、左手で熱を測る。

データは即ステーションの電子カルテに反映。ナースステーションでデータを把握するのは人なのかペッパーナース長なのかは予測つきませんね。

 

全身をまじまじとなめ回す視線がちょっと嫌かな。人間には羞恥心というものがあり、見られることに抵抗があったり、見られたくない場所などがあるのだけどもペッパーナースが理解してくれるかしら。

機械だから無理かもしれない時は患者側が諦めるしかないのよね。はい。

 

あれ、ペッパーナース、咳をしている患者さんを発見しましたね。

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 ん?

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血ゲロ吐いたぁーー!大丈夫なのか?

 

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あれ、あれあれ、ペッパーナース、咳が止まったから大丈夫って判断してない?

 

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ってあぁ~行っちゃったよ!

おいおい、同僚のペッパーナースもにこやかに挨拶してんじゃないよ。

血まみれのペッパーのお通りだし、ペッパーくんの足はズルズルひきずるローラーだから血の海引きずってきてるじゃん!廊下まで血の海だよ!

 

もしかして、ペッパーくん、色の識別できてない…?あと、飛沫がかかる感触もない…?

何を吐いたか、色で判断するプログラミングまだだったかな。

そう、きっとこの人、吐血してるんだけど、吐血量が多すぎるし、顔も真っ青だよね。多分食道静脈瘤が破裂したんじゃないかな?

ねねは実際静脈瘤が破裂した患者さんを見たことがないけど、外科に勤めていて食道静脈瘤破裂したことがある人を見た人は「大変だよ…天井まで血だらけ…とにかく怖い」と言っていました。

致死的なやつですね。

ここではペッパーナース、スルーしてるけど、スルーしたら次のラウンドの時心拍停止しかカルテに書けなくなっちゃうよ。。

あと血だらけにした床、誰も掃除できないね…。

 

ペッパーナースには色の識別機能、飛沫が飛んでくる感覚やようすをキャッチできること、あと匂いもわからないとね。

 

我々人間の仕事がなくなるのは楽できていいけども、機械に我々の世話をお願いするのはまだまだ当たり前に考えられない時代だから色々と「どうなるのかね」と気を揉みます。

 

人間だからある勘というのも大事で、喋らない人のちょっといつもと違うな、とか注意した方がいいかもしれない、というなんとも表現できない察することをペッパーナースに機能として搭載するのもなかなか難しいような気がします。

 

30~40年後、ねねは還暦を越え丁度ペッパーナースの世話になり始める初の世代となることでしょう。

「私が若い頃はもっと気を遣って患者さんを看たもんだよ、あんたらは機械だからわかんないだろうね!」などとお小言言う嫌なおばあちゃんになりそうですわ。

 

いつかこのブログに対するアンサーブログをかける日まで。医療の発展を見守ろうと思います。

では。