扉をあけて予想だにしなかった水色の世界がそこにはあった。
のんびりとした時間が流れる景色にあるガレージ式の昭和ラブホで、ハッピーホテルというラブホテル検索サイトに部屋写真が載っているという昭和ラブホとしては貴重な前情報があり和室がよさそうということで立ち寄ることになった。
https://happyhotel.jp/hotels/542064/rooms
ホテルの入り口は民家に看板をつけたみたいなひっそりとした場所です。
車をぐるぐると走らせ107号室へ。
ガレージに車を停め荷物を持ちさぁ部屋に入るぞと扉を開ければ冒頭の水色の螺旋階段である。
そしてこの扉。
色彩感覚が神がかっている!もうずっとここでポートレイト撮っていたい❗
完全に発狂していた。仕方ない。和室だと思って入ったら全然おしゃれな地中海建築かと思うような色だったのだから。
興奮冷めやらぬまま入室。まずはくつろぎスペー
ス。畳と座椅子で居心地がよさそう。
そしてベッドは…
和室独特の飴色に「キャーー♥️」と歓声をあげる。
御簾。
御簾。
御簾があると平安貴族になった気分。
足元は鏡張りです。
からからと引戸状になっているので開けたり閉めたりできます。
ベッドヘッドには缶から。
中身はもちろんこれですね!
頭元にはガラス窓があり、
それはお風呂場との境目なのです。
すけすけが恥ずかしいあなたにはカーテンもありますのでどうぞご自由に。
浴室+洗面所となっていますがとても清潔感があっておしゃれなタイル張りで素敵です。
アメニティも充実!
お風呂の窓も広いのでいい季節のときはちょっとした露天風呂気分が味わえそう。
サウナもあるので汗をかきたいときはどうぞ。
お手洗いも清潔よ。
ところでドレッサーのあるラブホは好きですか?
私は好きです。
この嫁入り道具感溢れる感じ。
彫刻済みです。こういうとこがキュンとするよ、昭和ラブホさん。
冷蔵庫や電子レンジなども完備してあり長時間いても心地よく過ごせる配慮がされています。
なぜか醤油完備。もしかして寿司食べる人多いのかな。
こういう味のあるテーブルも
手書きの注意書も
傘のある照明も
懐かしくってでももう戻れない、
ノスタルジックな気持ちにさせてしまうのは、あなたと生きた時間をもう一度生きたいと思ってしまうから。
面影を追い求めても距離は開く一方なのさ。
2021年 12月訪問