ロールス・ロイス見たことある?と聞かれたら「ある」と答えられるようになると思う。そんな摩訶不思議なお部屋がある。
信じてもらえなくてもいい、見た人にだけわかればいいことなので。
そこそこの数のラブホ訪問をするうちに色んなベッドに出会い、車の形のベッドはあると知ってはいたのだがまさかここにあるとは思わず歓喜した最高のお部屋である。
ここまで昭和昭和したゴージャスさがひっそりと残っていてくれて私はうれしい。
ちゃんとタイヤまでついていて
ナンバーだってふってある。
ベッドベッドと側面の鏡がムーディー。
天井だってもちろん鏡である。
プレジデントの前はアイという名前だったのかな。
照明をつければこの通り。パリの石畳の街並みにありそうなランタン。
ちょっと不思議な作りの水回りで
扉を開けると
左がトイレ
右が洗面所、そして突き当たりが浴室となっている。
トイレだけの扉がないのでなんとも洋風なスタイルという印象。
浴室と寝室の境目はアグレッシブな男性。
寝室側からはヤシの木かしら。南国か砂漠?
そうそう、蛇口が懐かしい感じです。
個性のあるお部屋で帰るのがすっごく惜しくなるホテルでした。
夜のとばりはすっかりおりて
この街に流れ流されやってきた風のいたずらに感謝する。
2022年3月訪問