雪国の昭和ラブホは独特の世界観を持っていると思っている。しんしんと終わりの見えない降雪から逃れてひとときの楽園である必要があるのではないか、そんなことを考えながら関東では26℃あった平日から一変最高気温が8℃の八戸から車を走らせていた。
向かうは階上(はしかみ)町、ホテルOZ。
https://happyhotel.jp/hotels/600360/rooms
訪れるまではしかみと読めなかった町である。色んな場所に行き土地の名を知ることもラブホ巡りの楽しいところである。
駐車スペースに車を停めいざ入室。
やや急な階段も手すりがあるので安心。
キテ◯ちゃんマット。このタイプのやつは私が中学のときに流行ったタイプな気がする。
お部屋の天井のライトがいいなと思って目指したお部屋。
実物はたまらなくいいですね。
このミラーボール、と思っていたけどディスコボールと言うのかしら。正式名称は分からないけど、光るやつがくるくる回ってお部屋を照らしていた。
メルヘンディスコだぁ、としばらく見とれていた。
いや、Fantasy Landというらしい。鏡にそう書いてある。
窓を開けるともう1枚窓。雪国ならではである。
窓際にメイクスペース。丸い鏡は乙女の憧れである。洗面所以外にも座ってお化粧ができる場所があるとうれしい。
エアコンもあるが、冬場はファンヒーターが必須。即パワフルに部屋が暖まるので外から来ると天国だわとホッとする。
電話もなんとなくレトロ。
ベッドヘッドにメモ帳。何を、何を、書こうか。
大人の冷蔵庫もあります。
お茶セット。
テレビに屋根がついててかわいい。
フードメニューの案内もあり。ここらへんはコンビニがないのでホテルのものを利用するのもひとつ。
ベッドからお部屋を見るとこう。
中央に階段がありお風呂につながっている。
シャワー。
バスタブ。
手すりが多い気もするけど…広々としていてかっこいい浴槽です。
マットとスケベイス、そしてその高さにある絶妙な鏡。
くれぐれもヒートショックには気をつけてネ。
洗面所とお手洗い。
アメニティしっかりめです。
照明かわいい。
Fantasyさを残しつつ今どきにアップデートされていて非常に心地よく使えるお部屋です。
帰りは自動精算機でお会計。ここらへんも今どき〜。
お向かいの部屋はグランドピアノがあるお部屋っぽい。
他のお部屋も気になるところ。昭和ラブホのお手本みたいなかわいらしいガレージと扉。
種差海岸など海の観光をしたあと一休みしに来てほしいホテルでした。
2023年11月訪問
追記
階上町のラブホは何件かあり、以前訪問した赤い風船さん。
https://sakamotwin.hatenablog.com/entry/2022/10/02/231040
こちらは何部屋かリニューアルを進めているようでした。古き良きを維持しながら時代に合わせていく方向性は各ホテルで違うので今ある昭和ラブホたちがどうなっていくのか見守っていきたいところです。